dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

pH校正についての質問です。酸性、中世、アルカリ性で校正すると思いますが、順番ってあるんですか?

A 回答 (4件)

はじめまして.端的に言いますと、原理的にはNo.2の方がおっしゃっている通りですが…通常は標準緩衝液という1.68,4.01,6.

というタイプのものを使用します.大事なのは、測定したいものを挟める3点の標準緩衝液を使用する事なのです.1)1.68,4.01,6.86,2)4.01,6.86,9.18のどちらかで行うのが最もポピュラーです.       例えばpH3の測定を行いたいのであれば1)で行います.まず、校正の順番は関係ありません.(ここが原理で関係するのであれば、実際の測定試料の順番にも影響するためです)1つの測定が終了すれば精製水等で電極部を洗浄しますし.大事なのは、各々のタイプ1)or2)の真中にある緩衝液で6回程度の再現性を見る事なのです.          その再現性は通常の規定では±0.05,もう一点、全ての校正時(再現性も含む)際の温度が±0.5℃という方法です.緩衝液の表示には、必ず温度変化での緩衝液そのもののpHが表示されていますので、そこから大きく外れなく、かつ上記の規定で校正されていれば問題ありません.     当然、実際の測定時にも校正時の温度規定を考慮(±0.5℃)して測定するのですヨ.
    • good
    • 1

いまどきのpHメーターには、切片とか傾きの概念が表に出てこないはずです。


それにJCSS検定のpH標準液は、4.01、6.86、9.18の3点だけじゃなかったかな。

うちの職場では、必ず6.86(中性)から校正します。これは順番うんぬんの問題ではなく、pH6.86における起電力を見て、電極の適合性を見るためです。
その後、酸性orアルカリ性で校正します。検液のおおよその液性が分かっていれば、2点校正で十分です。

検液の液性がまるで分からない時や、中和滴定などで測定範囲が酸とアルカリにまたがる場合などは、3点校正します。この時も、酸性とアルカリ性どちらを先にしても構いません。

大事なことは、きちんと校正されていることを確認することです。電極の洗浄がちゃんとできていないと、校正値は狂いますから、必ず校正後に、同じ標準液を使ってpHを測り、正しいpHを示すことを確認します。
    • good
    • 0

これは酸性とかそういうことで順番を決めるのではないのです.


pH メータは電極の起電力と pH の間に1次関数の関係が成り立っていると仮定して,起電力の電圧値を pH に換算して表示します.そのときに必要なパラメータは1次関数の傾きと切片です.校正に使うふたつのつまみになんて書いてあるかよく見てください.どちらかには "slope" つまり傾きと書いてあります.もうひとつは "std" とかが多いでしょうか.これは standard のことですが,意味的には切片の調整をする部分です.
通常の測定では中性を使って切片を,酸性またはアルカリ性を使って傾きを調整します.これは電極の起電力とかの関係で,そうした方が調整がスムーズに行く場合が多いというだけのことで (この説明は,ちょっとめんどうなんで省略),何回か調整を繰り返して追い込むならどちらからやっても本質的な意味はありません.

ここで気をつけなくてはいけないのは,1次関数による近似はあくまで近似であり,あまり広くない pH 範囲内でしか使えないのです.通常は測定したい pH より高い点と低い点で,できるだけ pH の近いふたつの標準液で校正しなくてはなりません.たとえば 4 と 7 で校正したら,9 とか 2 とかの測定は信用できない (程度問題ですが),ということです.そのため,たとえば JIS では pH 1.68,4.01,6.86,9.18,10.01,といった標準液が指定されています.

ということで,通常は中性 (6.86) で std,酸性側を測りたいなら酸性 (4.01 )で slope を調整という順番でいいのですが,本当はこれを何回か繰り返すのが正しく,何回か繰り返すなら,どちらからはじめてどちらで終わっても別にそのこと自体には意味はないということになります.
ふだん 4 と 7 で調整しているものを 1.68 と 4.01 で調整するときは,どちらから始めるかというより,何度も繰り返すことの方がずっと重要です.このあとまた 4-7 で調整するときも同じです.
    • good
    • 0

中性っぽいのから先に校正します。



リン酸バッファーかな。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A