フィラリア投薬開始時期

Question

シーズン最初の投薬前に血液検査で、体内にフィラリアがいないことを確認されますよね。
　薬は、投薬前１ヵ月程の間に体内に入り込んだフィラリア幼虫を駆除すると聞いています。
　ということは、最初の投薬は、血液検査確認から１ヵ月後でもいいと言うことになりますか？

　医学的にみてどうでしょうか？　よろしくお願いします。

cocktailparty · Accepted Answer

こんにちは。
始めに重要な点として、フィラリア薬の投薬は、土地によって期間が変わります。フィラリアを媒介する蚊の発生期間が地域によって違うためです。質問者様が何処におすまいかわかりませんので、例えば関東～東北？あたりといった感じで話を進めてみます。検査は仮に、５月に行うとします。
まず最初に、フィラリア検査の内容について少し・・・。
血液を調べてフィラリアの有無を検査するといっても、血液少量を顕微鏡で見てフィラリア幼虫を直接確認する方法と、血液の中のフィラリア成虫の出す成分を抗原抗体反応キットを使って検出する方法のふたつがあります。
フィラリア幼虫を見つける方法では、使う血液は少量ですから、もし犬の体内にごく少量のフィラリア幼虫がいる場合、たまたま検査した血液中には見つからないという可能性も出てきます。
その場合、フィラリア薬を５月下旬くらいから飲ませる地域で、検査を通常の５月中旬あたりに行うとして、蚊自体は３月から発生していた（一般に、シーズン早いうちの蚊で感染することは少ないと言われていますが）とすると、フィラリア幼虫がシーズンのごく早い時期に少量体内に入っていた場合、血液検査から一ヶ月待ってから投薬するとすると６月中旬ということになりますので、薬で殺せる幼虫期のぎりぎりという感じになります（幼虫は成長するに従って薬で殺しにくくなります）。こんな例が多いわけではありませんが、可能性として否定はできません。
さて、成虫を検出する検査では、成虫がもしいればもちろん幼虫を産みますので一ヶ月待つなどというのは論外です（成虫がいる場合予防薬ではなく治療薬の投与となる場合もありますが・・・）。成虫がいなかった場合、同じキットでは幼虫の検査はできませんので、やはり一ヶ月待つ間に幼虫が大きく成長してしまう危険性があると思います。
面倒くさく書きましたが、つまることろ、動物病院で行うフィラリア検査は完璧ではないので、検査で幼虫がいなかったといっても、それはいない可能性が高い、というだけのことなのです。今までの話は、５月に検査という前提で行ってきましたが、検査を４月に行って、５月に投薬というのは問題ないと思います。これが３月に検査、４月に投薬開始でもまあ問題はないわけですが、３月ではまだ蚊が少なく、幼虫は万一いても検出されない可能性が高いのですから、検査自体が無駄に近いような（そして薬は一ヶ月分多く買わなくてはいけない）・・・といった具合ですから、結局、検査の日を基準に考えるのではなく、感染の可能性の高くなる時期に合わせて決められた投薬開始の時期を基準に考えるということですね。
ちなみに、地域による投薬期間のほか、獣医さんによっても方針が変わることがありますので（東北でも予防薬の通年投与をモットーとしている、とか・・・）先生の方針に納得できなかったらほかの先生の考え方も聞いてみたりしたほうがいい場合もありますよ。薬はけして安いものではありませんもんね。

こんな長文のうえに分かりにくくなってしまって申し訳ありません。

hanabone · Answer

我が家のワンは、4月末に別の病気のための血液検査をした際に、フィラリア感染についても同時に調べてもらいました。
6月に入って、もう一度検査をしなくてもいいのか相談したところ、mo-kaさんのおっしゃるとおり、
薬は1ヶ月程の間に体内に入り込んだフィラリア幼虫を駆除するものなので、問題ないと言われました。
ただし、5月ぐらいまでの蚊からは、ほぼ感染しないという根拠のもととのことでした。気温が高くなり、
湿度が上がってくる5月中旬以降の蚊からは感染しやすくなるので、薬の投与の日を必ず守るようにとおっしゃってました。
また、幼虫の段階では、フィラリア感染の陽性にはならないとも・・・。「回答」とまではいきませんが、ご参考までに・・・。

フィラリア投薬開始時期

我が家のワンは、4月末に別の病気のための血液検査をした際に、フィラリア感染についても同時に調べてもらいました。

こんにちは。

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