
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
定電圧設定:発生する電流は徐々に低下する。
熱発生も抑えられる。再現性が得やすい。泳動時間が長い。定電流設定:電圧が徐々に上昇する。発熱量が増加する。再現性が難しい。泳動時間が短い。場合によってはゲル板が割れることもある。
結果に関して:
定電圧: 高分子側の移動が早い。低分子側の移動が遅い。
定電流: 上記の逆。
どちらも、一長一短で、使用する泳動槽、扱うタンパク質によって、これらを使い分けるのが賢明かと思います。
(参考:電気泳動なるほQ&A 大藤道衛 編 羊土社)
No.5
- 回答日時:
No.2です。
申し訳ありません。私の回答の記載は全く逆で、正しくはNo.4の方の回答の通りです。一応私の回答の誤りの部分を修正しておきます。
SDS-PAGEでは泳動の進行に伴いゲルの電気抵抗が「大きく」なりますから「定電流」で流すと泳動速度は次第に速くなりますが同時に発熱量も増していきます。「定電圧」で流すと発熱量は増えませんが、泳動速度は次第に遅くなります。
No.3
- 回答日時:
No.2
- 回答日時:
結論から言えば、どちらでもかまいません。
SDS-PAGEは分子ふるいによって分けるので、分離ゲルが同じなら、定電圧で流しても定電流で流しても同じ結果になります。注意しなければいけないのは、泳動にかかる時間と発熱です。泳動中でもバンドは拡散によってブロードになっていきます。したがって不必要に時間をかけるのは望ましくありません。またゲルが発熱すると、放熱されやすいガラスに接した部分と熱を逃がしにくいゲル中心部に温度差が生じ、これが電気抵抗の差となって泳動バッファの流れに不均一性を生じさせます。
SDS-PAGEでは泳動の進行に伴いゲルの電気抵抗が小さくなりますから、定電圧で流すと泳動速度は次第に速くなりますが同時に発熱量も増していきます。定電流で流すと発熱量は増えませんが、泳動速度は次第に遅くなります。
要は、その兼ね合いということです。
No.1
- 回答日時:
善し悪しの議論は、結局、何に(どういう観点で)良いか悪いかを考えないと議論になりません。
例えば、再現性という点からは、定電力(W=IV)が一番優れていると思います。
SDS-PAGEでは、早く、きれいに、分離させたいという要求が大きいですが、これらは熱発生を抑えて(ゲル板に、循環水装置を付けて冷水を環流して冷やす)、なるべく高い電圧で短時間、一定電力で分離させるのが一番だと思います。
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