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ボダンは主権の概念を考えたから、偉い学者だ、ということになっているんですか?

A 回答 (3件)

宗派の違いで殺し合う欧州の宗教戦争は日本人には理解不能ですが、


そんな宗教戦争の真っただ中で生きたのがジャン・ボダンでした。
国王を中心とした全体主義の国家にすべきと唱えましたが、独裁者を
産むだけとされ、思想的な影響力は殆ど無かったので、偉い学者の
部類には入らないでしょう。

現在、王政を廃止した、フランス、ドイツの政権は揺れ動いていて、
王政を存続している、イギリス、デンマーク、スエーデンは政権が
安定しているのを考察すると、ジャン・ボダンの考えは、あながち
無視出来ず一考の余地がある様に思えます。

ユグノー戦争から三十年戦争まで76年間、カソリックとプロテスタント
と宗派が違うだけで殺し合をする、欧州は人を殺す武器の文明が発達
しただけで、文化が遅れた国々なのですね。
歴史教科書を書き変えなければ、なりませんね。
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この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2025/04/07 21:03

> 偉い学者だ、ということになっているんですか?



どうやって、偉い学者/偉くない学者 を区別するのかがわかりません。
「偉い学者」をネットで検索しても、科学者やノーベル賞、医学者のようなのはでてきますが、主権とか、宗教とか、政治とかでは、なかなかないようです。

高校の世界史の教科書を6種類ほど探しましたが、ボダンの名前ででてきたのは1冊だけで、15,16世紀の「ヨーロッパ主権国家体制の形成」の「主権」の脚注で、「フランスのジャンーボダンJean Bodin (1530~96)は『国家論』のなかで主権という概念を定式化した。」というくらいです。それも、「国王は自国内で立法権・課税権.官吏任命権,戦争・平和の権限などを独占的に行使した。主権皿とは「一国における絶対的・恒久的権力」で,国王が主権をもつとされたのである。」程度の記載です。
https://www.y-history.net/appendix/wh0904-077.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3 …
偉い学者の扱いとは、なってないように思います。
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主権の概念を考えたから、という


のではなく。

主権は、王様、ただ独りだけが持つ
として、
国内の内紛、戦争をやめさせようと
したところに
彼のいう「主権」の意義があります。

現代の価値観からすれば
これでは独裁になるだけ、という
ことになりますが
貴族間の争いが絶えず
庶民が困っていた時代には
有意義な説でした。
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