イスラエルの国民感情

イスラエルはハマスをいま攻撃しているがハマスはもともとというか近代まで今のイスラエルの地に住んでいたものであり　そこから追い出されたとしているが（ずーと古代はそうではないであろうが）それに対して　イスラエル人たちはハマスを追い出したことに対してすまないとかいう感情は持ってはいないのでしょうか。

No.9 回答者： tanzou2 回答日時： 2023/12/05 03:16

何しろ、住まいしていた人達を

金や武力で追い出して建国した国ですからね。

追い出された人はホームレス。
居残った人達は、狭い地域に押し込められ
失業率７０％の極貧。
その一方で、ユダヤ人は先進国の暮らし。


アラブとの共存を望んでいて
和平の道を模索している団体も
ありますから
そういう感情を持っているイスラエル人は
いると思います。

しかし、
やむを得ない、当然だ、と考えて
いるイスラエル人が多数でしょう。

人は、自分に都合が良いことを
正当化したがりますからね。

３０００年前は俺たちが住んでいた
んだから当然だ。

この世は強いモノが勝つんだよ。
お前達は弱いから追い出されただけ。
情けない奴らだ。

No.8 回答者： メン八 回答日時： 2023/12/04 20:03

人は集団で生活し、そこに自分達の社会をイメージし、自分達の社会を"自然・当然"のもののように感じて生活し、子供たちもそれを価値感の基本にして育ちます。

なので、済まないという感情を、他の社会と見做す人々に対して懐くことはほとんどないです。
イスラエルだけでなく、どこでも､いつの時代でも、同じです。
通常、占領し続けた側がいて、そこそこに継続していれば、それを正当であると思うようになります。

No.7 回答者： merciusako 回答日時： 2023/12/04 13:19

紀元前2000年頃：

アブラハム（ヘブライ人＝ユダヤ人）が神のお告げを聞く。
「カナン（エルサレム）の地を与える」とのことだったので、ヘブライ人はカナンに定住。
カナンを「約束の地」と言う。

紀元前1300年頃：
強大なエジプトによって、ヘブライ人は奴隷としてエジプトに連れて行かれる。
モーセ（ヘブライ人）が「エジプトにいるヘブライ人を救え」との神のお告げを聞く。
モーセがエジプトのヘブライ人をまとめてエジプトを脱出する。
「出エジプト記」にまとめられ、海が割れるシーンが有名。
モーセがシナイ山で神より10の戒律を授かる。（十戒）
神は「ヘブライ人が律法を守るのなら、ヘブライ人にパレスチナを与える」と告げた。（神との契約）

・ヘブライ人は神に選ばれた民族である。
・神との契約によってパレスチナの地はヘブライ人のものである。
選民思想と神との契約を中心として神への信仰が深まってゆく。

紀元前600年頃：
新バビロニア王国に征服される。
ヘブライ人はパレスチナから引き離され、新バビロニア王国の首都バビロンに連行される。（バビロン捕囚）
心の拠り所を後世に残すため教典タナハ（旧約聖書の元）を作る。

紀元前500年頃：
新バビロニア王国はアケメネス朝ペルシアに滅ぼされる。
アケメネス朝ペルシアは宗教に寛大で、ヘブライ人はパレスチナに帰還を許される。

パレスチナに帰還する者と、バビロン生まれバビロン育ちでバビロンに残る者が出てきたため、心は共通の地パレスチナを想うことを求め、ユダヤ教を作り上げることとなる。

ユダヤ教の確立と共に、ヘブライ人から「ユダヤ人」へと呼び方が変わる。

紀元前2000年頃までは、ユダヤ人もアラブ人も共存していたのです。

ところが、ユダヤ人が「神から選ばれた」、「神と契約した土地」ということで、パレスチナの地はユダヤ人のものとしたのです。

当然、アラブ人は承服しません。

1947年、国連において「パレスチナ分割決議」が採択されます。
ただし、この分割案は不平等なものでした。
　　アラブ系：４７％
　　ユダヤ系：５３％

これは、アメリカで力を持つユダヤ系がアメリカに圧力をかけ、アメリカが国連に圧力をかけた結果です。

1948年5月14日、イスラエル建国宣言。

1948年5月15日、アラブ連盟５カ国（レバノン、シリア、ヨルダン、イラク、エジプト）イスラエルに対して宣戦布告。
第１次中東戦争。
イスラエルが勝利したため、アラブ系はガザ地区とヨルダン川西岸地区だけになる。

1956年、第２次中東戦争。
1967年、第３次中東戦争。
1973年、第４次中東戦争。

すべてイスラエルが勝利したため、パレスチナ全土はユダヤ人のものになる。
「神との契約」が果たされる。

国連は国際法上「占領は認めない」と通告したが、イスラエルは拒否。

1993年、オスロ合意。
「共存が良いのでは」というノルウエーの仲介による。
イスラエルは、ガザ地区とヨルダン川西岸地区から撤退。暫定自治を認める。
ただし、アラブ系からすれば国は奪われたまま。

この歴史的経過からすれば、「パレスチナ全土はユダヤ人のもの」なのです。

ということで、イスラエル人たちはハマスを追い出したことに対してすまないとかいう感情は持ってはいません。

ガザ地区もヨルダン川西岸地区も、アラブ人達を居させてやっているだけなのです。

そのアラブ人達の組織であるハマスがイスラエルを攻撃するのなら、「お前達は出ていけ」なのですね。

ガザ地区全体からアラブ人を排除したいでしょう。
また、ヨルダン川西岸地域で動きがあれば、この地域のアラブ人も排除したいでしょう。

で、イスラエル全土からアラブ人を排除できれば、「神との契約」は完結します。

No.6 回答者： kantansi 回答日時： 2023/12/04 12:04

イスラエルの大半の国民はパレスチナ人と穏便に共存したいと思っています。

　しかし、ネタニヤフ首相は、ここでハマスに対して弱みを見せると、連立している極右政党が政権を外れ、政権が崩壊して自分が首相の地位を追われて、現在裁判中の収賄罪などで敗訴して刑務所に居れらるのを恐れているのです。　世界中の批判をものともせずにネタニヤフがハマスに対してひたすら強硬姿勢を見せているのは、単に自らの保身のために過ぎません。

No.5 回答者： ks5512 回答日時： 2023/12/04 10:16

無いでしょうね。

そもそも、幾多の戦争の果てに現在の形があるし、実際にはイスラエルとパレスチナの領地が絶対領域のなかで変化しているだけなので、追い出しているわけではないです。

逆に、強制的な入植というものも無理があるだろうし、パレスチナの反感をかうのも仕方ないと思います。

まぁ、どっちもどっちですね。

また、様々な要因はあると思いますが、ハマスに政権を委ねたパレスチナ国民にも多少なりとも責任はありますよ。

No.4 回答者： ROKABAURA 回答日時： 2023/12/04 09:44

ユダヤ人はもう100年以上　聖地完全奪還を目指して　パレスチナ人を追い出そうとしている。

計画的にユダヤ人を入植し　その地をユダヤ化し　支配下に置き　領土を広げてきた。
つまり　この計画は　多くのユダヤ人が生まれる前から行われてきた　アラブ人とイスラエル人の人種戦争　宗教戦争だ。

親子三代にわたって言い聞かされてきた戦いだけに　今更済まないという感情は持てないだろう。
むろん若者たちの中には嫌悪感も強い　が　こうして殺し殺されしていくうちに　年を取るにつれ恨みが蓄積していき　「アラブ出て行け」に変わる。

人は愚かであるから　自分が奪った事は忘れ　奪われた事は忘れないのだ。

しかしこの抗争は衝撃的であり　全世界が詳細を知ることになった。
一夜にしてネットは情報を運び　タイムリーに伝えられるがゆえに　「知らなかった」が言えない。
イスラエルの殺し過ぎにより　反ユダヤの動きは広がり　多くの国でのデモや対立は　以前の時代より強くなっている。

イスラエルはこの追い出しを続けるしかないが　このままでは多くの国がユダヤ排斥を始める。
自己利益のため　これを良い機会と思ってる連中も多い。

だからいかなる手段にせよ　「懐柔」が必要となるはず。
イスラエルは「人道的優しさ」を見せねばならない。
とりあえずは病院と　支援センターの設営維持か。

むろん　ユダヤ人が本当に　賢ければ。
違ってたら仕方がない　当然のように当然の結果に進むだろう。
おそらく　全人類が悔やむ方向に。

No.3 回答者： wellow 回答日時： 2023/12/04 09:32

＞ハマスはもともとというか近代まで今のイスラエルの地に住んでいたものであり

移民したユダヤ人も住んでいましたよ。

＞そこから追い出されたとしているが

金銭で土地を売買しました。もしくは誰も住んでいない無主地に住みました。

＞イスラエル人たちはハマスを追い出したことに対してすまないとかいう感情は持ってはいないのでしょうか。

無いでしょう。

No.2 回答者： tobirisu 回答日時： 2023/12/04 08:36

ユダヤの知識人の中には現イスラエル建国は適切ではないと考えている人もいるそうです。

アメリカのユダヤ系財閥もそういう立場だと聞いたことがあります。

ただその人達もユダヤの心の故郷としてイスラエルの必要性は認めているし、自身にとってもそうです。
だからむやみに否定できない。
イスラエル国内で社会的地位が高い人の中にもそういう考えの人もいて、とてもジレンマを感じているそうです。

特に今のような事態になると、自分の考えを明言するのはより困難になるでしょう。
過去、日本も戦争反対とは誰も言えなかった、今のロシアやウクライナでもそうです。
戦争状態の時は言論は封殺されます。

No.1 回答者： isoworld 回答日時： 2023/12/04 08:01

同じことがハマスにも言えるのではありませんかね。

イェルサレムにはもともとイスラエル人たちが住んでいましたが、ローマ軍の攻撃でイェルサレムは陥落し、イスラエル人たちは世界各地に散り散りバラバラになったあとにアラブ人たちが入って来ました。
アラブ人たちはイスラエル人たちに対して申し訳ないという気持ちはないのでしょうか？