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今日、人間の体温のことについて講義で教わりました。
ここで、ちょっと疑問がでできました。
それは、なぜ人間の体温が36度付近なのですか?
体内の酵素がこの温度で活動しやすいからであると、調べたらあったのですが、でもそれって、人間の体温がその付近だったから、酵素も36度付近で活動するようになったのではないのでしょうか?
さらに、なぜ外界の温度が上昇しても、体温はほとんど変わらず36度付近で保たれているのでしょうか?

A 回答 (3件)

> なぜ外界の温度が上昇しても、体温はほとんど変わらず36度付近で保たれているのでしょうか?



人間の体の中には体温を何度にしなさいという設定温度命令が働いているからです。
体温の調節は主に発汗によって行われます。汗が蒸発する際に体から気化熱を奪うことで体温を下げるのです。このため、身体が熱せられる熱が大きいほど大量の水分を失います。また、湿度が高いと汗が蒸発しにくいため、発汗による体温調節の効率が悪化し、さらに多くの水分を失います。

人体が温熱を感じる受容器(センサー)は二つあります。
1・皮膚の温度受容器
皮膚にある暑さ寒さを感じる受容器で、体の表面の温熱を感じて温熱中枢に伝えます。 そして、この温熱は大脳皮質にも連絡されるため、暑さ寒さとして認識されます。
2・深部の温度受容器
体温を感知する受容器を深部の温度受容器といい、温度感受性ニューロンが体温の上昇低下を感知して、 それを体温調節中枢に伝えます。

体温調節中枢は視床下部の後領域にあるといわれております。これ自体には温寒を感じないのですが、受容器からの情報を集めて、 適切な命令(制御信号)を効果器に送ります。
体温調節中枢からは以下の経路で命令が伝えられます。
1.自律神経系
a)交感神経系
β受容体-----ふるえのおこらない産熱をおこないます。褐色脂肪組織に働いて、脂肪の分解を促進します。 グリコーゲンを分解して糖の新生を促します。
α受容体ーーー血管運動機構に作用して熱の遮断をおこないます。 皮膚・粘膜・静脈などの血管収縮をおこないます。
b)副交感神経系 
アセチルコリンを伝達物質として効果器に作用します。 末梢の血管を拡張して発汗を促すとされています。
2.体性運動神経系
骨格筋に作用して「ふるえ」を起して、熱を産生します。
体を動かして、熱を産生するような行動をとります。
3.ホルモン系
ホルモン系は体熱の産生を促進します。
視床下部下垂体系が働いて、下垂体前葉から甲状腺刺激ホルモン(TSH)や副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が出て、甲状腺ホルモンと副腎皮質ホルモンの分泌を増やすことによって代謝を亢進させ、産熱に働きます。
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自信はないのですが、変温動物のことを考えてみると何か見えてくるかもしれません。


変温動物は、気温が低すぎると活動できず、体温が上がるまで日光浴をするか、冬眠してしまいます。
これは、活動したくないんじゃなくて活動できないのです。
活動できない理由が、おそらく酵素が低温では効率よくはたらかないからではないでしょうか。
これを克服するために体温の恒温機能を身につけたのが哺乳類と鳥類で、結果今のように繁栄することが出来ているのだと思います。
つまり、酵素の方が先じゃないか、ってことです。
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進化論という仮説を信じていることを前提にします。



人間が進化する過程で、多くの酵素が効率よく機能する温度がA度であった。このため体温をA度に調節する仕組みができあがった。また同時にA度ではあまり効率が高くない酵素は亡失してしまった。
そのA度がたまたま36度だったと考えられるのではないでしょうか。

>体温はほとんど変わらず36度付近で保たれているのでしょうか?

普通はそうです。それがうまく調節できなくなる状態を病気として取り扱います。
熱中症や、低体温症です。
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