とっておきの「夜食」教えて下さい

世の中には名盤紹介の情報が多くあり、参考にすることも多いのですが、J.S.バッハの管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲においては全曲収録を前提として選定されることがほとんどかと思います。

一方、フルトヴェングラーが管弦楽組曲は第3番、ブランデンブルク協奏曲は第3番と第5番しか録音がなかったり、またフルート奏者が管弦楽組曲は第2番のみ録音したりという例も(ジャン・デ・ウィネなど)多くあるかと思います。

そうした例は上記のような名盤紹介において候補にならないため紹介されず、情報を得損ねているのでは、という思いがあります。

みなさんがご存じの録音の中で、管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲の、全曲ではないが名演、というものがあればご紹介いただけますでしょうか。

何卒よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

No.1です。



ペライアの協奏曲全集の3枚目に5番が入っていて、この協奏曲集は愛聴盤なので、すぐ取り出せました。

いや~、改めて聴くとなかなか良いです。レガート奏法で、ピアノの特性を上手く使っています。
いままで、3枚目まで聴き進めることが少なかったので、損した気分です。

CBSソニー 88697742912、2003年録音

一聴の価値はあると思います。特にソロパート。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ペライア聞いてみます。ピアノでの録音もよいですよね。

お礼日時:2024/07/23 12:03

No.4です。



1970年当時のバロックと言えば、ミュンヒンガーやイ・ムジチなどチンタラした演奏というか、優雅なのがバロックというイメージだったと思います。

最近では、割とテンポの速い演奏が幅を利かせている気がします。

以下はアンソニーニューマンに関する英語Wikiの一説を自動翻訳したものですが、全くそのとおりだと思います。当時の彼のLPは刺激的というか、「えっ、これがバロック?」というシロモノでした。
ただ、私が高校へ入学して出来たクラシック仲間は、皆歓迎していました。
1955年のグールドのゴールドベルクも同様に好きだと言っていました。
若いファンは新しいバロックのスタイルを受け入れていたと思います。

~Wikiより~
『J.S.バッハの音楽に対するニューマンの解釈は、当初から多くの音楽家から軽蔑されました。彼が選んだテンポは一般的に非常に速く、リズムや装飾で自由を取り入れることが多い。対照的に、ニューマンのバッハの録音は、彼の解釈の妥当性に懐疑的な人々によって「刺激的」と見なされてきました。』

ミュンヒンガーの演奏↓と比較すると、アンソニーニューマンが如何に常識破りだったかが分かります。私も、当時はこれが標準でしたので、サンプラー盤を聴いた時の衝撃はすごかったです。
「バロックって、こんなに面白いんだ!」

https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvid …
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この回答へのお礼

なるほど。80年代後半、ゲーベル&MAKあたりから古楽系のハイテンポが出てくるんですかね。クレンペラーみたいなのも好きですけどね。ありがとうございます。

お礼日時:2024/07/29 11:30

> 全体では平凡でも1曲だけが突出して秀逸というケース



これは、アンソニーニューマンの5番だと思います。

アンソニーニューマンは1971年に1回目のブランデンブルクの全曲録音をしていますが、LPとしては、3,4,5番の入った1枚モノが良く売れたと記憶しています(というか、私も買って持っていますし、時々聴いています)。

5番のソロパートが、SQ4チャンネルのサンプラー盤に入っていて、それを聴いて衝撃を受けて、小遣いを貯めて買ったLPです。私はまだ中学生でした。

彼の2回目の録音はCDになっているのですが、1回目のこの録音は再プレスされずに幻盤になっていますね。でも、販売数が多かったから、今でも中古LPが手に入るみたいだし、第1楽章だけならYouTubeでも聴けます。



これはソロパートが息をもさせない超絶演奏です。
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この回答へのお礼

これは初耳でした。確かにすごいソロですね。ペライアもよかった(特にソロの終盤)ですが、これも素晴らしい。ありがとうございます。

お礼日時:2024/07/25 09:34

「名盤紹介」は、「名曲リスト」に沿って紹介することが多いので、「全曲」を収録した盤が対象になるのでしょう。


録音を企画・販売する方も、購入者・鑑賞者は「各曲をばらばらにそろえる」よりも「全曲をひとまとめ」にした方が買いやすい、コレクションしやすい、その結果売れ行きがよい、と判断するのでしょう。
とうことで、企画・演奏する側も、売る側も、「名盤紹介」をする方も、「コレクターは全曲を好む」(そういう買い方、集め方をする)という前提なのだろうと想像します。
(ただし、それはLPレコードが登場して「長時間録音」が可能になる 1960年頃以降のことで、それまでは「全集」を録音するという発想は誰のアタマにもなかったのでは?)

しかし、実際の演奏会では、全曲を同時に演奏することは少ないですね。必要なソリストや楽器編成が曲によって異なるし。
録音を聴く場合も、実は「全曲を通して」聴くことはほとんどないのではないでしょうか。

なので、最近の「演奏者やソリスト」を主体にした録音では、「全曲」ではないものも増えているのだと思います。
コレクター向けに「曲」を中心に企画するか、演奏者に焦点を当てた「演奏」を中心に企画するかの違い。
そして、今や「名盤コレクター」という概念自体が消滅していると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。確かに、SP時代の録音であれば全曲でないものは多いでしょうね。演奏者中心のものも含め、よいものがあればご教示いただけますと幸いです。

お礼日時:2024/07/23 12:02

またまた興味深いテーマですね。



全曲録音しているけれど、全曲盤の他に抜粋盤が出ているのは除くんですよね。

そもそも最初から選曲して録音している盤って、たとえばブランデンブルクだと5番だけとかが、他の協奏曲とカップリングされて出ていますが、そういう盤の中での名盤ということですね。

私は殆ど全曲盤しか買わないのですが、ソリストという視点で考えてみます。
チェンバリスト(ピアニスト)が長いソロパートがある5番を選ぶことはよくありますから。熊本マリさんとか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。熊本マリさんはノーチェックでした。
>全曲盤の他に抜粋盤が出ているのは除くんですよね
そう言われますと、全体では平凡でも1曲だけが突出して秀逸というケースもあるのかな、と思ってしまいますね。

お礼日時:2024/07/23 11:57

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