IQと精神疾患について。私は現在、20歳です。高校生の時まで、統合失調症により通院や入院を繰り返

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質問者：みつばん
質問日時：2024/07/26 13:58
回答数：3件

IQと精神疾患について。
私は現在、20歳です。

高校生の時まで、統合失調症により通院や入院を繰り返しておりました。
現在は寛解しております。

私は中3〜高1までの症状が最も酷い時期に
精神科に入院致しまして、その時に知能指数を測定し、
結果は81でした。

最近も測る機会があり、再度測定したら98でした。

精神状態により、ここまで変動するものなのでしょうか。
それともたまたま、高く出ただけなのでしょうか。

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回答 (3件)

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No.3

回答者： Yusura
回答日時：2024/07/26 15:15

私は素人です。

大学で知能検査についてある程度学んだ程度の知識しかありません。「素人が回答している」ことを念頭に置いてこの回答をご覧いただきたいです。
ただ、その昔学んだ基礎程度でよろしければ、質問者さんの状態に当てはまるかもしれないことを知っています。

精神状態に左右されたというよりも、
精神疾患が原因の認知機能の低下があったために結果が大幅に違ったのではないでしょうか。

可能性はいくつか考えられます。

知能指数はいついかなる時でも同じ数値とは限りません。
一日のうちでもかなり変動するといわれます。
ただ、同じ人間が20も30も違う結果を出すのは、何らかの大きな要因があるはずです。

知能検査の結果は認知機能に左右されることもわかっています。
極端な話、認知症にかかってしまったご高齢の方は、若い頃と結果が違うのは直感的に正しいのがわかると思うんですよ。
実際、認知症発症以前と発症後では後のほうが数値が悪化します。

同じく極端な状況ですが、しらふの時と泥酔時では、後者の方が結果が悪くなる、というのも直感的に「わかる」気がしませんか？

精神疾患でも同じです。
一部の精神疾患では認知機能の低下が認められます。
この病気の患者さんはその認知機能の低下に合わせて知能検査の結果も下がることがわかっています。
具体的な病名としては、うつ病、双極性障害、統合失調症ですね。

まさに質問者さんもかかった病名が入っていますので、ご質問の答えはこれではないでしょうか。

物事を正確に認知できない状態になってしまうのですから、質問を聞いてもその意図を正しくつかめなかったり、また間違った答えを出すことが多くなるのだと思います。

私が知っているのはここまでで、ではどの程度変動するか？は残念ながら存じません。
ただしその変動の程度は、病気による違い、症状の重さ、個人差などで大いに変わるだろうとも思います。

あとは可能性として、受けた検査が違えば結果も多少かわります。
知能検査も種類があります。
どちらも非常に被験者数が多い信頼性の高い検査であっても、たとえば知能検査Aは常に知能検査Bより2％ほど高い数字が出る、という関係にあるものがあったりします。(精神科の医師なら知っているはずですので、ご確認になってみてください。）
20も結果が変わるわけではありませんが、入院中に受けた検査は知能検査Ｂで、最近受けた知能検査がＡだとすると、その数値は少し開きが出ることになりますよね。

それから同じ知能検査Ｂでも、高校時代には高校生用を受け、最近は成人用を受けていた場合、やはりその結果には少し違いが出ます。

もっといえば、知能検査の数字は成長や教育の程度でも10ぐらいは簡単に変わり得る数字です。

ですから、最近受けた98という数字が本来の質問者さんにもっとも近い数字だと思います。
それから、今後勉強を続けるなどして、認知機能の維持、できれば改善まで持っていければ、数字がもう少し上がる可能性もあります。

以下は余談です。
だいぶ昔ですが、統合失調症を寛解した方にお会いしたことがあります。高知能でほがらかな方でしたが、その方との出会いは私にとって、個人をその人たらしめているのは大脳そのものなのだ、ということを非常に強く教えてくれる体験となりました。
同時に、わたしを私たらしめているはずのものがこれほど脆く不確かなのであれば、私は私というものにそれほど固執しなくても良いのだという解放も得られた体験でした。
ですが、病中は本当に本当に大変な体験だったのではないかとわずかなりともお察しします。長い2年だったのではないかと思います。
今後のあなたの人生により多くの幸いがありますように。