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油脂の過酸化物価の測定実験を行いますが、実験後の廃液の処理の仕方がわかりません。
少量の植物油、クロロホルム、氷酢酸、ヨウ化カリウム飽和溶液、蒸留水、デンプン溶液、チオ硫酸ナトリウムが混ざっています。
しばらくドラフトで放置したのち、これを分液ロートに入れクロロホルムをビーカーに落とし、クロロホルムは揮発させるか多量の場合は業者に引き取ってもらう。
ロートに残った液は中和する。・・・というので大丈夫なのでしょうか??

ちなみに上記の液を分液ロートに入れた場合、下に落ちるのはクロロホルムと蒸留水ですか?残るのは酢酸とその他で酸性溶液になるのですか?
それならば、放置している間に層が分かれるので上層は分液ロートに入れずすくい取って中和し、層の境目辺りから下の液だけを分液ロートに入れれば大丈夫なのでしょうか?

A 回答 (2件)

実験廃液は基本的に業者に依頼するなどの方法で処理しなければなりません。


今回の廃液に関しても、下水に流して良さそうなものではありません。

クロロホルムを空気中に揮発させるのは不可です。クロロホルムを主成分とする廃液として業者に引き取ってもらうのがよいでしょう。ハロゲンの含量が高いので、他の廃液と分けておいた方がよいでしょう。
水層(上の層)の方にも、酢酸や微量のクロロホルム、その他無機化合物が含まれていますので、業者に処理してもらことになるでしょう。
水層の中和が必要かどうかは、その時のpHにもよると思いますが、業者に相談されるのがよいでしょう。

ちなみに、下に落ちるのは、植物油に由来する有機化合物と少量の酢酸を含むクロロホルムです。
残るのは、酢酸と無機化合物を溶かした水溶液です。
分液ロートを使うときには、全量を分液ロートに入れるのが基本です。手間はさほど変わらないと思いますので、全量を分液ロートに移すことをお勧めします。
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ちなみに、私の所属している研究室ではこの場合



有機層(クロロホルム層、下層):塩素系溶媒廃液として通常の溶媒とは別に廃棄
水層:塩素含有水系廃液として別個に廃棄(間違っても流しに捨てない!)

としています。
塩素化合物は、ダイオキシン、トリハロエタンなど強力な汚染物質の原因になりかねないので、その扱いには苦労します。
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