架線の電圧について

岳南鉄道線は電圧を600Vにはしないのでしょうか？メトロ銀座線位の速度しか出さないから、1500Vだと持て余してしまうと思うのですが。

No.6 回答者： w124-youngclassic 回答日時： 2025/05/28 10:39

こんにちは。

元々は貨客鉄道ですから、貨物列車を牽引する電気機関車の出力が必要でした。
貨物列車最盛期の時でしたら、600Vで出力を求めるとなると電流が多く必要になってしまいますし、変電所も複数設置しないと送電能力が足りません。

却って高コストに。

今は貨物列車は無くなってしまいましたが、今さら降圧工事するのも費用がかかります。
変電所も岳南原田変電所1つで済んでいます。

さしあたって降圧する理由もないのです。
それで現行のままなのです。

No.5 回答者： k-841 回答日時： 2025/05/27 14:28

そもそもなぜ600Vが採用されているかを考えればわかるのですが、まずもって送電効率等を考えた場合1500Vの方が有利です。

その中で現在でも600Vが採用されている路線というのは、主に絶縁上の問題が大きいのです。メトロ銀座線は速度を出さないから600Vなのではなく、小さいトンネルのため足元の第三軌条から受電しており、1500Vよりも安全な600Vを採用しています。また、路面電車の場合、架空線からの受電ですが、専用軌道のように頑丈な鉄塔に支持された架線を敷設することが難しいためどうしても簡易的な碍子で絶縁するしかなく、600Vが採用されています。おそらく国内のほとんどの第三軌条方式や路面電車では600Vが採用されていると思います。

No.4 回答者： isoworld 回答日時： 2025/05/27 12:48

架線電圧は600Vよりも1,500Vにしたほうが消費電流が少なくなり、送電ロスが減るんです。

600Vにすることはデメリットしかありません。

No.3 回答者： rera1016 回答日時： 2025/05/27 10:07

ほとんどの鉄道会社が1500Vで運用して、それ対応の列車を使ってるので、1500Vで運行していれば列車の転用が容易だからです。

600Vにしてしまうと、他の鉄道会社から転用するにしても改造工事が必要になるので、導入コストが余計にかかります。

新製するにしても、どのメーカーも1500V用のモーターなどを作ってる中で、600V用は作っておらず、新規開発が必要になるのでコストも割高になります。

600Vに戻すデメリットが大きいので戻さないです。

No.2 回答者： Blueskylonely 回答日時： 2025/05/27 09:54

電車が６００ｖから１５００ｖに移り変わった歴史を考えれば判る。

鉄道の設備と車両の標準化、共通化することで、製造コストが下がる。
また、転売しての再利用も可能で中古価値が高まる。

あえてコスト高の６００ｖ車両を購入する意味が無い。

また、エネルギー効率からも、電圧高くするほど、送電ロスが減る。
高い送電電圧なら、変電所の数を減らるこが可能。

１５００ｖの方が良い事づくめです。

No.1 回答者： mukaiyamo 回答日時： 2025/05/27 09:21

＞1500Vだと持て余してしまうと…

とは、何を持て余すとお考えですか。

車両としての必要なエネルギー量が変わらない限り、電圧を下げれば電流が増えるだけで、余るものなど何もありません。

まあ確かに岳南程度のローカル線なら600Vでも支障はありませんが、変電所と車両を改造するには莫大な費用が掛かり、お金を“持て余して”いる会社では決してありません。

さらに、現用車両の置き換えが必要になったとき、1500Vなら JR や大手私鉄の廃車車両を比較的小規模の改造で済ませられますが、1500V から 600V への降圧改造だと大きな費用が掛かってしまいます。

これに失敗したのが、1500V の愛知環状鉄道から 600V のえちぜん鉄道へ移籍した 6001型、6101型です。
6001・6101型 は改造費用を最小限に抑えたため、加速力がじゅうぶんでなく、京福電鉄時代より遅いダイヤを余儀なくされています。