No.2ベストアンサー
- 回答日時:
#1です。
お礼ありがとうございます。佐藤優の対話では、<死んだら魂も肉体も一度滅び、それが復活するのです。>となっていました。
解釈の問題と「滅ぶ」という言葉の日本人的な意味合いなど、他の文化を理解するのは結構手間がかかります。
佐藤氏がいう「滅ぶ」というのは、もしかしたら仏教思想的な輪廻転生などを踏まえてのことかもしれません。
そういう意味では「魂が滅びず、次の人生がある」という思想から見ると「滅ぶ」と言った方が分かりやすいように思います。
聖書の言葉をいくつか引用します。
ヨハネ3章16節:キリストを信じる者はだれでも、滅びることなく永遠のいのちを持っています。
ヨハネ第1-3章2節:天国の一番良いところは、私達の主であり救い主であるお方がおられることです。
このように聖書には「信徒が死ぬと魂は天国に行き、そこでは主と共にいることができる」と読み取れる記載があります。
輪廻転生はしませんので、そういう意味では「神の国の復活と共に人々も復活する」といういい方もできます。
しかし、一般的にキリスト教徒は「死ぬと神の家に行き、主と共にいる」と認識しているので「滅ぶ」という言い方はあまり正しくないと思います。
再度の御回答ありがとうございました。
<一般的にキリスト教徒は「死ぬと神の家に行き、主と共にいる」と認識しているので「滅ぶ」という言い方はあまり正しくない>のですね。
承知いたしました。
No.4
- 回答日時:
「時が来ると、墓の中にいる者は皆、人の子の声を聞き、
善を行った者は復活して命を受けるために、悪を行った者は復活して裁きを受けるために出て来るのだ。」(ヨハネによる福音書5章28節)
何が正しいかを知りたければ、こんなところで質問するのではなく、
聖書を読みましょう。
人は誰もが死にます。「魂だけは滅びを免れる」という考えは間違いです。
そしてキリストを信じない者は裁かれて第二の死を迎えます。
聖書が「滅び」と呼んでいるのはこのことです。
一方、キリストを信じる者は永遠の命を受けます。
早速のご回答ありがとうございます。
<そしてキリストを信じない者は裁かれて第二の死を迎えます。>
<一方、キリストを信じる者は永遠の命を受けます。>ですね。
No.3
- 回答日時:
>>人は死ぬと魂も肉体も滅びるのですね。
No.1> キリスト教も様々な宗派があるので、100%ではないのですが、基本的には「魂も肉体も滅ばない」と考えています。
たぶん、多くのキリスト教では「肉体は滅び、毀損し、なくなる、復活もしない」と考えていると思います。
https://webmagazin-amor.jp/2018/05/01/tokushu19_1/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
https://www.tenryo.net/old/anas_apd.htm
コリントで復活の信仰が、ユダヤ教からの影響で「肉体の復活」と誤解されるようになっていたからである可能性もあります。パウロは彼らを反駁するさい、復活するのは「自然の命の体」ではなく「霊の体」であること、すなわち地上の肉体とは全然別の体であることを強調しなければなりませんでした。
パウロはこの手紙を書いてからさらに数年後のコリント滞在中に、初めて訪問しようとしているローマの信徒にあてて長い手紙を書いています。この「ローマの信徒への手紙」は、パウロが宣べ伝えたキリストの福音の総まとめのような性格の文書になっています。その中でパウロは福音を提示するにあたって、「死者の復活」という表現は用いなくなっています。もちろん、復活にあずかることはキリストに結ばれて生きる者の確かな希望として保持されています(ロマ六・五、八・一一、八・一八~二五)。しかし、「死者の復活」が福音の中心的な主題として前面に出ることは、もはやありません。おそらくパウロは、コリントでの出来事から、この信仰がヘレニズム世界では肉体の復活と誤解されて反発と混乱を招くものであることを見て、この主題の扱いに慎重になったのではないかと思われます。復活にあずかる希望は福音の告知として前面に出ることなく、むしろ信仰者各人における聖霊の証に委ねられるようになったようです(ロマ八・二三)。
ヘレニズム世界の人々が死者の復活の信仰に反発したことは、すでにパウロのコリント書簡にも見られるわけですが、新約聖書の中の実例としてもう一箇所をあげておきます。使徒言行録の一七章にパウロがギリシャ思想の中心地であるアテネで福音を宣べ伝えたことが語られています。パウロが広場でエピクロス派やストア派の哲学者を相手に論じ合い、イエスと復活《アナスタシス》について福音を告げ知らせたところ、彼らはパウロがイエスという外国の神とアナスタシスという新しい女神を宣べ伝えているのだと考えたようです(一八節)。パウロがアレオパゴスでアテネの市民に福音を告げ知らせ、諸民族の創造者である神から始めて死者の復活に説き及んだとき、アテネの聴衆はパウロが死者の復活を語るのを聞いて嘲笑したということです(三二節)。
後代のキリスト教の歴史に決定的な影響を及ぼしたこの使徒信条において、復活については最後の所で「われは肉体の復活、永遠の生命を信ず」と告白されています。これは、復活を否定する内と外の批判者たちに対して教会が戦った信仰告白の戦いの成果であったわけです。ところが、新約聖書の「死者の復活」という希望の内容が、ラテン語で表現されたとき(使徒信条はラテン語です)、「肉体の復活」とされたのが問題です。ここに用いられているラテン語は、まさに「肉体」という意味の語であって、この信仰告白を聞いた人々が、地上のこの肉体が復活するのだと理解しても仕方がないような表現になっています。
ここで用いられている「肉体」《カルニス》というラテン語は、新約聖書のラテン語訳であるウルガタでは《サルクス》の訳語として用いられています。《サルクス》は肉体を意味するギリシャ語ですが、パウロはこの語を神に敵対する生まれながらの人間本性という意味で用いています。パウロの手紙では、《サルクス》は《プニューマ》(霊)に対立するもので、日本語聖書では「肉」と訳されています。ですから、パウロの手紙では《サルクス》が復活するというようなことは一度も言われていません。むしろ、「肉《サルクス》と血は神の国を継ぐことはない」(コリントI一五・五〇)として、復活とは関わりのないことが強調されています。
たしかにパウロが復活を語るとき、それは体または身体《ソーマ》を備えた復活です。体をもたない不滅の霊魂は「裸のまま」で、それは厭うべき状態です(コリントII五・三)。永遠の生命は体を備えた姿で現れなければならないのです。体《ソーマ》を備えた姿で永遠の生命が現れること、それが復活です。では、どのような体をもって復活するのかという問いに対して、パウロは「自然の命の体で蒔かれて、霊の体に復活するのです。自然の命の体があるのですから、霊の体もあるわけです」と答えています(コリントI一五・四四)。こう答えることで、パウロは《サルクス》に属する地上の肉体とは別の体に復活することを強調しているのです。死者の復活とは「霊に属する体《ソーマ》」をもって生きるようになることなのです。
ラテン語訳聖書では、この《ソーマ》(体)は「身体」を意味する語(コルプス、英語のボディー)で訳され、先の「肉体」とは区別されています。すなわち、パウロの手紙における《サルクス》(肉)と《ソーマ》(体)の区別は正確に受け継がれているわけです。ところが、使徒信条が形成されていく時期(それはウルガタ成立よりも以前になります)では、二つの用語が厳密に区別されないままで、体《ソーマ》を備えた復活のことが、「肉体の復活」と誤解されかねない「カルニスの復活」という句で表現されることになったのではないかと考えられます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
https://www.jw.org/ja/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9 …
肉体が死後に復活するという奇妙というか気持悪いことは、ゾンビならともかくも、メジャーな宗教では考えたくもないでしょう。
魂が何かをハッキリさせることは難しいです。それぞれの文化で魂の意味することは違っていることが多かったでしょう。
「気色悪く淫靡邪悪な魂のようなものは死んで無くなってしまえ」と思った人が多かったと想像します。
「魂はどのような魂であろうが不滅であって、肉体の死後も永久に存在し続ける」とおも言うメジャーな宗教もなかったでしょう。
魂の浄化とか、お祓い祈祷などで、そうした魂も滅ぼせるという発想もあったと思います。 「良いも悪いも高貴も邪悪も、魂にはない」とした発想がある場合には、たぶん「(肉体や身体を動かし、活気を与えるもの)が魂であり、魂は、知恵や意識・意欲・勇気・根性などもととなる」のように考えるのでしょうが、その場合には、「肉体や身体があれば魂はある」とは考えず、「(肉体や身体&魂)で、生気・人間としての活動が生じる」と考えたのでしょう。 肉体や身体が存在しない状況下での魂を具体的に想起することは、どの宗教にとっても難しいことであり、メジャーな宗教では、「肉体や身体が存在しない状況下での"純たましい"」は思い描かないとおもいます。 煉獄でも、天国でも、地獄でも、身体があっての魂です。 肉体や身体が失われる以前に、魂は活動を停止し、魂が抜けて消えているのでしょう。
早速の御回答ありがとうございます。
多数の信者の心情を考慮しつつ、パウロは思索し布教を進めならねばならなかったのですね。しかも後世その通り理解してもらえるとはかぎらなかったのに。
<多くのキリスト教では「肉体は滅び、毀損し、なくなる、復活もしない」と考えていると思います。>ですね。
No.1
- 回答日時:
>人は死ぬと魂も肉体も滅びるのですね。
キリスト教も様々な宗派があるので、100%ではないのですが、基本的には「魂も肉体も滅ばない」と考えています。
魂は天国に行き、キリストの復活と共に復活します。
その時復活に必要な肉体は滅びず残っている必要があるので、キリスト教徒は土葬を望みます。火葬して灰になると復活のための肉体が消滅してしまう、と考えるからです。
このようなキリスト教の認識からいえば、魂も肉体も滅びない、といえます。
>復活の日に全ての人が生きるのですね。
生きるのではなく「復活して神の国を作る」のです。
聖書を読むと「キリストが復活する時は死者もよみがえり、神の国で永遠に生きる」というように解釈できます(もちろん宗派によって様々な解釈があります)
復活の日、は世界が終わる日でもあります。「世界が終わり、キリストが復活して、キリストを信じる者だけが復活してこの世に神の国を作る」というのは、ようするに「異教徒は全部死んで、キリスト教徒だけの国が生まれる」ということを意味します。
この時に復活できるのは「キリスト教を信仰して亡くなったキリスト教徒」だけで、生きるというより「キリストに復活させてもらって、信仰を全うする」という意味になります。
早速のご回答ありがとうございました。
<このようなキリスト教の認識からいえば、魂も肉体も滅びない>のですね。
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佐藤優の対話では、<死んだら魂も肉体も一度滅び、それが復活するのです。>となっていました。
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