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こんにちわ。
私は、色々な機会があって保健所や市の保健センターなどで、(集団の)栄養指導などの話を聞くことがあります。
そこで思うのですが、栄養士さんや保健婦さんによって、言うことが結構違うことがあるのですが、これはどうしてでしょうか?

もちろん、もう誰でも一般的にわかっているようなことが違うということはそうないのですが、例えば、ある大学の先生がテレビなどで言ったと思われる「私たちの最近の研究ではこういう事がわかってきている」みたいな、まだ全然はっきりしてるとはとても思えないようなことまでその栄養士さんが断言したりします。

なんか、テレビを見て得ただけのあやふやな知識ではないの?と思うことがよくあるんですけど、こういう判断は国家資格をもっているひとの裁量権?みたいなものになるんですか?それとも、所属している場所によるのでしょうか?
もしテレビを見て得た知識だったら、もう論外ですけど、例えばある程度論文をよんで自分でそれが正しいだろうと判断するくらいの権利はあるのでしょうか?

ただ、すべての栄養士さんや保健婦さんが、学校で習っただけの知識でだれでもちょっと調べればわかる程度の知識しかなければ、それはそれで資格って何?とも思うのですが。

どなたか、法律との関連で詳しく教えてください。

A 回答 (4件)

こんにちは。

薬剤師なんですけど。
ですので、その立場から述べますが、内容はどんな資格でも同じだと思います。

資格は、もってるだけでは意味ありません。
薬剤師も、資格があるだけならただの「資格持ち」でしかありません。
はっきり言って、国家試験合格ほやほやでは、あまり役には立たないのです。
実際に薬剤師としての仕事を始めて、多くの経験を積んで、
やっと一人前になれるのです。
そういう意味では、資格を取ってからずいぶんたってからやっと、
「薬剤師」になれると思います。

では多くの経験とは?
患者さんに接する→応対時の言葉遣い・信頼を得られるような説明の仕方
         (一般の人にもわかるような言葉で)
文献に接する→自分が薬学部を卒業してからも世界の医療は進んでいきます
       新しい情報を知らなければ、時代において行かれます
薬に接する→学校で習うのはほんの一部です。しかも一般名(成分名)だけ。
      新しい作用の薬、一般名に会わせて製品名(販売名)・会社名も覚え、
      それぞれの薬にいくつもある効能も覚え直し!

以上のようなことは、すべて自分の意欲にかかっています。まだまだあるけど。
ので、
>例えばある程度論文をよんで自分でそれが正しいだろうと判断するくらいの権利はあるのでしょうか?
これは「ある」といえるでしょう。
ただ、文献には症例報告(ある1人の患者さんにこんな治療法がききました)から
大規模試験(数百人から数千・数万人の患者さんをあつめて行った治療成績の解析)までありますので
どの情報を正しいとするかを見極める力は必要です。
だから、「こんな報告があった(この人の場合に限ってはそれがよかった)」
イコール「それが正しい・誰にでもあてはまる」とはならない場合もあるのですが、
それを「事実として断言」してしまう方がいるのはちょっと残念ですね。
また、今自分がどんなに多くの情報を持っているかで
説明内容の深さ・幅広さも人それぞれになります。

「絶対的な事実」と「最近ではこんな話もある」を
うまくからめて一般の方にいかにわかりやすく伝えるか、ということを
いつも仕事の基本としたいといつも思っています。

なんだか訳がわからなくなってきましたが
「資格を持ってる」ってことだけでオールマイティーではないということを
申し上げたかった次第です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
ちょっと長い質問で、あとから読むと、なにを一番聞きたいのかわからない質問になってました。すみません。

一番気になっているのは、栄養士などに(医師を除く)も、文献などを読んで独自の見解を示す権利があるかどうかなのですが、これがあるといえるということですよね。これは、例えば関係法規ではどの部分に基づくことになるのでしょうか?薬剤師についてで結構ですので、もしご存知でしたら教えてください。

お礼日時:2001/11/05 20:18

 私は保健学院(保健婦の養成所)で講義をしています。

そしていつも言っています。「私が教えることは今日現在において妥当だと思う知識です。しかし、明日になれば、今日の知識は過去のことになるかもしれません。卒業しても、常に頭の中の情報を入れ替えて下さい。私の教えたことを一生守る必要はありません」と。
 医学は日進月歩ですから、今日正しいと思うことが、明日には間違いだったと分かる例も珍しくありません。
 また、正解はただ1つというものでもありません。たとえば、日本では子どもがかぜで熱を出したら、身体を冷やさないようにします。しかし、ロンドンで買った家庭医学書には、子どもを微温湯に入れて冷やすように書いてあります。
 正反対の考えに見えますが、専門科の目から見ると、どちらにも一理あります。
 保健婦や、栄養士、あるいはテレビの報道には、個人によって違いがありますが、それは当然のことです。むしろ、全員がいっせいに同じことを言う方が危険です。間違っていたら、全国民が間違いを犯すことになりますから。
 要は、情報を得る側も、論理的に考えて、取捨選択する必要があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

保健婦学校の講師をされている方なのでしょうか?
医学は日進月歩、まさにそのとおりだと思います。
そういった中で、保健婦、栄養士、薬剤師などの法的な位置付けはどのようになっているのでしょうか?
例え話なのですが、今、胃がんの治療法は病院・医師によって様々で、胃がん学会?(だったと思いますが)が、手術法をある程度統一しようという動きで、ガイドラインを作成する(した)らしいのです。
それぞれ医師にはどの手術法が適切か判断する権利があり、そのガイドラインの作成についても反対する現場の声が多かったという話です。
これは、先にも述べた医師の裁量権に基づいているのだと思います。

そういった裁量権のようなものが保健婦などにも法的に位置付けてあるのかどうか、教えていただけませんか。もちろん、医療行為を行う場合には医師の指導のもとでしょうが、こういった公的な栄養指導などはどうでしょうか?

お礼日時:2001/11/05 20:55

あのーお邪魔させていただきます。

私はその栄養士見習いの者ですが、はっきり申し上げて今の栄養士や管理栄養士・保健婦(師)さんは非常に指導しにくい状況にあるんですよ。今健康ブームとか言われているのはご存じだと思われますが、テレビや新聞・雑誌などでこれがいいと報道・掲載するとみんなしてそのものを買いあさり店からそのものが消えるという現象が起こったりします。しかしたった1回やったから健康になるかといえば必ずしもそうとは言えませんしテレビなどで言っていることが全て正しいかと言えばそうとも言い切れません。サプリメントのことをお書きになっておられましたが、これは栄養士の間でも賛否両論です。今野菜の栄養価が下がってしまっていると言うことをご存じだと思われますが、それを補うためにサプリメントを使用するべきだという人もいます。しかし日本では薬のように効能を表示してはいけないのでやはり何が入っているか解らないよな物を勧めるのはよくないと言う人もいます。私の母校の大学の教授は講演会とか言ったとき来てくださった方に「この間試してガッテンはこう言っていた」とか言われ非常にやりにくいといっていました。テレビでは面白おかしくやってくれればそれでいいという依頼があったりするそうでそれを真に信じる消費者にも責任があるそうです。
人によって指導が異なるのは当たり前です。専門分野も異なるし対象者によっても講演の仕方や指導法が異なります。大学によっても同じ講義でも教える教授が異なるわけですから身に付く物も当然異なってくるわけです。現にこの私の文も賛否両論でしょうし人によってはこの文章自体邪道だと思われる方もいるはずです。
講演を聴いた方がどう受け止めどう行動するかによって変わってくるのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

そうですよね。テレビの影響を受けて、完全に信じていたりするのを良く見る気がします。視聴者も賢くならないといけませんね。

お礼日時:2001/11/05 20:31

 保健婦(士)は、保健所や市町村役場に勤務して、地域住民の健康管理や指導・助言の全般を行うことになっていますし、栄養士も食生活改善や栄養指導を行います。



 保健婦の場合は、保健婦の仕事の定義が定められていますので全国共通ですが、栄養士の場合は勤務形態によっては、給食センターであったり病院であつたりさまざまですので、勤務している役所の決まりとして栄養士はこのような仕事をすると規定されています。その中に、住民への栄養指導というような文章があるのでしょう。

 資格を取ってからは、個々の仕事に対する姿勢や情熱によって、個々のレベルが異なってきます。色々な情報を収集しているのですが、自分の知識ではなくてただ聞いた話を言っているだけの場合もあります。立場上、住民の方に指導する立場ですので、「知りません」「わかりません」とは言いにくいのでしょう。何をどのように指導するかは、個々の技量になってきます。つまり、自分の経験が保健婦としての質を高めることになります。この経験も人によってさまざまですし、その人の性格にもよります。保健婦や栄養士の発言が、正しいこともありますが、経験不足だつたり子育て経験のない場合は、顕著に経験の差が出ます。

 従って、全てを聞き入れるのではなく、考え方が異なる場合は、そんな考え方もある・・・程度に聞いておいた方が良い場面もありました。

 以上、参考になればと思います。
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この回答へのお礼

早速回答して頂いてありがとうございます。

>資格を取ってからは、個々の仕事に対する姿勢や情熱によって、個々のレベルが異なってきます。

確かに、これはどんな職業でもいえることかもしれませんね。
年配の方だと、サプリメント食品について存在すらほとんどしらなかったり、その効果を全面否定されたりすることがよくあります。ただ、そういった方は別にして、ある程度勉強されている人にしても、自分の得た知識を自分で解釈してそれを住民に指導する権利が、栄養士という資格にあるのでしょうか。

例えば、同じ病気でも医者によって治療方針や薬がちがうのは、医者に裁量権があるからですよね?(違うのかな?)
そういうのが、保健婦や栄養士にもあるのでしょうか?病院や老人ホームなどで働いていれば、こういうことはあまりないのかもしれませんが、住民を対象にした栄養指導って独特ですよね?

お礼日時:2001/11/03 11:59

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