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 私は中国人で、日本語を勉強しています。「すれすれ」という表現について質問します。手元の参考書にこのような例文が載っています。

 「病欠の日が多かったせいか、今度の成績はあまりかんばしくなく、数学は合格点すれすれであった。」

 「病欠の日が多かったせいか、今度の成績はあまりかんばしくなく」が前にあるので、「合格点すれすれであった」を六十一、二点と理解出来ています。

 「すれすれ」は「二つの物がもう少しで触れ合うほど近いさま。」と辞書に書いてあります。ふと疑問に思うのですが、「合格点すれすれであった」という表現は「五十八、九点」の意味でも表せるのでしょうか(上記の例文はそんな意味ではないと理解できます)。もし表現できれば、それなりの例文も作っていただけないでしょうか。

 また、中日辞書に「100元すれすれのお金でオーバーを一着買った。」という例文がありますが、「100元すれすれ」とは、百一、二元それとも九十八、九元程度の金額なのでしょうか。

 質問文の不自然な部分の添削も併せてお願い致します。

A 回答 (10件)

理解を助けるためにいくつかの例を示します。



*魚が水面すれすれを泳いでいる(魚は水の中にいるが、もう少しで水上に飛び出すかも)

*鳥が海面すれすれを飛んでいる(すれすれだが海には触れない低さ)

*対向車が壁すれすれで通り抜けた(狭い道で家の壁に当たりそうだったが、当たらなかった)

*食堂で閉店時間すれすれまでねばった(閉店時間は
午後10時だが9時55分ごろまでねばった。この場合、ぎりぎり迄ねばるともいう)

このように話者はある基準をもって、その基準点にかぎりなく近いことを「すれすれ」といいますが、慣用表現があるのですべての場合に使えるとは限りません。「この収入ならぎりぎり何とか生活できます」は
「すれすれ」と入れ替えることはできません。同様に
「100元すれすれのお金でオーバーを一着買った。」という表現は一般的ではありません。「100元足らず」なのか「100元と少し」なのか曖昧だからです。
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。典型的な例と併せて説明していただきとても理解しやすいと思います。これらの例を拝見してよく納得できました。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/12/21 02:15

#9です。



もしも、いつも満点を取っている人が90点よりとれなかったとします。
「いつも満点なのに90点なんて、今回は調子が悪かったなあ。」
と思うでしょう。

もしも、80点であれば
「ああ、なんてひどい点数を取ってしまったんだ。」
と後悔するでしょう。

もしも、70点や65点であれば
「ああ、なんということだ。合格点【すれすれ】の点数じゃないか。」
と嘆くでしょう。
という意味です。

普段あまり良くない成績の人の中には、70点取ると嬉しい人もいるでしょう。
でも、いつも満点の人は70点が「とても悪い点数」に感じられるものです。
多分、「悪い点数」と感じる基準が違うのではないでしょうか、ということです。
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。
 よく理解できました。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

お礼日時:2005/12/21 19:02

【「すれすれ」という表現はどういう場合に使われるのか?】を理解すると、わかりやすくなると思います。


「すれすれ」は、非常に危ない状況を【何とかクリアーした時】に使う表現です。

1、「合格点すれすれであった」
・この場合の「危ない状況」は「六十点以下」でしょう。
それをクリアーしたのですから、「六十点以上」。
しかも「何とか」ですから、おっしゃるとおり「六十一、二点」で正解です。
・ただし、いつも百点を取る人が「合格点すれすれ」と言った場合は、「六十五点」「七十点」である場合もあります。
それは、いつも満点なので「何とか」の基準が高くなるからです。
・「今回のテストどうだった?」「すれすれセーフ(safe)!」などは学生の間ではよく使われている表現です。

・「五十八、九点」の場合であれば、次のような表現が可能でしょう。
『病欠の日が多かったせいか、今度の成績は心配したとおりで、数学は合格点に【後一歩届かなかった】。』
友人同士の、少し砕けた言い方だと【もうちょいだった】という言い方もします。
「ちょい」は「少し」の俗語です。
もうちょいだった→もう少しだった→もう少しで合格点に届いた、という意味になります。

友人が狭い車庫にバックで車を入れようとしていますが、うまくいかないのでawayuki_chさんが誘導することになりました。
awayuki_chさんは車と車庫の位置を確認しながら「もうちょい右」とか「もうちょい左」などと友人を誘導するわけです。
一息に歯切れ良く発音できるので、集中して何かをする場合や友人同士ではしばしば使われる表現です。
ただし、目上の人に対しては、余程緊急の時以外はあまり使わないほうがよいでしょう。

2、「100元すれすれのお金でオーバーを一着買った。」
この場合の「危ない状況」は「100元以上」だということは、ご理解いただけると思います。
それをクリアーしたのですから、「100元以下」です。
しかも「何とか」ですから、「九十八、九元程度」が正解です。

3、ご質問文の添削
a.<ふと疑問に思うのですが>(○)
・「ふと」という表現を上手に使っていらっしゃいますね。
・疑問が生じた後に文章を書いているのですから、『ふと疑問に思ったのですが(◎)』と過去形にした方が、ずっと自然に聞こえます。
ただし、他の場合で「疑問に思ったのが【本当に今】です」ということを強調したければ、原文のとおりで良いでしょう。
・「このような例文が載っています。」「辞書に書いてあります。」「という例文があります」などは「載っている・書いてある・ある」という事実が現在も継続中なので、過去形にする必要はありません。
ただし、その事実を「見た」ということを強調したい時は、過去形にしてもよいでしょう。

b.<「合格点すれすれであった」という表現は「五十八、九点」の【意味】でも【表せる】のでしょうか>(△)
・「表現」というのは「表わす」ものですから、続けて使うと「流水が流れている」というような重複表現になり不自然です。
・また、「五十八、九点」という【意味】はありません。
・『「合格点すれすれであった」という表現は、「五十八、九点」の【場合】でも【使える】のでしょうか』(◎)とするのが良いでしょう。

4、<それなりの例文>
「それなり」という難しい表現を上手に使っています。

5、<質問文の不自然な部分の添削も併せてお願い致します。>
簡潔で良いのですが、やや一方的な要請という印象を与えます。
文頭に『よろしければ~』を追加するか、文末を『~併せてお願いできればありがたいと思います。』などに変更したほうが良いでしょう。

この回答への補足

>ただし、いつも百点を取る人が「合格点すれすれ」と言った場合は、「六十五点」「七十点」である場合もあります。それは、いつも満点なので「何とか」の基準が高くなるからです。

 申し訳ありませんが、この例がちょっと理解辛いです。なぜ、「六十五点」「七十点」である場合もあるのか、教えていただけないでしょうか。よろしくお願い致します。

補足日時:2005/12/21 16:03
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。また、質問文への添削にも心より感謝いたします。大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/12/21 16:02

「すれすれ」はその要項に満たしていない場合に使用します。


そのため
「病欠の日が多かったせいか、今度の成績はあまりかんばしくなく、数学は合格点すれすれであった。」
は、辞書の「二つの物がもう少しで触れ合うほど近いさま。」の通り、ふれすれはふれあってはいないため、かれは不合格(60点が合格だとすると59点以下)になります。

合格したというのであれば、
「病欠の日が多かったせいか、今度の成績はあまりかんばしくなく、数学は合格点ギリギリであった。」となります。

すれすれを使う場合には、
「病欠の日が多かったせいか、今度の成績はあまりかんばしくなく、数学は落第点(不合格点)すれすれであった。」となります。

そのため、「100元すれすれのお金でオーバーを一着買った。」の場合、所持金は100元未満(99元以下)になります。

参考URL:http://ws.31rsm.ne.jp/~toolware/dictionary/066.h …
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございました。「すれすれ」と「ぎりぎり」の使い分けなのですね。とても参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/12/21 14:30

要するに自分の身を境のいずれに置いてものを言うかが問題です。

どっち側から寄っていって「すれあう」ことになるか、ってことです。

試験は受からなくては困るものですから、合格点より上に自分がいて当然と考えます。よって、「合格点すれすれであった」と言えば、合格点を辛うじて上回ったと了解されます。

ということは、あまり現実にあることではないでしょうが、不合格であるほうが望ましいような状況であれば「合格点すれすれ」で僅かに及ばぬ不合格を表すことができます。学校が嫌で嫌でしようがなく、かと言って親の希望に背きたくはなく、精一杯やって数学の試験でしくじったら、それを理由に退学しようと思っている場合とか。例文は不要ですね?

「100元すれすれのお金でオーバーを一着買った。」は不可、です。だって外套の価格が最低でいくらか、とか最高でいくらか、なんて考え方はしないからです。まあ、コートは一般に高いものなので百元(実勢で九千円くらい?)を下回ることなんてありえない、と考えることもできるし、逆に、衣類は下着以外は古着と決めていて出費の上限を百元としている人もいるかもしれない、その場合には成り立つかもしれない、とは言えます。


質問文について少々。

>手元の参考書にこのような例文が載っています
>ふと疑問に思うのですが
>という例文がありますが

この三つ、すべて完了形とすべきところです。すなわち「載っていました」「思った」「ありました」です。しかし

>と辞書に書いてあります
は「と辞書にあります」とすべきですが、これは完了にする必要はありません。この語釈が真実だと思って引用なさっているはずだからです。

>質問文の不自然な部分の添削も併せてお願い致します

「よろしければ」を頭に付けることを強くお勧めします。この依頼は杓子定規に言えばこのサイトの趣旨から外れるものだからです。でもそれはあくまで杓子定規に言えばであって、これを削る必要はいっさいないのは勿論です。でも、やや不適当な要望をしている自覚を示したほうが好印象のはずです。

ここ何度かなさったように、その直前で具体的に質問文のコレコレの表現はどう言い換えたら良くなるか、という質問があった上で続けて添削を頼むのであれば、「よろしければ」なんてのは要りません。具体的な質問の拡大として接続の語なしになだらかに繋がります。

>もし表現できれば、それなりの例文も作っていただけないでしょうか。

「もし表現できるなら例えばどうなるか、文例を作って見せていただけますでしょうか。」
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。「合格点すれすれ」の新発想を拝見してとてもすっきりしました。
 また、質問文への添削にも感謝いたします。私も最後の段落の文頭は、なんか言葉足りない感じがします。「よろしければ」は非常に助かりました。今度使ってみます。最後の段落の書き方は以前も何回も教えてくださったのですが、ぜんぜん進んでいないで本当に申し訳ありません。(ー>頭が悪い生徒です。)いろいろ大変参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/12/21 14:00

こんばんは。


いつもながら質問者様の理解力と着眼点に驚いています。
日本人である自分でも、本当によく考えないとうまく答えられないぐらい難しい質問ばかりですね。

今回の「すれすれ」という言葉は#3の方の回答通り、「なんとか許容範囲に入っている」ことを表しています。
ですので、例文の内容によって基準ラインより上を表していたり、下を表していたりするんですね。 上が許容範囲なのか、下が許容範囲なのかという問題なのです。

「合格点すれすれ」という例文だと、「合格の範囲に入っている」わけですから、つまり「合格点より上の点数」です。
「100元すれすれ」という例文だと、「100元の範囲に入っている」わけですから、つまり「100元より下の金額」です。

合格点が60点で、58、59点だったことを示す例文は、あまりいい文章が思いつきませんでした。
「合格点までわずかに足らなかった」「合格点までわずかにとどかなかった」という文章なら、意味としては当てはまります。
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この回答へのお礼

 いつもお世話になっております。
 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思います。58、59点だったことを示す文章の書き方も大変参考になりました。とてもすっきりしました。
 いつも応援してくださり、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

お礼日時:2005/12/19 23:00

『100元すれすれのお金でオーバーを一着買った』


このような表現は一般的にはしません。

「スレスレ」という言葉は「かろうじてセーフ」という意味ですから
あなたの例文の場合、(通常は120元以上するオーバーを、98元で買えたような事を表現する場合) 
『オーバーが100元以下で買えた』あるいは『100元でおつりがきた』というように表現します。

なお、質問に対する答えとしては「100元以下」という意味になります。

似たような言葉に「そこそこ」という言葉がありますが、この場合には「100元以上」になります。

一般的には「合格点すれすれ」というような場合以外には「すれすれ」という言葉は一般的には使用しません。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「かろうじてセーフ」はとても理解しやすいと思います。とても理解できました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/12/19 22:45

「すれすれ」とはギリギリいっぱいの意味です。


イメージでいうと、崖の落ちないけれど落ちそうなギリギリいっぱいを表わします。
だから「すれすれ」は、なんとか許容範囲に入っている感じです。
ちなみに「100元すれすれでオーバーを一着買った」という表現はあまりしません。
「100元もっていたけれど、すれすれでオーバーが一着買えた」のほうが使うでしょう。
この場合は当然オーバーの値段は100元以下ですね。
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この回答へのお礼

 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思います。よく分かりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/12/19 22:33

普通は自分にとって良い意味の時に「すれすれ」を使いますので「合格点すれすれ」は61~63位と考えて良いと思います。

「100元すれすれで買った」なら100元より安く買ったと考えて良いと思います。

近い言葉に「ぎりぎり」という言葉も有ります。
「すれすれ」も「ぎりぎり」も普通に使う時は良い意味で使いますが、「ぎりぎり・・・ダメだった」というように相手に期待を持たせてから悪い結果を言って驚かせる冗談として使うこともあります。
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。普通は自分にとって良い意味の時に「すれすれ」を使うのですね。それから「ぎりぎりダメだった」という冗談の言い方もとても参考になりました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/12/19 22:22

「100元すれすれのお金でオーバーを一着買った。



100、101、102元… という感覚です

99、98、97元… は、含みません
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。参考になりました。

お礼日時:2005/12/19 22:13

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