
活性炭に1種類の細菌を吸着させ、
それを用いて水処理をしたいと思っています。
以前、200度2時間で活性炭を乾熱滅菌をしたのですが、
グラム染色をした結果、
吸着させた細菌以外に多くの菌が確認されました。
これは、活性炭自身に付着している菌だと考えらます。
そこで、乾熱滅菌より強力なオートクレーブにて滅菌しようと考えているのですが、活性炭をオートクレーブにかけたことがないので、不安です。通常のように耐熱容器にアルミホイルをかけたらよいのですか?
もし活性炭の滅菌方法でより良い方法がございましたら、教えてください。
お願いします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは
吸着させる菌がきちんと分離培養されていることは疑う必要はないですよね? 感熱滅菌もサンプルの種類、形状、容器や滅菌器の構造で温度の伝わり方が違いますし、2時間くらいでは信用できません。
またオートクレーブもやり方によっては、滅菌されない場合があります。完璧に殺菌したい場合は、活性炭を入れた容器の底に水を数ml入れておくといいです。蒸気が行き渡らないと殺菌できないからです。もちろん容器は外から水が入らないようにアルミホイルで軽くふたをしておきます。
粒状活性炭ならば突沸の恐れも無いでしょうから、滅菌後はオートクレーブの中で冷却せずにクリーンベンチに移して、紫外線下でふたを外して放冷、乾燥するとよいでしょう。
オートクレーブは高圧水蒸気滅菌ですので、
滅菌を完璧にするには、この方法が一番いいような
気がします。しかも、突沸の恐れが低いということなので、安心して行えます。
アドバイス、有難う御座いました。
No.3
- 回答日時:
一般的に乾熱滅菌で200℃2時間であれば滅菌は完了していると思いますが。
但し条件がありますね。
対象物の温度が200℃になってから2時間以上経過している事。乾熱滅菌気のオーブンの中が200℃になっていてもサンプルの中心部は200℃になっていない可能性がある場合は滅菌不充分になりますよね。
対象物が活性炭と言う事ですのでデッドエアーを多く含む可能性が有ります。
結果として熱の伝わりは悪く対象物をビーカーなどに大量に入れ滅菌すると中心部の滅菌不良が発生する可能性があります。
粉物の滅菌はシャーレなどに薄く敷いて滅菌されていますか?
他の滅菌方法としては、オートクレーブ滅菌やEOG(エチレンオキサイトガス)滅菌、ガンマー線滅菌等があります。
オートクレーブでもかなり確実に滅菌できると思いますが私もやった事がないので判りません。
今回の目的にはガンマー線滅菌も確実で良さそうですが、やってくれるところが一般にあるかどうか?です。
EOG滅菌は確実性よりEOGの残留が問題になりそうですね。
ただ今回の処理がどのような条件で行われたのか判りませんが細菌の培養中のコンタミ、活性炭の浮遊細菌からのコンタミ、活性炭へ吸着時のコンタミ、などの可能性は潰されたのでしょうか?
それから、水処理の為に活性炭に細菌を固定したものを使用するのであれば、処理中に他の細菌がどんどん活性炭の付着してきます。スタート時に単一菌種であっても、すぐに複雑な細菌相を形成するのでコンタミのレベルがどの程度かは判りませんが%オーダー以下であれば余り問題は無いのではないかと思います。余談になりました。
活性炭の滅菌の際に、より薄く熱が通しやすくしてみます。前回は少し厚みがあったように思えます。
私には乾熱滅菌とオートクレーブ滅菌しか取り扱えないので、まずは乾熱滅菌を再度試して見ます。
また、コンタミは活性炭の吸着時での可能性が一番高いように思えます。慎重にやってみます。
細かいアドバイス、本当にありがとうございました。

No.2
- 回答日時:
一応条件だけ
120度(中心温度, 最も温度が上がらない部分で)2秒
130度2秒
140度2秒
が名前のついている殺菌条件です。200度ですとこれ以上の条件下にありますので.より弱い殺菌になります。
もし140度で死なない菌がいたら(グラム陽性菌かどうかは不明)フラットサワー菌とか温泉菌とかの類です。中には200度でも生きているしぶといのがいたはずですが.仔細忘却。
食化とか食保あたりの本を見れば菌名などが書いてあるはずなので調べてみてください。
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