すみません、グノーシス主義で言う「アイオーン」と「アルコーン」の意味を教えてください。
 アイオーンはいわゆるキリスト教でいう「天使(全体を通しての)」のようなものなのでしょうか? 

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A 回答 (2件)

 


  グノーシス主義は、「この世」に悪や悲惨なことがおびただしくあり、またそのような「この世」を、自分の故郷・本来的世界と認めることのできない人が構想する実存的な宇宙観・人間観です。「この世」は悪の世界で、悲惨な世界であり、肉体も魂も、死と共に滅び朽ちてしまいます。このような「この世」は、本来的世界ではない、またこのような人間のあり方は、本来的な「真の人間」のありかたではないという実存的自覚から構成された考えだとも言えます。
 
  なぜ、「この世」や「現に生きる、人間の存在」がこのように悪や悲惨や不幸や、不条理に満ちているのか、その答えとして、グノーシス主義は、「この世」や「人間の存在」が、不完全な、或る意味悪に満ちた「偽の神」あるいは「超霊的存在」によって創造されたからであると答えます。
 
  人間は本来、このような悪と闇と悲惨の世界に生きる、悲惨な死に行く存在ではなく、「本来的人間」は、善の光明に満ちた、永遠の世界で、霊的至福で生きることが可能な存在なのだと考えます。つまり、人間には、「救済」の可能性があるということです。「救済」を語るのは、すべての宗教がそうであり、宗教は人間の救済を説いているとも言えます。グノーシス主義の「救済」が、他の宗教と異なるのは、宗教一般では、世界や人間を創造したとも言える「超越者・神・至高者」への「信仰・帰依」が重要な意味を持つのに対し、グノーシス主義では、自己の内部に存在する「光の霊」と、何故、この世が、このように悪に満ち、悲惨であるのか、人間が惨めな存在であるのかについての真実の「知識(グノーシス)」の認識を重視するということです。真実の「認識(グノーシス)」を得れば、人間は、自己のうちにある「霊」によって、信仰などなくとも救済されるという考えです。
 
  アイオーンとは、ギリシア語で、元々「ある期間・ある時代」などの意味で、「永遠」というような意味も持っていました。グノーシス主義では、この世は、「偽の神」や「低次の霊」が創造した不完全な世界だと考え、この世の「上」というより、「霊的彼方」に、完全にして、光・善の神あるいは超霊的原理が存在する「永遠界」とも呼べる「場」を考えます。これはプラトーンのイデアー界にも似ています。そしてプラトーンのイデアーが、美や真のイデアーと上昇して行き、最終的に「善のイデアー」へと収束するのに似て、グノーシス主義では、完全にして善なる超霊的原理あるいは霊格を考え、これを「アイオーン」と呼んだのです。究極のアイオーンは、「知られざる上の神」とも、「原初の父(プロパトール)」とも、あるいは「ビュトス(深淵)」とも呼ばれましたが、永遠界(グノーシス主義的イデアー界)を構成するのは、このプロパトールだけではなく、グノーシス主義の諸派で色々な神話が構成されていますが、「複数の至高アイオーン」が、プロパトール以外にも、この永遠界に存在すると考えられました。
 
  アイオーンは、本来は、完全で、善なる永遠の原理、あるいは超霊格だとも言えます。複数が考えられていますので、「諸アイオーン」とも呼びます。
 
  人間のうちの「光の霊」とは、この諸アイオーンの「光の霊」と同質なもので、本来、人間の霊は、「永遠界」に住んでいたのであり、あることを契機に、地上あるいはこの世に落下して、惨めな肉体と滅びる魂を持ったのだとされます。人間の救済は、アイオーンの霊の一部が、自分の存在のなかにあるということを「認識(グノーシス)」することで可能となるとされます。
 
  そしてアルコーンは、これはギリシア語で、元々「支配者」という意味で、わたしは、アルコーンは、「低次の堕落したアイオーン」だと考えています。すべてのアルコーンが、そうではないとしても、アルコーンのなかでも力持つ者は、永遠界のアイオーンと、ほとんど同じ超霊的存在・原理だからです。
 
  キリスト教やユダヤ教の「天使」との関係で言えば、アルコーンたちが、天使にも該当すると言えます。ただし、アルコーンは、「堕天使」だということになります。永遠界の諸アイオーンは、神あるいは神的原理ですから天使ではなく、「善の天使」というものをグノーシス主義で考えれば、それは、人間の「救済」のために、永遠界から、霊の姿でこの世に訪れる、救済のアイオーンの「この世での姿」ということになります。キリスト教的グノーシス主義では、キリストが、永遠界からの救済の使者で、キリストは、不完全なこの世の成り立ちや、不完全な人間の起源を教えたとされますから、永遠界=アイオーン界から派遣された、天使だとも言えます。しかし、そのキリストも、永遠界における真実の姿は、超霊的原理である高次アイオーンであって、天使ではありません。
 
  アルコーンは、不完全で愚かで劣悪な霊だとされますが、それは、完全なるアイオーンに比べてそうなのであって、人間にとっては、星の世界に存在する、恐るべき力を持った霊・悪霊・いわば悪魔だとも言えます。(そして、彼らは、人間が、自己の本来的な「光の霊」に目覚め、認識を得て救済されることを妨害するために、奸智をめぐらして宇宙的隠蔽工作や真実の歪曲、更に実力行使で、人間の内なる霊の永遠界への帰還の阻止を行っていると言いますから、ますます悪魔・悪の霊であるということになります)。
 
  この世や、不完全な人間の肉体・魂を創造したのはアルコーンたちで、グノーシスの諸派で色々な意見がありますが、「第一のアルコーン」と呼ばれるアルコーンが、まず最初に生まれ、彼から、多数のアルコーンが生まれた、あるいは創造されたとされます。この第一のアルコーンは、プラトーンの著作から取られた名称として、「デーミウルゴス=造物主」とも呼ばれ、またヤルダバオートとも呼ばれます。キリスト教的グノーシス主義では、旧約聖書の創造神ヤハウェこそが、このデーミウルゴスだと考えられました。この場合、新約聖書でイエスが教えた「愛の神」である「天の父」とは、永遠界のプロパトール(原初の父)であることになり、ヤハウェと、イエスの語った「父なる神」が同一の神であるとする、原始キリスト教にとって、このようなキリスト教的グノーシス主義の教えは脅威であり、それ故、彼らは、グノーシス主義を異端として、これを排斥しようと試みたのです。
  

参考URL:http://www.joy.hi-ho.ne.jp/sophia7/term-gn.html
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グノーシス主義では、「上なる世界」と「下なる世界」という二元論的発想をしますが、この「上なる世界」に存在する複数の神的実体を「アイオーン」と言います。

また下なる世界(グノーシスでは劣等領域になります)を支配する複数の邪悪な実体を「アルコーン」と言っています。ただし、通常「アルコーンたち」ではなく、「アルコーン」と単数形で表現される場合は、世界や人間の身体と魂を不器用に創造した劣等神デミウルゴスを指すようです。
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Qグノーシス主義はどのような点が「危険」とされカトリックから異端視されたのでしょうか?

グノーシス主義はどのような点が「危険」とされカトリックから異端視されたのでしょうか?

Aベストアンサー

グノーシス主義とは元々はキリスト教とは別物の、神秘主義者による思想体系だったように思います。で、後にキリスト教信者の中に同調者が現れ、キリスト教グノーシス派が生まれると。

グノーシス主義者は「現実世界は神様ではなく、その下にいる権力者たちが創造している。その他にも、この世界には悪(生きていく上での悩みや苦労・病気・貧困・差別など)が満ち溢れているよ。それなのにあなた達は何故そうまでして神様を信じることができるの?救いを求めることができるの?そんな神様自体が悪だと思わなの?本当の神様は別にいるんだよ!」と主張し、信仰と知識(グノーシス)をめぐって様々な説教を生み出していたので、癇に障ったキリスト教は彼らに「異端」のレッテルを張り、糾弾しました。

私はこのように捉えていたのですが、解釈違いをしているかもしれません。
回答しておきながらこんなことを言うのも何ですが、専門家の方や詳しく学んだ方の意見をお聞きしたいですね。

Q「全体主義」の「全体」とは何を指しますか?

歴史を学びましたがどうしても「全体主義」の「全体」の意味がわかりません。解説をお願いします!

Aベストアンサー

 お礼、有難うございます。

>「全体主義」とはナチスが自ら標榜したのでしょうか?それともナチスの体制を軽蔑して外部がそう呼んだものなのでしょうか?

 ズバリ、そのことが下記サイトに書かれています。以下は同サイトの抜粋です。
「もともとドイツのナチズムやイタリアのファシズムを非難するために用いられはじめた言葉であった」
 kipperscallop様の推測通りです。ナチズム、ファシズムを「非難する言葉」なのです。
 参考になれば幸いです。

参考URL:http://pol.cside4.jp/theory/12.html

Q【グノーシス主義ってどういったものですか?】Wikipediaを読んでも良くわかりませんでしたのでウ

【グノーシス主義ってどういったものですか?】Wikipediaを読んでも良くわかりませんでしたのでウィキペディアを見ろというのは無しでお願いします。

Aベストアンサー

wikiは読まれていると言う事なので、グノーシスには、キリスト教の異端と、グノーシス主義の宗教であるマニ教などが存在するのは、理解されていると思います。
グノーシスに共通的なのは、現在の物質世界は誤った考えにより創造された為に、不完全な物となっていると言う事です。
神話として代表的なのは、原初の至高存在(それは語りえず、認識出来ない存在)が、アイオーン(神)が存在する階層を生み出し、2柱の組み合わせのアイオーンの最下層のソフィア(知恵)が至高存在を認識しようとして、欲望が分離して、アイオーンの階層からこぼれ落ち、物質界を生み出した創造神の種を生み出したというものです。
創造神は、正しい認識を持ちえないので、自身を至高的存在と考えて、物質界を生み出したので、物質界は不完全な物となりました。(これが、物質界の不条理を生み出していると考えます)
したがって、グノーシスの多くの宗教は、現世を不条理な物と考え、物質への執着を禁ずることから、子孫を残す事を禁じました。(したがって、グノーシスの信徒のほとんどは子孫を残さなかったので、自然に消滅したわけです)
唯一、マニ教の場合は、在家に関しては、子孫を残す事を禁じなかったので、残る事が出来ました。
至高存在が語りえないと認識(論理的には変な表現ですが、否定神学に近い考えで、否定が無限に連続すると言う事と言う事で理解するしかありません)する事で霊魂の本来的な認識をする事をグノーシスとよんでいます。
人間に残された、ソフィア(知恵)のかけらは、グノーシスにより、アイオーンの階層へ戻り、解放されると考えたわけです。
初期キリスト教には、グノーシス派が存在したわけですが、それらは、異端として、キリスト教からは排除されました。

wikiは読まれていると言う事なので、グノーシスには、キリスト教の異端と、グノーシス主義の宗教であるマニ教などが存在するのは、理解されていると思います。
グノーシスに共通的なのは、現在の物質世界は誤った考えにより創造された為に、不完全な物となっていると言う事です。
神話として代表的なのは、原初の至高存在(それは語りえず、認識出来ない存在)が、アイオーン(神)が存在する階層を生み出し、2柱の組み合わせのアイオーンの最下層のソフィア(知恵)が至高存在を認識しようとして、欲望が分離し...続きを読む

Q専制主義と絶対主義、全体主義の違い

中華帝国を代表とする東洋的な専制国家と、近世ヨーロッパの絶対主義国家、
それと戦前の日本やドイツまた共産圏のような近現代の全体主義国家、
これらの違いはどういうところにあるのでしょうか?
一人または少数の権力者が国土と人民を全面的に支配している点では
同様に思えるのですが。

Aベストアンサー

専門家ではないので、学術的に完全に誤りがないかどうかは別にして、便宜的な理解だとこうなると思います。

>一人または少数の権力者が国土と人民を全面的に支配している点では同様に思えるのですが。

この点で共通点があるように見えますが、「人民」が政治に関わる度合いに相違点があると理解してよいのではないかと思います。

いわゆる古代・中世の専制国家・専制君主は、全人民を直接支配していたというよりは、間接支配に甘んじていました。地方の実力者が大きな力を握っていたため、彼らの地元支配を認める代わりに自分の君主としての立場を承認させていたというのが実態です。

絶対王政のころ(近世)になると、地方の実力者(ヨーロッパでは貴族)に対抗しうる勢力が出てきます。主に商売で財をなした有力市民(人民)です。彼らは、地方を今までどおり支配したがる地方実力者(貴族)の力を弱めて自分たちが自由に商売を行いたいと考えるようになりました。これが、地方実力者の力を弱めたいという君主の利害と一致し、君主を積極的に支持し、君主の権力の強大化を後押しします。日本でも、明治維新では豪商が志士を経済的に支援しています。形は違えど、江戸時代の地方分権から明治の中央集権の権力構造の変化に際して財力を持った市民の関与が見られました。

全体主義になると、先の回答でもあったように民主主義に対立する言葉として使われます。つまり、絶対主義のような一部の有力市民だけでなく、基本的にはほとんどの国民(男性だけだったり、高額納税者だけだったり、という制限はあるかもしれまんせんが、)が政治に参加できる状況下で起きる現象です。クーデターまがいの政権もありますが、政権樹立時には国民の相当部分から直接の支持がなければ成立しない、という点で専制や絶対主義とは異なっています。

専門家ではないので、学術的に完全に誤りがないかどうかは別にして、便宜的な理解だとこうなると思います。

>一人または少数の権力者が国土と人民を全面的に支配している点では同様に思えるのですが。

この点で共通点があるように見えますが、「人民」が政治に関わる度合いに相違点があると理解してよいのではないかと思います。

いわゆる古代・中世の専制国家・専制君主は、全人民を直接支配していたというよりは、間接支配に甘んじていました。地方の実力者が大きな力を握っていたため、彼らの地元支...続きを読む

Qキリスト教対グノーシス主義

なぜ「知」が「信」に敗北したのか?

Aベストアンサー

質問の意味が理解できないのですが。
一応「グノーシス主義が、現行のキリスト教に駆逐されたのはなぜか?」という質問だと解釈し、回答します。
現在のキリスト教は、当初ギリャ世界に広がった考え方で、グノーシス派は、ヘレニズム世界に広まったキリスト教になります。
現行のキリスト教は、一神教ですが、グノーシス派では、多神教の世界となります。
グノーシス派が、活躍するのは、アレキサンドリアが中心で、キリスト教とゾロアスター教がまじりあったようなものと考えてください。
3世紀くらいまでは、アレキサンドリアが文化の中心として栄えていたため、ヘレニズム的キリスト教であるグノーシス派も活発に活動していましたが、3世紀の中ごろより、ヘレニズムの中心であるアレキサンドリアの地位が低下し、地中海全体にギリャ式・ラテン式の文化の影響が強くなってきます。
そのため、クノーシス的な考え方(ヘレニズム的考え方)がローマ帝国内で行われなくなり、グノーシス派は衰退してゆきます。
また、キリスト教グノーシス派は、個人個人の考え方に差が大きく、統一的な解釈が存在しないことも弱点でした。
(司祭が代わるたびに、基本的な考え方が変わってしまうため、教義の継承ができていないことも理由です)
そのため、知(グノーシス)が信(現行キリスト教の信仰)に敗北したのではなく、あくまで文化の違いによるものです。

質問の意味が理解できないのですが。
一応「グノーシス主義が、現行のキリスト教に駆逐されたのはなぜか?」という質問だと解釈し、回答します。
現在のキリスト教は、当初ギリャ世界に広がった考え方で、グノーシス派は、ヘレニズム世界に広まったキリスト教になります。
現行のキリスト教は、一神教ですが、グノーシス派では、多神教の世界となります。
グノーシス派が、活躍するのは、アレキサンドリアが中心で、キリスト教とゾロアスター教がまじりあったようなものと考えてください。
3世紀くらいまでは...続きを読む

Qユダヤ教キリスト教イスラム教の共通点

どなたかユダヤ教キリスト教イスラム教共通点をいくつか教えていただけませんか?

Aベストアンサー

元々、ユダヤ教が原点です。(ユダヤ教の原点は何か?は割愛)
で、そのユダヤ教を改革しようとして出てきたのがイエスです。
しかし、結局は改革ではなく分離独立という道を選び、その宗教がキリスト教となります。
成立は紀元前後ですね。

イスラム教は7世紀にアラビア半島で生まれた宗教です。
ユダヤ・キリスト両方の影響を受けて成立しました。

よって、ユダヤ・キリスト・イスラームは3つ併せて「アブラハムの宗教」と呼称されます。
お互いがお互いに密接に関係しているので、共通点もたくさんあります。

1・「聖典」の共通

ユダヤ教は『旧約聖書』(ただしこの呼称はキリスト・イスラム教からのもので、ユダヤ教徒自信は単に「聖典」と呼びます)を唯一の聖典としています。

キリスト教は『旧約聖書』にイエスやその弟子の言葉や手紙を収めた『新約聖書』が加わります。

イスラム教は『旧約聖書』と「『新約聖書』の中の4福音書」に加え、ムハンマドの言葉をそのまんま記した『コーラン』が加わります。

2・共通の預言者

預言者とは、予言者とは違い、「神の言葉を預かり伝える人」という意味です。
3宗教とも、この預言者の存在を重視しています。
そして、預言者は一人ではなくて何人もいます。
当然、共通の預言者もいれば、一方は認めるけど一方は否定される預言者もいます。
共通のモノとしては、

アブラハム・ノア・モーセが有名どころですね。
で、そこにイエスが加わるとキリスト教。
さらに、ムハンマドが加わるとイスラム教です。

ユダヤ教は、イエスもムハンマドも認めません。
キリスト教はムハンマドを認めません。
イスラム教はすべて認めますが、最大にして最後の預言者がムハンマドであると主張します。


3・聖地イェルサレム

共通の聖地もいくつかありますが、やはり最大のモノがイェルサレムですね。
まぁ、ユダヤ教の聖地であり、そこから分派・影響を受けて成立したのがキリスト・イスラムの両宗教なので、聖地が同じってのも仕方ないですね。
ただ、イスラム教はイェルサレムよりもメッカの方が重要視されますね。(といっても、イェルサレムの重要性も無視できませんが)

とまぁ、今思いつくのはこれくらいですかね。
最後に注意してもらいたいのは、これらはおおざっぱな解釈・説明で、当然宗派によっての違いもでてきますし、その解釈の違いから互いに争ったりしています。

元々、ユダヤ教が原点です。(ユダヤ教の原点は何か?は割愛)
で、そのユダヤ教を改革しようとして出てきたのがイエスです。
しかし、結局は改革ではなく分離独立という道を選び、その宗教がキリスト教となります。
成立は紀元前後ですね。

イスラム教は7世紀にアラビア半島で生まれた宗教です。
ユダヤ・キリスト両方の影響を受けて成立しました。

よって、ユダヤ・キリスト・イスラームは3つ併せて「アブラハムの宗教」と呼称されます。
お互いがお互いに密接に関係しているので、共通点もたくさん...続きを読む

Qグノーシス主義の良さをおしえてください

勉強しても 腑に落ちないどころか 頭にも入りません。
そもそも二元論などということからして――絶対者が 相反する二者であるという想定からして―― はっきり言えば 意味のないことを考えているとしか思われません。

これまでと同じく斥けようと思いますが 念のために 見落としのないようにとおしえを乞います。

ウィキペディアにかなり詳しい紹介があります。(今週の16日の更新記事)
http://www.ja.wikipedia.org/wiki/

Aベストアンサー

二元論的考え方と、グノーシス主義とは、非常に似ていますし、重なり合う部分もありますが、発生は別々です。
グノーシス主義を唱える教派において、二元論的考え方を持つ教派もありますが、二元論ではない考え方のグノーシス派の教派もあります。

そもそもグノーシス主義は、ギリシャ哲学とキリスト教がまじりあって生まれた考え方であるのに対し、二元論は、ゾロアスター教やマニ教などの影響下にうまれたキリスト教です。

善悪二つの神を想定する二元論ですが、二元論的考え方には、唯一絶対神から分かれて二元論となり、将来二つの神は統合されるとする「穏健的二元論」(ゾロアスター教的考え方)と過去から未来永劫合わさる事がないとする「絶対的二元論」(マニ教的考え方)が存在します。
このうちの、穏健的二元論と、グノーシス的考え方に重なり合う部分が多いのです。

質問の内容からしまして、質問の意図が、グノーシス派の考え方ではなく、二元論的考え方であると思われますから、二元論的考え方について説明します。
(グノーシス派の考え方は、「高貴な精神(知性)と俗なる肉体」という考え方が基本となっています)

>絶対者が 相反する二者であるという想定からして―― はっきり言えば 意味のないことを考えているとしか思われません。

絶対的二元論の場合、絶対者は一人ではなく二人だという事です。
穏健的二元論の場合、二人の絶対者は、より上位の超絶対者から別れた者と考えます。
これは、ヒンズー教で、維持神ヴィシャヌと破壊神シバを考えますと理解できると思います。
古代において河川の洪水は、畑を流し作物がとれなくなってしまいます。
そのため洪水は無いほうが良いのですが、肥料などが無い時代に畑での連作は地力の衰退を起こし、収穫の減少を招きます。
それを防いでくれるのが、洪水によって上流から運ばれてくる土砂なのです。
つまり、生産性を維持するためには、破壊という災害がなければならないのです。
この維持と破壊この2つを崇める事が、二元論的考え方になります。
この維持と破壊を同価値とするのが「絶対的二元論」で、破壊を従属的なものとみるのが「穏健的二元論」になります。

キリスト教の穏健的二元論として、ギリシャやブルガリア、セルビアなどに広がった「ボゴミール派」があります。
このボゴミール派の考え方では、神には二人の子があり、一人をキリスト、もう一人をサタナエルと言いました。
神は、サタナエルに命じ、世界と人間を創らせました。
これが、旧約聖書では「エホバの神」です。
しかしサタナエルは、神の意志にそむき、人間を隷属化させて、あたかも自分自身が真の神であるかのごとく振舞ったため、神は、サタナエルの弟であるキリストを地上に派遣し、人々の誤った考え方を修正させました。
サタナエルは、地底に逃れ、サタンと呼ばれるようになりました。

一方「絶対的二元論」を唱えました後期カタリ派(南フランスや北イタリアに広がった)では、そもそもこの宇宙には、光(精神)と闇(物質)の二つの神がおり、対立していました。
物質をつかさどる神は、人間(生物)という牢獄を創り、精神をその中に閉じ込めてしまいました。
そのため、物欲にまみれた人間界では、腐敗に満ち溢れます。
人間世界の回復のためには、囚われた精神の解放が必要です。
そのために、色々な戒律などが行われます。
(その戒律の中には、性交渉の絶対禁止{自慰行為も禁止}があります。これは、子供が生まれる事は、牢獄の増加につながるという考え方によりますが、誘惑に負けて性交渉をしてしまった人は、今度は徹底して性交渉をする事が良いとされました。これは、性交渉により肉体を酷使する事で、精神を閉じ込めておく牢獄が弱くなると考えられたためです)

当初カトリック教会もコンスタンティノープル総主教も、ボゴミール派もカタリ派にも弾圧を加えてはいませんでした。
二元論運動の広まりにより、二元論者が、既存の教会を破壊したり十字架を撤去するなどの行為を行うようになったため、弾圧に乗り出します。

二元論的考え方と、グノーシス主義とは、非常に似ていますし、重なり合う部分もありますが、発生は別々です。
グノーシス主義を唱える教派において、二元論的考え方を持つ教派もありますが、二元論ではない考え方のグノーシス派の教派もあります。

そもそもグノーシス主義は、ギリシャ哲学とキリスト教がまじりあって生まれた考え方であるのに対し、二元論は、ゾロアスター教やマニ教などの影響下にうまれたキリスト教です。

善悪二つの神を想定する二元論ですが、二元論的考え方には、唯一絶対神から分か...続きを読む

Qイスラム教とユダヤ教とキリスト教の争い、対立関係は?

宗教の質問はとても難しいのですが、どうしてもわからないことがあり、質問させて下さい。

3つの質問があります。

◆ここ最近、ヒズボラとイスラエルの戦争のニュースを見て思ったんですが、宗教で言うと、イスラム教とユダヤ教が対立していますよね。イスラエルを支持しているのはアメリカですが、ブッシュ大統領はキリスト教の右派だと何かで見ました(ブッシュさんは宗教を利用してるだけかもわかりませんが)

イエスキリストを殺したのはユダヤ教の偉いさんなんですよね。でもブッシュ大統領率いるアメリカはイスラエルと仲がいい。むしろイスラエルが親でアメリカが子供のような関係らしいですが。今は、ユダヤ教とキリスト教は仲がいいんでしょうか?

◆宗教戦争ではイスラム教VSユダヤ教はよく聞くのですが、イスラム教VSキリスト教、もしくはユダヤ教VSキリスト教は聞きません。

基本的に対立しているのはイスラム教とユダヤ教なんでしょうか??

◆アメリカをコントロールしているのはイスラエルとかも何かで見ましたが、ユダヤ人はそんなに頭が良くて、お金と権力を持ってるんでしょうか。大昔、ユダヤ人は金融(金貸し)ビジネスをやっていたらしいですが、その名残でしょうか?

※ネットや本などを軽く呼んだ程度の凄く薄い知識で書きましたので、私の質問の中で、間違っている所があればご指摘下さい。

宗教の質問はとても難しいのですが、どうしてもわからないことがあり、質問させて下さい。

3つの質問があります。

◆ここ最近、ヒズボラとイスラエルの戦争のニュースを見て思ったんですが、宗教で言うと、イスラム教とユダヤ教が対立していますよね。イスラエルを支持しているのはアメリカですが、ブッシュ大統領はキリスト教の右派だと何かで見ました(ブッシュさんは宗教を利用してるだけかもわかりませんが)

イエスキリストを殺したのはユダヤ教の偉いさんなんですよね。でもブッシュ大統領率いるア...続きを読む

Aベストアンサー

1.ブッシュは、キリスト教右派ですが、宗教を利用しているというよりもネオコンや宗教団体に「利用されている」という側面の方が強いでしょう。父親と異なり、彼には「何かを利用する」という才覚はないようです。
ナザレのイエスを処刑したのはローマ総督です。ただし、強行に処刑を主張したのはユダヤ教指導者たちという事になっています(聖書の記述が正確だったとして)。
アメリカがイスラエルと仲がいいとは言い切れません。相互に「利用しあっている」と言えるでしょう。ユダヤ教とキリスト教では「宗教的には水と油」です。イスラエルは「政治的バックボーンとしてアメリカを利用」し、アメリカは経済的・軍事技術的支援をユダヤ資本に依存しています。もっと「ドロドロとした関係」です。

2.イスラム対キリスト教の対立は、十字軍遠征にさかのぼります。イスラムの支配地を制圧した十字軍は「足首まで血に浸かった」といわれています。
ユダヤ教とキリスト教の対立は、ローマによるユダヤ王国占領後、ローマがキリスト教を国教としたときまでさかのぼるのではないでしょうか。亡国の民ユダヤはヨーロッパ各地で迫害されゲットーと呼ばれる居留地に押し込まれたりしました。近年ではナチによるユダヤ人迫害などがありますが、基本的にユダヤ人はどこの土地でも嫌われています(ユダヤ人側に原因がある事も多いのです)。
イスラム、ユダヤ教、キリスト教、そしてそれぞれの会派は「おのおの同士」で対立しています。近親憎悪に近い物がありますが、教えの解釈を巡った対立や、宗教指導者の地位を巡った対立もあります。

3.そうとも言えますが、ユダヤ人たち自身が「ヨーロッパの戦争」に基本的には関与しなかったというのも理由です。彼らはとにかく「自分たちはユダヤ人」と思っていますので、ドイツに住んでいても「ドイツの事には無関心」だったのです。それでいて兵器産業でもうけたりしていた為、嫌われる原因となっています。
ユダヤ人がヨーロッパの戦争を陰で操り、その土地の国民が苦しむ事で潤ってきたという見方をする人も結構いますね。現代でもユダヤ資本の多くは兵器産業に大きく関わっています。

1.ブッシュは、キリスト教右派ですが、宗教を利用しているというよりもネオコンや宗教団体に「利用されている」という側面の方が強いでしょう。父親と異なり、彼には「何かを利用する」という才覚はないようです。
ナザレのイエスを処刑したのはローマ総督です。ただし、強行に処刑を主張したのはユダヤ教指導者たちという事になっています(聖書の記述が正確だったとして)。
アメリカがイスラエルと仲がいいとは言い切れません。相互に「利用しあっている」と言えるでしょう。ユダヤ教とキリスト教では「宗教...続きを読む

Q女性はどういった肉体的強さのある男性が好きですか?

女性はどういった肉体的強さのある男性が好きですか?

女性は肉体的に強い男性を好みますが、女性は具体的にどのような肉体的強さを持った男性に好きになるのでしょうか?

ただ筋力がある人ですか?

肉体的なケンカに強い人ですか?

ひ弱そうな男性をいじめることができる人ですか?

Aベストアンサー

女性の一般的な意見ではなくて私個人の意見ですが・・・

具体的な例をあげると、
お姫様だっこを軽々してくれたり、階段などで転びそうになった時に抱きとめてくれたり、セックスする際に腰遣いが激しかったり・・・ですかね。
あと筋力をよりつけたいと筋力トレーニングなどで体を鍛える人は魅力的です。
筋力そのものというより努力を惜しまないところが。
肉体的なケンカは強ければ強いほど良いでしょうけど(いざという時に安全だから)、弱い人をいじめる人は最低です。
弱いからと言って何も努力しない人も好きじゃないですけど。

私の知人友人(20代)の意見だと、細マッチョ好きな人が多いですね。
細身だけど実は鍛えられてるっていうのが良いみたいです。
ゴリマッチョは好きな人が私の周りには少ないです。
中には細い男性が大好きな子もいます。

Qキリスト教における「Lady Poverty」

キリスト教における「Lady Poverty」の意味を教えてくださいませんか?フランシスコ修道会の説明のくだりにでてきたのですが、その実態がイメージできません。「清貧なる女性」でしょうか?よろしくお願いします。

Aベストアンサー

フランシスコ(フランチェスコ)修道会の説明で出てきた「Lady Poverty」なら、
それはアッシジのフランチェスコのエピソードに出てくる有名なものです。
フランシスコ修道会は、ご存知とは思いますが、アッシジのフランチェスコ
によって始められたカトリック教会の修道会の総称で、彼の清貧の精神に
基づいています。

フランチェスコは裕福な毛織物商人の家に生まれ、青年の頃には他人の
世話を損得を考えずに行い、礼儀正しく親切で優しい性格ではあったもの
の、大変な浪費家で見栄っ張りな散財を行う人間に成長していました。
彼は騎士となって手柄を立て、美しい貴婦人と結婚しようと考え、功名心
から戦争に何度か参加したのですが、ある時、夢の中で故郷に帰るように
というお告げを聞いて故郷のアッシジに帰り、教会や町外れで祈るように
なります。これを見た、かつての遊び仲間たちが、きっと誰かに恋している
に違いないと噂をします。それに対して、フランチェスコは「私が娶ろうとし
ている花嫁は、どんな婦人より気高く、裕福で、美しい貴婦人です」と答え
ます。実は、彼の言っていた貴婦人(lady)というのは清貧(poverty)のことを
指していたのです。つまり、キリストに仕える騎士になり、清貧という名の
貴婦人と結婚しようと思い立ったわけです。

フランチェスコは、清貧の理想について、当時の騎士道と吟遊詩人の言葉
になぞらえて、「清貧の貴婦人」(Lady Poverty)という擬人法で表現します。
つまり、騎士が貴婦人に慇懃に奉仕し、吟遊詩人が賛美の歌を貴婦人に
捧げるように、フランチェスコも清貧のために献身することこそ理想と考えた
のです。

フランシスコ(フランチェスコ)修道会の説明で出てきた「Lady Poverty」なら、
それはアッシジのフランチェスコのエピソードに出てくる有名なものです。
フランシスコ修道会は、ご存知とは思いますが、アッシジのフランチェスコ
によって始められたカトリック教会の修道会の総称で、彼の清貧の精神に
基づいています。

フランチェスコは裕福な毛織物商人の家に生まれ、青年の頃には他人の
世話を損得を考えずに行い、礼儀正しく親切で優しい性格ではあったもの
の、大変な浪費家で見栄っ張りな散財を行う人間に成...続きを読む


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