ベルサイユのばらのデュバリュー夫人とジャンヌの史実関係について。 デュバリュー夫人について調べたら、

ベルサイユのばらのデュバリュー夫人とジャンヌの史実関係について。

デュバリュー夫人について調べたら、「ルイ15世の妾」他ベルばら内の描写と一致することが書かれていましたが、
一方で「本名ジャンヌ・ド・ラ・モット」「首飾り事件」「アントワネットと体の関係がある疑惑がささやかれた」など、作中ではロザリー（非実在）の姉であるジャンヌのことも書いてありました。
ひとつのサイトではなく、複数のサイト＋チャットGPTも同じです。

史実では1人の人だったものを、フィクションで2人にしたのでしょうか？

No.1 回答者： Yusura 回答日時： 2025/04/29 00:27

すみません、その「複数のサイト」を示していただけますか？

「史実ではデュバリー夫人＝首飾り事件の首謀者であるジャンヌ・ド・ラ・モット夫人は同一人物である」
と書かれたサイトをです。

「ベルサイユのばら」だけでなく、史実においてもデュ・バリー夫人とジャンヌ・ド・ラ・モット夫人は別々の人間です。一人の人間ではありません。
ですからこの二人を同一人物として扱うサイトのほうが少数派のはずです。

一例としてWikipediaを貼ります。

デュ・バリー夫人
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%A5 …
＞1743年8月19日 - 1793年12月8日
＞本名マリ＝ジャンヌ・ベキュー（Marie-Jeanne Bécu）

ジャンヌ・ド・ラ・モット・ヴァロア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3 …
＞1756年7月22日 - 1791年8月23日

ご覧のように生没年とその日付もまったく異なります。
他にも違いは多々あります。デュ・バリー夫人は生まれ育ちも庶民ですし、ジャンヌ・ド・ラ・モットのほうはかなり怪しいながらも貴族の生まれです。
これらは当時のフランスの記録に残っているものですから、「史実においてこの二人は別人である」は動かない事実です。
フランスの歴史についてのサイトを参照しても別々の人物として記述されています。

この二人を結びつけたのは有名な首飾りです。首飾り事件の発端となった豪華かつ高額な首飾りは、もともとデュ・バリー夫人のためにルイ１５世からの注文で製作されたものです。それがルイ１５世の死去で宙に浮き、ヴァロワ家末裔を騙るジャンヌの詐欺の標的になった…という線です。

この史実が確実である以上、この二人が「同一人物である」と主張するのはかなり難しいです。
したがって、質問者さんが何か見間違えてしまったか、適当なAI記述によるでたらめなサイトをご覧になってしまったのではないかと思うのですが…。
（AIによって閲覧者稼ぎをするサイトは近年、非常に増えています。以前のアフィリエイトブログよりはしっかりした内容にいっけんは見えますが、でたらめを長文で書き綴っているだけです。）

またChatGTPは、真偽や正誤を問うのに向いていません。
非倫理的な内容を尋ねない限り、何を尋ねようがユーザーに同調し賛同するように指向されています。
つまり利用者がこれはAであるはずだと思いながらChatGTPに「これはAですね？」と尋ねれば「はい、おっしゃる通りです、これは間違いなくAです」と答えます。そして利用者がこれはBであるはずだと思いながらChatGTPに「これはBですね？」と尋ねれば、同じ口で「はい、おっしゃる通りです、これはBであると断言できます」と答えます。
そういうものです。
AIは事実か非事実かを判別する能力はありません。ですが、利用者の希望に応えよという指向でプログラムされています。だから、利用者が知らないことについて尋ねれば、たとえそれが利用者にとってはでっちあげであっても流暢に信頼性の高い文体で、存在しない虚偽を事実として回答してきます。
ChatGTPは根拠になりえません。

この回答へのお礼

丁寧にありがとうございます。
チャットGPTに別のことを聞いていたところ、「デュバリュー夫人（ジャンヌ・ド・ラモット）は…」と言い出したので「その二人は別人でしょ？」と正したにも関わらずなお同一人物であると説明してきました。
チャットGPTはおもしろいですが、かなりよろしくないですね…
それで、そんなわけある？と思ってWebで検索した次第です。
ご指摘を受けて確認したところ、Web検索で見たものもAI記述でした。
お恥ずかしい限りですが、気付かないまま誤情報を信じてしまう人も一定数いそうなので勘弁して欲しいですね。

お礼日時：2025/04/29 18:56