No.6ベストアンサー
- 回答日時:
まずは、どんなリスクがあるのかを述べてみたいと思います。
1:その国特有のカントリーリスク
2:信用リスク
3:為替リスク(インフレリスク)
1については、政情不安が勃発しやすい国、天変地異が極端に起こる国(日本はこのケースです)、為替政策が極端に変更される国などがあります。
天変地異(日本含む)については仕方がないですが、それ以外で問題のある国は投資対象から除外すべきです。
基本的にはアメリカやユーロ圏の信頼できる国(例えばドイツやフランスなど)、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどは問題は少ないので、これは大丈夫でしょう。
2については格付け会社S&Pやムーディーズの格付けが高ければ問題は少なくなります。
現在、証券会社や銀行で販売されている国債は殆どがAAAの国なので心配はいりません。
問題になったロシア、アルゼンチンなどは非常に金利が高くなっており格付けも非常に低かったので、この点を知っておけばこうしたリスクは防げます。
その他にアジア経済危機の時にインドネシアのルピアが大暴落しましたが、この国も不自然な金利だと分かる位高かったので、それでも判断できます。
3為替リスクについては、長期ではインフレ率が高ければ為替も長期的には下落します。
基本的には金利の高い通貨は長期では為替が下落する傾向にあります、この点を理解せずに投資をするから損失を出すのです。
ですから、投資をする時に金利が高い通貨の場合、税金を抑える運用と実質金利が高くなる運用をすれば、国内に負けない運用も可能です。
日本にだってカントリーリスクはありますから、その意味では海外に資産を分散する事で日本特有のリスクを回避するのにも利用できます。
例えば、関東大震災が起きた時、日本株はどうなるかを考えてください。
そんな時に外債投資が生きてきます。
逆に日本の国債格付けは主要先進国よりも低くなっていますので、「海外国債が危険」と言うのは私としては理解できません。
アドバイスありがとうございました。
一つ一つのリスクについての具体的な情報、ご意見。将来への予測、考え方、大変分かりやすく勉強になりました。難しいですが自分でももっと勉強して知識を増やして行きたいと思います、ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
証券会社営業マンです。
銀行や証券会社で扱っている海外の国債で、格付けが極端に低いものはありませんので、信用リスクについては特に心配いらないでしょう。
海外投資=危ない事、という認識は間違っています。このグローバル化のご時世に、自分の金融資産を自国通貨のみで保有しているのは日本くらいだと聞きます。海外への分散を選択されたあなたのスタンスは決して間違いではありません。
ただあなたが購入されたのが「海外国債に分散運用する投資信託」であれば、その商品にもよりますが、格付けのやや低い国の国債も運用対象に入っている可能性があります。
その場合でも投資信託は「分散」しておりますので、一文無しということは通常ありません。
ネットなどからその商品の運用レポートを見ることが出来ると思いますので、時折はチェックしておくことが必要でしょう。
>銀行の方の説明を信じてはいますが
↑この一文を読んで失礼ながら少し苦笑してしまいました。同じ商品を勧誘するのが証券マンであれば皆さん結構慎重に検討されたりするのですが、銀行員からの勧誘ですと「銀行員が言うのだから」ということで充分な検討もなく購入されることもままあるようです。
銀行も今、投資信託の販売にはすごく力を入れており、投信利用者のすそ野が広がること自体はいいことなのですが、販売促進のトーンが高まるあまり、残念なことですがあまり商品そのものやリスクを理解されない状態で販売している方も一部ですがいらっしゃるようです。その場合アフターフォロー能力にも疑問符が付きますので少し説明を求めてもいいでしょう。
#7さんご回答の最後の一文にあるとおり、私も少しその点が気になりました。
アドバイスありがとうございました。数年前から銀行の普通口座の活用法に悩み、海外とのやり取りでのリスクに2の足を踏んでいたのですが
>自分の金融資産を自国通貨のみで保有しているのは日本くらいだと聞きます。
という話もある訳で、今回思い切ってみました。
私もやはり銀行の方の言う事はついつい信じがちになってしまいましたが、アフターフォローへの疑問符というご意見を参考に、もっとよく勉強、話し合いを行っていきたいと思います。ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
質問者の文章をよく読めば、
日本の自治体が海外の国際投資に失敗した例を、
ご家族の方から指摘をうけた、と読めます。
自治体だけでなく、XX組合だの、理事クラスの中には
専門知識にうとく、一部の残念な証券マンの言いなり
になっている例をいくつも知っています。
為替リスクよりも信用リスクに注意なさってください。
投資後も格付けの変化をみまもってください。
日本の証券会社は、あなたに販売できても
あなたが必要なときに 妥当な価格で購入してくれる
場合が非常に少ないのです。
当該投資信託が、高格付けの安全な海外国債を対象としているのか、
それとも 低格付けの がらくた 債券を
投資対象にしているのか よく調べてください。
銀行マンにきいた5分後に、その投資信託について
自分が理解できていることを400字原稿にまとめて
かいてみてください。 かけなければ、そのような
投資信託は買う段階に あなたご自身が とどりついていないのです。
手数料や信託報酬その他費用にも気をつけてください。 実際の利回りが低下します。
アドバイスありがとうございます。
格付けの変化にも注意が必要なのですね。今はAAAという国のみで行っている様です。手数料や報酬などについての説明は受けました。細かな数字について聞けなかった部分があるので勉強して次回はきちんと聞いてきたいと思います。ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
証券マンです。
>銀行に相談に行き「海外国債」を始めました。
>一つの国にではなく数カ国とバランスよく(?)分配しているので安全性が高いと説明を受けました。
銀行で、証券仲介をとおして外国国債を買ったのでしょうか?それとも外国国債に投資する投資信託を買ったのでしょうか?おそらく後者ではないかと思います。
外国の国債に関するリスク説明は、これまでの回答でされている通りです。親御さんが話されている自治体の件は、おそらく日本の話ではなく、米国カリフォルニア州のオレンジカウンティが債券投資に失敗して破産した件だと思いますが、これは借り入れを活用して手持ち資金の数倍の投資を行う手法による失敗なので、一般の方にはあまり関係のない話です。
外国債券のリスクについて一つずつ説明します。
1.金利変動リスク
債券は金利が上がると時価が下がります。金利が2%の時に利率1%の債券を額面金額で買う人はいないでしょう。ただし満期まで債券を保有しつづければ額面金額で償還されます。
2.信用リスク
国でも破綻することはあります。最近ではアルゼンチンなどが借金への支払を停止しました。もちろん国により信用の高いところと低いところがあります。一般にOECD加盟国の信用度は極めて高いとされています。S&Pやムーディーズなどの格付けを調べれば、信用度はわかります。
3.為替リスク
為替が変動すれば、外貨建てで額面金額が保全されても円建てで元本を割れる可能性があります。逆に為替変動で儲かる場合もあります。
おそらく投資信託なので、信用リスクの分散はできているでしょうが、金利は各国連動する傾向がありますし、為替の円高は分散でどうこうできるものではないです。利回りの代償として、ある程度の価格変動リスクは負っているものと考えてください。
お取引先の銀行の説明は十分でしたか?もっときちんと説明してもらって下さい。少し気になりました。
リスクについての丁寧な説明ありがとうございました。説明を元にさらなる勉強が必要だと思いました。各国の金利は連動する傾向があるのですね、そういうこともある事を覚えておきながら慎重に考えて行きたいと思います。
銀行から1,2の説明は受けました。また最初の6ヶ月位までは手数料等々でむしろ額面的にはマイナスだけどその後はプラスになると説明を受け、もっと具体的な数字を聞きたいと思いながらなんとなく聞けませんでした。また頃合を見て説明を受けに行って見たいと思います。ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
外国国債には3つのリスクがあります。
(1)信用リスク:国でも破綻することがあります。(2)金利リスク:債券ですから金利が上昇すると価格だ下落して損します。(3)為替リスク:買ったときの為替レートより売ったとき/満期時の為替レートが低いと、その分損失となります。これらのリスクを受ける対価として、銀行預金0.01%、10年満期日本国債1.2%より、外国債のほうが高い利回りがもらえます。「一つの国にではなく数カ国とバランスよく分配」とおっしゃっているので、外国国債ではなく「外国国債ファンド」を購入されたと察します。これで、(1)のリスクが分散されますが、(2)、(3)は残ります。私の結論としては:主要国中心(米、英、欧州)の国債であれば、金利リスク、為替リスクはあるものの、日本の低金利を考えれば投資妙味はあると思います。万が一にも投資金額が減価して戻ってくるリスクはありますが、「一文無し」の可能性は非常に低いと思います。ただ、基本的に、外国債や外貨預金は将来の生活資金を運用する対象でなく、余裕資金で運用すべきです。アドバイスありがとうございます。たしかに
購入(?)したのは国債ファンドというものでした。銀行の方も(1)(3)については説明をしてくれそれは私も理解できたのですが(2)がピントきません、勉強していきたいと思います。資金も余裕資金で、何かあっても勉強代と思える程度に抑えたままでやって行きたいと思ってます。ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
お母様のおっしゃっているのは、たぶん、アルゼンチン国債の事ですね。
アルゼンチンは日本でも知名度があり、また1950年代は経済大国でした。そんなこともあり、日本の自治体なども積極的に購入していたそうですが、経済政策の失敗から不景気になり財政出動して国が経済を維持していました。しかしついにはデフォルト(債務不履行)状態になり、国債は紙切れになってしまった事件です。(日本の未来を暗示してますね)国債は国の借金です。いまや国だって財政破綻する時代だという事を認識し、自分の責任で投資される事をお薦めします。
ご意見ありがとうございました。母の話はアルゼンチンの話と思います。そのような経緯で破綻したのですね、勉強になりました。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
双方とも正しい事をいっていますよね。
銀行は、数カ国に預けるので、1カ国に集中するよりも安全という事ですね。
この安全というのは、元本100%保証という意味ではなく、
元本が維持される確率が高いという意味ですね。
親御様の例は、1カ国に集中投資した自治体の話かと思います。
アルゼンチン国債でにたような事がありましたよね。
数カ国に分散投資すれば、無一文になる事はほとんどなさそうですね。
あとは、あなたの価値観ですよね。
元本毀損のリスクをとって高金利を目指すか否か。
バランスのよさをチェックするために、投資対象国をちゃんと
聞くべきかと思います。
とりあえず、地域・宗教・主な輸出品が同じだったらまずそうですが。
ご意見ありがとうございました。自治体の話はたぶんそのアルゼンチンの話だと思います。投資対象国のチェックに地域・宗教~云々を調べるという見方があるのですね勉強になりました。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
つい先日TVでやっていましたよ。
詳しい危険性は良く分かりませんけど、一つだけ。
アメリカドルでも、買うときの手数料、売るときの手数料を良く考えないといくら利率が良くても元本割れになるということです。おそらく銀行は取引量を増やすためにその辺りに詳しい説明はしていないと思います。
銀行員の説明は良い事しか話しません。状況が変わると人が変わったような態度になるます。これは私が経験したことです。あくまで参考程度にしておいてください。
その手の入門書を一冊買って熟読されることをお勧めします。
ご意見ありがとうございました。状況が変わると銀行の方の態度もそんなに変わるのですね。そういうことも想定して慎重に自分でも考えて行こうと思います、ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
安全性が高いと説明を受けられたようですが、これは1つの国の国債より安全性が高いということですよね。
決して海外の国債購入が安全だとは言っていないと思います。
また、為替要因を考慮されていますか? 予測不能なファンダメンタルズ要因によって大きく変動する事も考えられます。ニュージーランドモノは今までは良かったですがこれからのことは別でしょうし。
確固たる投資スタンスをはっきりさせておかないと後悔することになるでしょう。知識不足のまま金融機関に相談し、言われるがままの投資家の失敗は数多く見ています。
ご意見ありがとうございました。リスクについての説明も受けましたが、自分の想像以上に不安定な物かと心配になってしまいました、ありがとうございました。
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