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BAF(Bunker Adjustment Factor)と、CAF(Currency Adjustment Factor) は、貿易用語としての日本語ではどう訳されていて、どう使われているのか教えてください。それと、 W/M が何かもわかりません。辞書で調べたんですが・・・。教えていただければうれしいです。

A 回答 (9件)

アメリカで小さな商社営んでいる者です。



まず用語から、BAF・CAFは70年代に(私がまだ乙仲にいて輸出部を任せられていた頃のです)石油の値段が上がり為替も不安手になっていた頃に出来た用語です。 こちらではバフ・カフと呼ばれ日本でもそれを取り入れられました。 人によっては単にBunker/Currencyと言ってしまう事もあります。

M/Wを読むときはweight or measureといって、日本語では特に乙仲では「ウエイト・オア・メジャー」と呼んでいるところが多いですね。 これは、Weight or measure(ment) whichever generates more revenueと言う意味で,
キロトン(重量)かキュービック・ミーター(立法メーター/サイ数)の数字を見てどちらでも大きい方をとります。 つまり、同じ重さでも鋼鉄であれば重量をとり綿であればさい数をとると言う事になります この大きい方、つまり船会社により大きい収入をもたらすものをRevenue TonといってR/Tとも書きます。レベニュートンですね。

ですからうちで扱っている音響用のスポンジはそのままでは綿と同じように軽いけどR/Tとしてのサイ数がとてつもなく大きくなってしまうので、特殊なバキュームパックでサイ数を減らしています。 また、スキッドなどに数個の箱を載せて送るときなど、その寸法とは一番長い長さと幅と高さをとりますので、できるだけ上から島で同じ寸法になるようにつむのですね。 そうしなくて、一箱だけその上に乗せて送るとその一個分だけ高さが高くなりますのでR/Tもその分だけあがってしまうことになってしまうのです。

これは湯集費用を知らないメーカーなどにはちゃんとどのように梱包したら言いかを初めからはっきり指示する必要もあるわけです。

Weight 0.08MT、Measurement 1.12x0.17x1.13 =0.215M3と言う事で「サイ数」の数字を使いこれを運賃料金レートをかけることになります。

しかし、これほど小さいと船便で送るには日数がかかりすぎ、また、運賃そのものがminimum chargeより少ないとこのミニマムチャージがかかり、更に船便の痛感料金が航空便より高いので非常に割高になりすぎます。 

しかしこれが単品のサイズでこれを100個と言うのであれば、8トンに21.5立方メーターになりますので、この品物のコモディティーレートがかかってきます。 このコモディティーレートは品物によって、船会社によって、湧出港と輸入港によって変わってきます。

このほかにCFSチャージ(Container Freight Station Charge)と言って港でのコンテナで運ばれなかったものに対しての作業チャージがW/Mにかかってきます。

(Freight rate + BAF) x (1+CAF) + CFSがトータルレートとなりそれかけることのサイ数が合計チャージになるわけです

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

この回答への補足

具体的な例でのご説明、非常にわかりやすく参考になりました。ありがとうございます。
お言葉に甘えて、二点、質問させていただきたいことがございます。

(Freight rate + BAF) x (1+CAF) + CFSがトータルレートとなりそれかけることのサイ数が合計チャージとなるとのことでしたが、この場合のFreight rateは、海上輸送ではOcean freightで、航空輸送ではAir freightという認識でよろしいのでしょうか。

また、(1+CAF)はなぜプラス1になるのでしょうか。

宜しくお願いいたします。

補足日時:2005/06/28 16:15
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No.8の礼欄のご投稿拝見しました。



ご希望に対して決定的な返事(実務にすぐ役立つ本の紹介)はなかなか難しいと感じます。

言うは易しですが、現役、経験者の書かれたもので難しい理屈より個々の具体例を多く挙げて解説されている本が役に立つと思います。  大抵の本の終りのほうににある著者略歴が参考になるでしょう。

ところで少し話がずれますが、
質問者さんが乙仲、海貨関係なら
過去の
Dock receipt
B/L
House B/L
Combined transport documents
のコピー等があれば見る。

商社関係の人なら、
通常数年間保管している過去の船積書類の
B/L
Combined transport documents
Airwaybill
Weight &/or Measurement certificate/list
等を見て
未知、疑問、理解出来ないところがあれば先輩、上司に尋ねる、場合によっては乙仲、船会社に問合せる。

本、参考書よりこれが最も確実です。  それが不可能ならここOKWebで質問しても適切な回答が得られるでしょう。
  
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この回答へのお礼

丁寧なご助言をありがとうございました。とても参考になりました。
私が勤めている会社は、とある外資系のできたばかりの日本支社です。上司は一人だけでとても忙しく動いておられる方なので、なかなかじっくりと教えていただくことができない状況で、なんとか一人でわかるようにならなければと奮闘しているところなのです。
今後はhakkoichiuさんのアドヴァイスを参考にしつつ、時にはOKWebで質問をさせていただきながら、少しづつ覚えていきたいと思います。お世話になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2005/06/29 10:25

No.7です。

  すみません。  No.7でCAFの計算間違いをしました。  訂正して再投稿します。

No.6の捕足。
(1 + CAF)
ーーーーーーー
BAFが通常W/Mあたりの具体的金額(例えばUSD7.75per W/M)
に対して
CAFは(品目ごとのfreight rate + BAF)の合計額に(何%かが)課せられます。

仮に
freight rate USD100.- per W/M
BAF USD 7.75 per W/M
CAF 5.5%

で W/M が 12M3 5,000Kgs 
とすると

USD100 x 12M...........USD1200
BAF USD7.75 x 12M...... USD93
------------------------------
(sub total)..............USD1293
CAF 5.5%...................USD71.12 (= USD1293 x 5.5%)

-----------------------------------
(total)..................USD1364,12

この合計に(CFS Charge x 12M) を加えます。

上の筆算を簡単な式で言い換えれば
(Freight + BAF) x (1 + CAF) + CFS になります。

これがNo.6のご回答の具体的な意味です。
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この回答へのお礼

非常に分かりやすく、これから自分で応用もできそうで、助かりました。何分、まったく分からない中、一人でやらなければならないので、hakkoichiuさんの回答のような初心者にも分かりやすいアドヴァイスは本当に有難いです。もしよろしければ、今後の独学に役立つような学習本などを推薦していただけませんでしょうか。

お礼日時:2005/06/28 21:29

No.6の捕足。


(1 + CAF)
ーーーーーーー
BAFが通常W/Mあたりの具体的金額(例えばUSD7.75per W/M)
に対して
CAFは(品目ごとのfreight rate + BAF)の合計額に(何%かが)課せられます。

仮に
freight rate USD100.- per W/M
BAF USD 7.75 per W/M
CAF 5.5%

で W/M が 12M3 5,000Kgs 
とすると

USD100 x 12M...........USD1200
BAF USD7.75 x 12M...... USD93
------------------------------
(sub total)..............USD1293
CAF 5.5%...................USD64.65 (= USD1293 x 5.5%)

-----------------------------------
(total)..................USD1357.65

この合計に(CFS Charge x 12M を加えます。

上の筆算を簡単な式で言い換えれば
(Freight + BAF) x (1 + CAF) + CFS になります。

これがNo.5のご回答の具体的な意味です。
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#4です。


Weight  0.08MT
Measure 1.12x0.17x1.13 =0.215M3 ですからメジャー勝ちですね。
ただし、その大きさ、重さで海上貨物だとミニマムチャージ(1revenue ton 以下)ですね。普通1トンがミニマムですからBAF、CAFも1を乗じた数字になります。

この回答への補足

なるほど。かなりクリアになってきました。1を乗じた数字ということは、BAF:USD9.95W/Mなら、1トン以下のものはすべてUSD9.95ということですね。ありがとうございます。
以上のことを考えると、以下の条件のSeafreight Chargeは、BAFとCAFの数値にPick upとTHCの料金を足せばよいとなりますでしょうか。Pick up料金も1cbmをミニマムとして考えればよいでしょうか。
Pick up(1cbm=250kgs):EUR102.00
THC:EUR30.00
BAF:USD9.95W/M
CAF:8.1%of sefreight charge

補足日時:2005/06/28 14:01
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#1(=#3)です。

詳しくは貿易実務の参考書をご覧いただきたいのですが初心者で苦労されているようなので簡単に基本事項だけ。

ウエイト勝ち、メジャー勝ち、(ウエイトどり、メジャーどりとも言う)という言葉はご存知ですか?

前の例と同様 
重さが5MT(5トン、MTはmetric tonのこと)
容積が10M3の貨物があったとします。

運賃はトンあたりUSD100としましょう(ここでいう「トン」がrevenue ton のことです)。

船会社は重さと容積のいずれをrevenue ton として採用してもかまいません、ということは大きいほうの数字で請求しますね。
船の浮力には限りがあり、また容量にも限りがあるからです。

上記の例では船会社は10M3(容積の数値)をrevenue tonとして採用しますのでこの場合運賃は 10M3x USD100 =USD1000が運賃となるわけです。

逆の例として、仮に重さが8トン、容積が7M3の貨物があれば重量がrevenue tonとして採用されますのでの8トン(8MT) x USD100 =USD800が運賃となります。

貿易は実務と並行して勉強できるのですから取得はそれほど時間はかからないはずです、頑張ってください。

この回答への補足

とても分かりやすい説明をしてくださり、ありがとうございます。また、励ましのお言葉もいただき、やる気がでました。最後にもう一点お聞きしてよろしいでしょうか。
今、手元にある資料には、Dim.:112×17×113cm,grosss approx.28.0kg とあります。
これはMeasureがcmで重さがkgですが、Measureが大きいとみなせばよいのでしょうか。Measureをもとに運賃を計算し、(1.12×0.17)×10.25=1.9516で、BAF=1.95US$ということで合っていますでしょうか。
また、Dim.:116×112×31cm,grosss approx.80.0kg の場合は、1.2992×10.25=13.3168で、BAF=13.32US$ でしょうか。

補足日時:2005/06/28 13:19
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#1です。



>BAF:USD10.25W/Mは、どう解釈すればいいのでしょうか。

ご存知でしょうが海上運賃はFreight Ton あるいは Revenue Ton と称して単位あたりWeight と Measureの大きいほうの数字をもとに運賃を乗じます。 
おっしゃるケースで仮に 重さが1トン、 容積が2M3の場合だと
10.25 x 2M3(2revenue tons) = USD20.50 がBAFとして追加請求されます。

なおBAF、CAFの計算方法は航路や船会社によって変わる(CAFの乗数を本来の運賃のみとするケース、BAFも含めて乗ずるケース、など)ので詳しくは船会社、乙仲等に相談されたほうがよいと思います。

この回答への補足

計算方法とその根拠についてはよくわかりました。ありがとうございます。ただ、容積が2M3(2revenue tons)というのはどういう意味でしょうか。本当に申し訳ないんですが、私はまったくの素人で、ほんの少し前に貿易実務を始めたばかりで、勉強もまだこれからといったところなんです。それなのに、参考資料も教えてくださる方もいない中、輸送費の計算を任されて、かなり戸惑っているところなんです。お忙しいところ申し訳ありませんが、今一度、ご回答いただければ幸いです。

補足日時:2005/06/28 11:46
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知っている範囲でお答えします。



BAF (Bunker Adjustment Factor) = 燃料割増料率
CAF (Currency Adjustment Factor) = 通貨変動割増料率
W/M = weight and measurement

私も、詳しい方のご回答、参考にしたいです。

参考URL:http://www.auk.co.jp/knowledge/word/index.html
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。用語訳がわかり、かなり覚えやすくなりました。また、とても有用なウェブサイトをご紹介くださり、感謝いたします。これから頻繁に活用することになるかと思います。

お礼日時:2005/06/28 10:55

BAF,CAF は適切な日本語訳があるのかも知れませんが貿易人の間では通常バフ、カフ、あるいはバンカーサーチャージ、カレンシーサーチャージと呼ぶのが一般的ですね。

海上運賃等で原油や通貨変動に対するリスクをあらかじめ盛り込んで請求するものです(早い話が運賃割り増しですね)。

W/M  は Weight/Measure でしょう。

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございます。仕事をする上では、できるだけ早く意味をわかった上で、略語で話ができるようにならなければならないですね。ところでちょっと、補足質問をさせていただいてよろしいでしょうか。

CAF:8.6% of seafreight chargeは、CAFは解消運賃の8.6%が加算されるという意味だと思うのですが、BAF:USD10.25W/Mは、どう解釈すればいいのでしょうか。

補足日時:2005/06/28 10:46
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