「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

 1「相反する」とあった時、どう読むかで迷います。「あいはんする」「そうはんする」のどちらでしょうか。意味の差、使い分けは存在するのでしょうか。
 
 2「居る」をイルと呼ぶかオルと読むかでも迷っています。たとえば、「座り居る女」等です。(この場合はイルだそうですが・・)使い分けがあるのかないのか、ご存知の方がいらっしゃれば教えてください。また、こういう時に便利な辞書があれば教えてください。

A 回答 (5件)

 擬古文や美文調なら話は別ですよ。

No.3にも書いたように、芸術作品にはそういった文法的逸脱はいくらでもあります。特に明治・大正前半にかけての文学は、古典的散文(文語体)から脱却して言文一致体を作ろうとさまざまな文体的実験がたくさんの作家たちによって行われていた時期です。挙げていらっしゃる露伴の五重塔は、西欧文化の影響を受けた言文一致運動には批判的な作家で、そのために雅俗折衷体という文体を磨きあげた作家です。雅俗折衷体というのは、簡単に言えば会話文は口語で、地の文は擬古文で、というスタイルです。「たけくらべ」や「舞姫」もこれですね。
 そういった文体に関しては、一貫した原則に基づいて読み方を判断するのはあまり意味がないと思います。厳密な話し言葉としての口語に限れば、露伴の時代の文法と現代ではかなり違いますし、朗読の文化が色濃く残っている露伴などの時代の作品では、作者が指定したとおりの音をとるべきだと思います。
 文体論については、たくさんのかたが書いていらっしゃいます。「文体」「露伴」などで検索すると、いくつか論文が引っかかってくると思います。そちらをご覧になってみては?
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この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございました。非常に参考になりました。

お礼日時:2005/07/17 15:21

一カ所訂正します。


「露伴の五重塔は」→「五重塔の露伴は」
初歩的ミスですみません(^^;;)
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「居る」は、謙譲語になった時「おる」です。

(例・「本日は家に居ります(オリマス)」)
また、「座り居る」は「すわりいる」ではなく「すわりおる」が正しいと思います。なぜなら、「座る」のような四段活用動詞の場合、「動詞の連用形+いる」は、「~ッテイル」という形になり、イ段で接続する連用形は「おる」とは接続できますが「いる」とは接続しません(小説や詩などの芸術表現としては成立するのかもしれませんが、ここではそういう話ではないですよね)。
また、謙譲語は、目下の人間の動作に対してつけることもあります。ご質問の「座り居る女」も、このケースではないでしょうか。どうしても「イル」と読みたいのならば、「座って居る女」(スワッテイル女)または「居座る女」(イスワル女)ならば可能です。
「待遇表現」というキーワードで検索してみると、たくさんヒットしますよ。

この回答への補足

 どうやら「すわりいる」のようです。以前から気になっていて、朗読CDを買ってきて調べたのです。僕もこの場合はオルなのかと思っていたのですが・・・(ちなみに「五重塔」からの抜粋です。)
 謙譲語の場合、オルと呼ぶのはわかるのですが、それだけでは説明が付かないものがあるので・・。明治の文学作品(露伴とか、柳田とか)を読むときに、判断が付かないものが多くあるのです。
 

補足日時:2005/07/17 14:27
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>1「相反する」


→ここのホームページでは、「あいはんする」となっていました。

http://dictionary.goo.ne.jp/index.html

参考URL:http://dictionary.goo.ne.jp/index.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。悩むほどの問題ではなかったようです。

お礼日時:2005/07/17 14:38

「そうはん」は「相反定理」などのように使うもので「○○する」の場合は「あいはんする」ですね。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。おっしゃるとうりです。

お礼日時:2005/07/17 14:37

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