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The conpany offer cars in about 40 percent of airports in the country.
同社は国内の空港の約40%で自動車を提供している。

簡単な質問で恐縮ですが、上記の英文で、in the countryについて次の点ご教示願います。
①国内という意味になる理由
②このtheの働きと意味

A 回答 (22件中1~10件)

こんにちは



Theの用法に関しては長い間研究がされていますが,全てを包括する理論は得られてません。

しかし,the + 単数形に対して一番よく使用され広範囲な用法を包括して説明できると考えられている性質は「唯一性」と呼ばれています。簡単に言うと,聞き手が「この人は何ついて話しているのか」唯一に同定できる(と,話し手が想定した)とき,話し手は定冠詞を使用するというものです。例えば,目の前にオレンジが一つ置いてあり,Please give me the orange.と話者が言った場合,話者は聞き手が必ず唯一なオレンジを同定できると自信があるからthe orangeとするのです。だって聞き手の目の前にあるオレンジは一つしかないから聞き手は間違えずにそれだと思うだろうし,聞き手も話し手の目の前にはオレンジが一つしかないから絶対にそのオレンジを指しているなって確信するだろうし。

では,同定の思考ルートはどんなものがあるでしょうか。様々なpathwayが考えられます。分かりやすい例は,近々で話題に上り明らかにそれしかないなと聞き手が同定できる場合です。いわゆる,一度出てきたものと俗に言われているものです。他には先ほどのオレンジの例のように話し手と聞き手に露呈されているものです。他には脳のエネルギーを少しだけ多く使いますが,inferredされたものです。例えば,We drove to Tokyo, but the engine stopped on the way.などと言うときthe engineは,運転していた車のエンジンだと考えるのが「妥当」でしょう。よって話し手は「運転していた車のエンジン」と理解してくれると瞬時に考え,the engineと言うのです。

さてご質問の文ですが,この文の前にその国について触れていたり,あるいは,この文を発話している環境にその国を指示するビジュアルなものが存在していたりする場合は,それによって同定されるでしょう(できるできないを判断するのは話し手です。またそれが当たるかどうかは分かりません。多分,当たります(笑))もし,これらのヒントがない場合は,先ほどのエンジンの考え方を出動させ,「同社の存在する国」という理解に到達します。

よって,上記でお話ししました「国」の「中」という意味になります。

他にも別の性質を使って解釈するアプローチがなされていますが,唯一性で説明することが多いです。

ただし,the + 複数形は「最大性」という性質を使用することが多いです。これは,例えば,机の上にバナナが3本あるのが分かっている場合に誰かが I ate the bananasと言ったとしましょう。この場合,(この机の上にある)3本のバナナ全てを食べたという意味となります。「この机の上にある」という属性を満たす「全て(=最大数)」のバナナを指しています。

実は,「唯一性」も「最大性」も逸脱する例が意外とあります。
「唯一性」を逸脱する例
前触れもなくI walked on the sidewalkと言うことがあります。この場合両側にある歩道の1つに同定できません。
「最大性」を逸脱する例
前触れもなくI went to the mountains in the areaと言うことがあります。全ての山に行っていなくとも山あいという意味で使います。
これらのtheの性質を,「唯一性」や「最大性」を持つtheの「定」に対して,「弱定」と呼んだりします。
どのようなものが「弱定」で表現されるのか,研究者たちは色々な側面を捉えて説明しようと励んでいます。

ちなみに「特定 (specific)」という言葉はtheの説明では「同定する(identify)」という言葉に置き換わることが多いです。特定という言葉は,時にspeaker specificと言いまして,話し手の頭の中(だけ)での特定なものを指したりする場合があり,例えば,聞き手が(聞いたこともないし,突然,何とも関連付けられない→)同定できない,駅前の八百屋の犬も,(唯一無二の存在なので)「特定」なのです。「特定」でも,この場合,同定できないのでtheは使えません。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

非常に分かりやすく詳しくご説明いただき非常に勉強になりました。
ものすごい知識量と解説で驚かされました。教育関係の方ですか?

>the + 複数形は「最大性」という性質を使用することが多いです。
the + 複数形で全てを指すということは存じていましたが、この性質を「最大性」というのですね。

>前触れもなくI walked on the sidewalkと言うことがあります。この場合両側にある歩道の1つに同定できません。
「最大性」を逸脱する例
前触れもなくI went to the mountains in the areaと言うことがあります。全ての山に行っていなくとも山あいという意味で使います。
これらのtheの性質を,「唯一性」や「最大性」を持つtheの「定」に対して,「弱定」と呼んだりします。
これまで私はこのサイトで多くの質問をさせていただきましたが、「最大性」のはずがすべてを指していないのはなぜかという質問も多くさせていただいていたと思います。「弱定」という性質を知っていれば、これは「弱定」だと頭の中で整理できていたものもあったかもしれません。専門家も頭をひねり理由を説明しようと努力されている内容なのですね。少し安心しました。

>話し手の頭の中(だけ)での特定なものを指したりする場合があり,例えば,聞き手が(聞いたこともないし,突然,何とも関連付けられない→)
確認ですが、仰っている何とも関連付けられないというのは、初出の先行詞を後置修飾で特定できる場合は含まないですよね。

ご説明で使用されている単語「唯一性」、「最大性」、「定」や「弱定」は、ご専門の学問の分野の言葉なのでしょうか、関連する私のような素人でも読める資料島があればご紹介いただけると有難いです。

お礼日時:2024/02/29 10:23

私は the は 言わずと知れた、とか、貴方も知ってる という言葉と置き換えて理解します。

言わずと知れた国は今いる この国、つまり国内しか無いでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

勉強になります。

お礼日時:2024/03/08 11:54

No.21=16=12です。


 物質名詞と抽象名詞があります。物質名詞に butter があります。『数+単位で名詞を修飾する場合の表現方法について』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13374128.htmlさんがあります。抽象名詞に ability があります。『to不定詞の形容詞的用法の意味上の主語を従える前置詞がforではなくofになる場合について』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13744794.htmlさんがあります。『総称的意味の「the+過去分詞」が無冠詞複数形で置き換えることができない理由について』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13078330.html?from= …さんに the employed があります。『提示文の"the"の必要性とその効果について』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12674515.htmlさんに the standing があります。
       物質名詞     抽象名詞
 無冠詞    butter      ability
 定冠詞   the butter    the ability
       some butter   some ability
https://www.dairycouncil.co.uk/who-we-are/ni-dai …さんに「Buttermilk is the liquid which is left behind after churning cream to make butter. The butter is then forced through perforated plates in order to disperse moisture (remove the remaining buttermilk), 」とあります。途中から the butter になります。https://www.nortonrosefulbright.com/en-hk/knowle …さんに「It was therefore found that while there was ability at common law for a court to review errors on the face of the award, 」とありました。動作動詞だと嫌なので状態動詞にします。
 -1. I like orange.

 No.5と8と11と13と14と15と17さんを複数形について要約します。
 The + 複数形の性質は最大性です。例えば机の上に orange が3個あるのが分かっている場合に誰かが
 0.I ate the oranges
と言ったとしましょう。この場合この机の上にある3個の orange 全てを食べたという意味となります。この机の上にあるという属性を満たす全て=最大数の orange を指しています。
 最大性は英語で maximality と言います。Maximality は数が多くなればなるほど適用可能性が低くなります。逆に数が少なくなると適用可能性が高くなります。例えば数が少なくなるように I talked to the students from Chemistry II that is scheduled for Monday 9:00 am. などと詳細すると可能性が高くなります。
 無冠詞 + 複数形とSome + 複数形に関しても膨大な issue があります。Oranges と some oranges を比較しても沢山 implications があり oranges は apples でなく bananas でなく oranges なのだとか。他との比較感を軽減するためにはだかの oranges より some oranges と言うほうが多いです。例えば
 1. Give me oranges, will you.
 2. Give me some oranges, will you.
において人によっては1の無冠詞の例でリンゴじゃなく banana じゃなくブドウじゃなく orenge をつまり as opposed to apples, bananas, and grapes だと文脈によっては感じる人もいます。2の some を付けた例では発音の仕方にもよりますが一つの orenge じゃなく複数の orenge をくれと感じる人もいます。
 3. I have just brought you the oranges that we picked this morning.
 4. I have just brought you oranges that we picked this morning.
 5. I have just brought you some oranges that we picked this morning.
3は最大性が担保できる場合は全てを指すことになります。それが難しい場合は全てではなくなります。話者と context 文脈によって3と4が同じ意味になるときがあります。
 多くの参考書では4は今朝摘んだ orenge の一部を表すとなっています。母語話者の中にもそう感じる人が多数います。しかし厳密に意味を考える母語話者はこれを間違いと言い「口語ではそのような使い方が見られるが摘んだ orenge 全ても含む。一部を表すにはちゃんと some などで処理をしたほうが良い。」と言います。総称性があります。4は総称性を表す表現です。総称性とは~というものは○○だと言う場合に使われます。4の文は口語ではよく使われます。文として不自然だという人もいます。4は総称性を考えに入れると今朝摘んだ orange というものを持って来たとなり不自然です。それでも口語では普通に多く使われています。裸の oranges は限りなく全てに近いところまで表すと説明されているものが多いです。正確には全ても含みます。総称性のため~というものはほとんど○○ですだけでなく~は○○ですと感じる人がいます。4の例は1の例のように他の orange との比較の上で今朝摘んだという属性または種類の orange という意味も含意されます。話し手と聞き手によってその程度は変わります。程度の変化は少ないです。今朝摘んだという属性が要因で4の例文は今朝摘んだ orange のうちいくつかという意味を表すには不自然だと言う母語話者もいます。逆に今朝採った orange を強調したい場合は自然な表現です。
 5の some は純粋に subset すなわち今朝採った orange の部分集合を指します。米国での調査でこの some は今朝採ったオレンジのうちのいくつかではなくいくつか持って来たそれは今朝採ってきた orange 全てだを意味すると回答する人が何人か見つかりました。対象は母語話者に限定しています。Some oranges that ... はあると何個かのという意味を複合して持ちえます。何個かのという意味だけにしたい場合は some of the oranges that ... とします。
 唯一性も最大性も逸脱する例があります。唯一性を逸脱する例を挙げます。前触れもなく I walked on the sidewalk. と言うことがあります。この場合両側にある歩道の1つに同定できません。最大性を逸脱する例を挙げます。前触れもなく I went to the mountains in the area.と言うことがあります。全ての山に行っていなくとも山あいという意味で使います。これらの the の性質を唯一性や最大性の定に対して弱定と呼びます。The の弱定用法は一般に教えられていることから逸脱するという意味です。例えば60人いる class で10分の休み時間の出来事の説明として次の文 I talked to the students. を言った場合です。多くの学生に対して話したかもしれませんが全ての学生ではないです。弱定は定冠詞に限って言えば定冠詞の発展の後半で生まれてきました。唯一に同定できるものや全てを指すものとして同定できるものとして使われていたものが曖昧性が出てきて単に属性を付与するだけの使い方も生じてきました。

勉強になりました。ありがとうございました。
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この回答へのお礼

関連サイトのご提示と今回の回答者様の回答の要約有難うございます。

お礼日時:2024/03/07 04:21

人やコンテキストによって随分と認知の状態,感覚は変わってくると思います。

スタンドアロンの文を議論する際の限界だと思います。

引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

仰るとおりですね。ただ、掲載上の権利上、私の質問が必要最小限にとどまる場合が多々あると思います。申し訳ありませんが、今後ともお助けいただけると有難いです。

お礼日時:2024/03/04 09:32

>無冠詞+不可算名詞も総称性の意味が際立ちすこし不自然ということでです。

理解いたしました。

いや,説明できないのですが,これは自然だと感じます。ここでは(ご飯じゃなく,スイカじゃなく)「水」を飲んだみたく感じるからかなぁ・・・言葉では説明できません。すみません。
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この回答へのお礼

補足説明有難うございます。

>いや,説明できないのですが,これは自然だと感じます。ここでは(ご飯じゃなく,スイカじゃなく)「水」を飲んだみたく感じるからかなぁ・・・言葉では説明できません。すみません。
コーヒーではなく、お茶でもなく、水を飲んだというように対比する対象は、液体のような同類ではなく、ご飯やスイカのようにもっと広く対比する対象を捉えているのですね。

お礼日時:2024/03/03 22:29

I took my horse to the lake, and he drank water.


とtheを取った場合は,複数名詞の場合と同じく
「水」というものという意味が強くなり,他のものでなく「水」を飲んだんだ,という意味が(少し強く)出てきます。(じゃあ,その湖の水じゃないかもしれないよね,と言う人もいるかと思います。理論上はあり得ます。ただし,母語話者は脳内で処理してhe drank water (from the lake).と解釈するでしょう)
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

無冠詞+不可算名詞も総称性の意味が際立ちすこし不自然ということでです。理解いたしました。

お礼日時:2024/03/03 15:24

こんにちは,UY_Scutiさん。



>このような手間?省くためにも、someは結構重要な誤解を生ませない単語だと感じました。

some oranges that ... は「ある」という意味と「何個かの」という意味を複合して持ちえます(極論を言いますとどちらか一方の意味だけになることもあります)。ですので「何個かの」という意味だけにしたい場合はsome of the oranges that ...と処理することをお勧めします。

>不可算名詞の場合についても、知りたいです。
私は不可算名詞については詳細に検討していませんので自信がありません。また,何度か繰り返し読んでみましたが,ご質問をきちんと理解したという自信も実はありません。しかし,不可算名詞は可算名詞複数の場合と同じ考え方で説明ができると考えています。

例えば,

I took my horse to the lake, and he drank the water.
と言った場合,馬が湖の水全てを飲んだとは考えにくいです。

一方,

I drank the coffee Sue poured me in ten minutes.
ではSueが注いでくれたコーヒー全てを指すと考えるのが妥当です。

その他の場合も可算名詞複数に準じた考え方ができるのではないかと思っています。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

>しかし,不可算名詞は可算名詞複数の場合と同じ考え方で説明ができると考えています。
了解しました。

お礼日時:2024/03/03 15:22

No.16=12です。


 あなたは英語で文を自作して google 翻訳にかけて日本語にして提示しました。Country の the は同と訳出されないところが面白いです。Country の the の意味が訳出されません。Company と country を入れかえて翻訳にかけると同国では同社の空港の約40%で自動車を提供している。になります。先に前置詞句があると the company の the に納得感が出ます。Company の the は前述したものと同じとして訳出されています。No.1さんへのお礼 comment で its と the を比較する発想があって良かったです。Its country とすると会社が国を持っている感じがして嫌です。その会社が所属するまたはある国として the country which it belongs to と書きたくなります。『自分のこと話す場合、一般的に間接目的語"me"を省略するのか等について』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13742001.htmlさんが良かったです。間接目的語が省略されていると困ります。島国は国境がくっきりしているので inside にしたいです。最大性を使うため airports に the をつけたくなります。A company offers about 40 percent of the airports in the country where it is located cars. ある会社は提供します約4割の空港中のその国の同社が位置するに車をです。Company が国を跨ぐ場合が想像できたり company がある国という枠が共有できないです。元の文はいきなり in the country で田舎と読みたくなります。空港が都会にあるとうるさいので大体田舎にあります。複数の空港から推測すると国際線を介して複数の国を推測してしまいます。話し手の勤めている会社で話し手の母国だから各々に the がついています。唯一性を逸脱する例として walk on the sidewalk を利用して空港に出発した側の国と到着した側の国があってどちらかわからないように文を作ってみたいです。A new episode airs in the country. です。失敗しました。『Rural school districts, especially in Mountain West, continue shift to a 4-day school week』https://irjci.blogspot.com/2017_03_19_archive.htmlさんに「"Around 30 percent of the airports in the country rely on the user-fee funded program to support airline service in 173 communities across 36 states," Zich told her.」とありました。あなたはどのような意図と理由で country の冠詞を the にしたのですか?

 No.5と8と11と13と14と15さんを単数形について要約します。
 The + 単数形の性質は唯一性です。「聞き手が「この話し手は何ついて話しているのか」を唯一に同定できる」と話し手が想定したとき話し手は定冠詞を使用します。例えば目の前にみかんが一つ置いてあり Please give me the orange. と話し手が言った場合話し手は聞き手が必ず唯一なみかんを同定できると自信があるから the orange とするのです。聞き手の目の前にあるみかんは一つしかないから聞き手は間違えずにそれだと思うだろうし聞き手も話し手の目の前にはみかんが一つしかないから絶対にそのみかんを指しているなと確信します。
 同定の思考 route は様々な pathway あります。
 近々で話題に上り明らかにそれしかないなと聞き手が同定できる場合です。一度出てきたものです。質問の文ではこの文の前にその国について触れていたりあるいはこの文を発話している環境にその国を指示する眼に見えるものが存在していたりする場合はそれによって同定されるでしょう。できるできないを判断するのは話し手です。またそれが当たるかどうかは分かりません。
 他には先ほどのみかんの例のように話し手と聞き手に露呈されているものです。
 他には脳の enegy を少しだけ多く使いますが inferred されたものです。例えば We drove to Tokyo, but the engine stopped on the way. などと言うとき the engine は運転していた車の engine だと考えるのが妥当でしょう。よって話し手は運転していた車の engine と理解してくれると瞬時に考え the engine と言うのです。近々で話題に上り明らかにそれしかないなと聞き手が同定できない場合です。Engine の考え方を出動させ同社の存在する国という理解に到達します。
 他に別の性質を使って解釈する approach があります。
 話し手が1つしかないと結論づけたい場合を想定します。面接で部屋に入ってもらう interviewee に説明する際に部屋に一つしかない厳密にいうと interviewer のイスがあるわけですがイスに座って下さいねと同時に言いたい場合に Go in and sit on the chair. と言うことがあります。そういう場合でも Go in. There is a chair in front of the interviewer. Please sit on it と言うほうが多いです。The house next to ours caught fire last night! はどうでしょう。息せき切って短文で一気に色々な情報を伝えたい時などです。その家を話し手と聞き手が既に知っていて互いに同定できるときは the house で自然です。
 一人しかいないということを伝える意味で The man came into the bar. と言えるけども無理して言わず A man と言います。The は必ず属性指示があります。属性指示とは属性があるよと聞き手に語り掛けているという意味です。先ほどの面接室の the chair の場合 the chair [(you would find) in the room] というように属性が指示されています。ですので属性指示がない突然の使用は不自然です。小説等では効果を狙ってあたかも前から筆者と読者に繋がりがあったかのように「(ほら)その男が入ってきたよ」というように小説の書き出しをよくします。
 I met the man on the street.
 I met a man on the street.
属性指示ができてしたければ the man を使いますし属性指示できてその属性をもつある男という意味で a man も使えますし属性指示ができないから a man とすることもあります。Ccommon ground という共通の枠組みがどれだけ意識されているかが関わってきます。Common ground は共通認識としての枠組みです。この中で話が展開している。この枠組みの中のこれやこの枠組みの中のあれです。この枠組みの中のとは属性です。強く意識される場合は a man としてもその属性を持つ男のなかの一人と解されます。話者が単なる男と伝えたくとも。この枠組みと強い繋がりを持つ定や不定をそれぞれ associative definites や associative indefinites と呼びます。どういう場合に associative になるかならないかがあります。We drove to Tokyo, but the engine stopped on the way. の the engine も associative definite です。既に意識にのぼっている何かを介して同定するものをいいます。それが common ground という枠の場合もありますし。The car も枠になります。属性というのは common ground から得られます。分離して考えるべきではないです。例えば a red flower と先に言った場合それでそこに common ground が形成される訳です。Reference frame は認知枠です。舞台のようなもので舞台は複数あっても良いしその舞台は小さな椅子くらいの舞台もあるし巨大なものもあります。
 特定 specific という言葉は the の説明では同定する identify という言葉に置き換わります。特定という言葉は時に speaker specific と言い話し手の頭の中だけでの特定なものを指したりする場合があります。例えば聞き手が聞いたこともないし突然何とも関連付けられない同定できない駅前の八百屋の犬も唯一無二の存在なので特定なのです。特定でもこの場合同定できないので the は使えません。


虎厳さんおはようございます。
 No.5と8と11と13と14と15が『ダンジョン飯』のライオスが竜を語るときのようで好みです。ありがとうございました。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

>あなたは英語で文を自作して google 翻訳にかけて日本語にして提示しました。
>あなたはどのような意図と理由で country の冠詞を the にしたのですか?

私が自分の理解を超えているため今回質問させていただいている文を自分が作れるはずがないと思うのですが…。あくまでも書籍から少しアレンジして引用しています。
問題集の英文を質問の内容に影響の無いように、少しアレンジしています。

>No.1さんへのお礼 comment で its と the を比較する発想があって良かったです。
in my countryやin your countryは、自然な表現ですが特に私が所有する或いはあなたが所有するという意味にはなりませんが、itsだとそのようなニュアンスがでるのでしょうか。

お礼日時:2024/03/03 15:16

1. I have just brought you the oranges that we picked this morning.


2. I have just brought you oranges that we picked this morning
3. I have just brought you some oranges that we picked this morning.

UY_Scutiさんは「総称性」という言葉はご存じでしょうか。2番は総称性を表す表現です。総称性とは,~というものは○○だとか言う場合に使われるもので,実は2の文は口語ではよく使われますが,文として不自然だという人もいます。というのは2は総称性を考えに入れると今朝摘んだオレンジ「というもの」を持って来たとなり,???となりますよね。それでも口語では普通に多く使われているのが実態です。裸のorangesは,限りなく全てに近いところまで表すと説明されているものが多いですが,正確には全ても含みます。「総称性」は,~というものはほとんど○○です,だけでなく,全てまで感じる人さえいるのです。

1番は「最大性」が担保できる場合は全てを指すことになりますが,それが難しい場合は全てではなくなります。

ですので,話者によって,コンテキスト(文脈)によって1 = 2になるときもあれば,そうではない場合もあります。

3番はsomeは純粋にsubset,すなわち今朝採ったオレンジの部分集合を指します。
(…と言ったところで私のアメリカでの調査では,必ずしもそうではないのです。ここが言葉の難しいところで,このsomeは「今朝採ったオレンジのうちのいくつか」ではなく「いくつか」持って来た,それは「今朝採ってきたオレンジ全てだ」を意味すると回答する者もいるのが現状です。対象は母語話者に限定しており,統計的に処理して有意性は検証済です)
UY_Scutiさんはカッコ内は無視して下さい。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

>UY_Scutiさんは「総称性」という言葉はご存じでしょうか。2番は総称性を表す表現です。総称性とは,~というものは○○だとか言う場合に使われるもので,実は2の文は口語ではよく使われますが,文として不自然だという人もいます。というのは2は総称性を考えに入れると今朝摘んだオレンジ「というもの」を持って来たとなり,???となりますよね。それでも口語では普通に多く使われているのが実態です。裸のorangesは,限りなく全てに近いところまで表すと説明されているものが多いですが,正確には全ても含みます。「総称性」は,~というものはほとんど○○です,だけでなく,全てまで感じる人さえいるのです。

総称性は存知ておりましたが、確かに「いくつかの」と言いたい時に「というもの」のような総称表現と受け取る或いは受け取った後に「いくつかの」意味だと脳内で修正するのは、不自然或いは面倒ですよね。そして総称表現は、全ても含みうるというのは知りませんでした。勉強になりました。
このような手間?省くためにも、someは結構重要な誤解を生ませない単語だと感じました。

またまた、更問です…すみません…
これが、不可算名詞の場合についても、知りたいです。
これらの一部でも間違っている或いはご見解をお聞かせいただければ幸甚です。
⑨the+不可算名詞にも最大性(この場合は数ではなく量)が適用されるのか。既出の不可算名詞、或いは、聞き手に属性があることを明示、或いは、「最大性」による全ての量の「定」、或いは、全ての量ではない「不定」
⑩無冠詞+不可算名詞は、「総称性」、或いは、全部又は限りなく全部に近い量
⑪some+不可算名詞は、初出、或いは、subsetの量
(或いは、限定されている場合、限定された全部である「いくらか」の量)
※無視できませんでした…すみません…。

お礼日時:2024/03/02 22:06

>私の別の質問のご回答の中でも結構ですので、update頂けるとこれほど嬉しいことはありません。

お願いばかりで恐縮ですがよろしくお願い致します。

承知しました。非力で私なりの論考があると思います。それを御理解の上でお読みくださいね。(私の考え方は同じ表現にしても話し手,聞き手によって意味,含意にブレがあり,そこまで含めて統計的に解析をして全体的に見渡し,傾向を把握すべきという方向です。ですので若干マイナーな部分も触ることがありますのでご容赦を)

>このsome orangesの表現は、例えば、私はオレンジが好きです(I like oranges)と言いたい場合ということでしょうか。どの様な場合のことでしょうか。

例えば
1. Give me oranges, will you.
2. Give me some oranges, will you.
などにおいて人によっては1をリンゴじゃなく,バナナじゃなく,ブドウじゃなく「オレンジ」をくれよ,などとas opposed to apples, bananas, and grapesなどと文脈によっては感じる人もいるということです。一方,someを付けた方は,発音の仕方にもよりますが,一つのオレンジじゃなく複数のオレンジをくれなんて風に感じるわけです。

3. I have just brought you oranges that we picked this morning.
4. I have just brought you some oranges that we picked this morning.

多くの参考書では3は今朝摘んだオレンジの一部を表すとなっており,母語話者の中にもそう感じる人が多数います。しかし,厳密に意味を考える母語話者はこれを間違いと言い,「口語ではそのような使い方が見られるが,摘んだオレンジ全ても含む。一部を表すにはちゃんとsomeなどで処理をしたほうが良い」と言います。また,一つ前に述べましたが,他との比較の上で,今朝摘んだ(という属性,種類)のオレンジという意味も含意されます(話し手,聞き手によってその程度は変わります。私の感覚では多くはないです。ただこれが要因でこの文は普通に今朝摘んだオレンジのうち「いくつか」という意味を表すには不自然だと言う母語話者も意外といます。逆に「今朝採ったオレンジ」を強調したい場合は別ですが)
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
お忙しい中、私の質問にすぐにご回答頂き恐縮しています。
いつもお詳しく解説いただくので、ご負担にならないよう時間についてはもう少し余裕を持っていただいて結構ですよ。
(回答の早さよりお詳しく分かりやすいこれまでどおりのご解説の方を楽しみにお待ちしています。)

なるほど、りんごでもバナナでもなくオレンジというこの会話では必要のない意味まで暗示してしまうので、someで、その暗示を消し、いくつかの意味だけが言いたいのだと示しているわけですね。

>多くの参考書では3は今朝摘んだオレンジの一部を表すとなっており,~中略~「口語ではそのような使い方が見られるが,摘んだオレンジ全ても含む。一部を表すにはちゃんとsomeなどで処理をしたほうが良い」と言います。
この文が、すべてを含むように感じるのがイマイチ理解できません。
というのは、これまでnikonikogambaroさんとやり取りさせていただいた中で、次のように全部を指すには「最大性」のtheをつけるとのことでした。厳密に解釈するネイティブからすると、theを付けない、無冠詞+複数形でも「最大性」を示す場合があるということでしょうか。もう少し解説いただけると有難いです。

3’. I have just brought you "the" oranges that we picked this morning.
=イコール?
3. I have just brought you oranges that we picked this morning.

>多くの参考書では3は今朝摘んだオレンジの一部を表すとなっており,~中略~「今朝採ったオレンジ」を強調したい場合は別ですが)
someのない無冠詞+oranges...の文章は、他の果物ではなくオレンジであると暗示すると同時に今朝積んできた~と限定するため「いくつか」の意味が出にくいという理解でよろしいでしょうか。

>>私の別の質問のご回答の中でも結構ですので、update頂けるとこれほど嬉しいことはありません。お願いばかりで恐縮ですがよろしくお願い致します。
このupdateは、これまでやり取りさせていただいた、冠詞+複数形の私の拙いまとめについてもお願いしています。(本当にお手数をおかけします…)

お礼日時:2024/03/02 15:32

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