海外旅行から帰ってきたら、まず何を食べる?

 様々なディストリビューションが提供されているLinuxOSですが、コンシューマレベルにおいてはなかなか浸透していないのが現状かと思います。しかしながら、優れた製品が必ずしも市場でのシェアを占めるとは限らないのも事実です。

 そこで、単純にLinuxOSの機能や性能という観点から見て、現状のLinuxOSの強み、あるいは弱みとはどのような点なのでしょうか?また、今後実装されるであろう、あるいは実装されてほしい機能はどういったものでしょうか?
 多くの人の様々な意見をお聞きしたいと考えております。よろしくお願いします。

(Linuxのディストリビューションについては特に限定しませんが、一般家庭での使用を主な用途と考えます)

A 回答 (3件)

Linux をクライアントとして使う上での Windows と比較した場合の長所と短所をあげてみます。



(長所)
1. ソースコードが公開されていて、カスタマイズも可能。
2. OS 標準のパッケージシステムがある (ものがある)。
(ex.) RPM, dpkg
3. 無償で使えるアプリケーションが多数存在する。
4. OS 自体の安定性が高い。
5. レジストリのようなものはなく、透過性が高い。(つまり、アプリケーションが OS に依存しすぎていないこと。これは最大の利点だと思います)
6. 1つベンダーに依存しすぎていないこと。

(短所)
1. 無償でサポートを受けられないことが多い。
2. 異なるバージョン間での互換性が極めて低い。(特に GLIBC の問題が大)
3. ドライバの対応状況が悪い。
4. GLIBC にリンクするアプリケーションを開発した場合、そのアプリケーションは LGPL に感染することになる。(ユーザ側からオブジェクトコードの公開またはユーザによるリバースエンジニアリングを求められた場合に拒否できない)
5. GUI 関連のライブラリの多くが GPL で汚染されている。(ユーザ側からソースコードの開示を求められた場合に拒否できない)
6. 商用アプリケーションが充実していない。(特に多くのディストリの標準辞書である canna は Windows の MS-IME と比べてはるかに低機能。商用アプリケーションが少ない理由は 2 ~ 5 の内容が原因と思われる)
7. OS 自体は安定でも、GUI の安定性は、Windows に比べて遙かに劣る。
8. 現時点で既に Microsoft 社の技術やソフトが浸透しすぎている。(Active X, Active Directory, VB, VC++, .NET など)
9. マルチメディア関連が弱い。(標準では MIDI さえも再生できない)
10.WEB アプリケーションが W3C 標準に従っておらず、MSIE でしか利用できないものが多い。(これは作成者側の問題)

ということで、普及していない現状から考えても分かる通り、長所よりも短所の方が圧倒的に多いです。
特に、2番目のバージョン間の下位互換性がほとんど保たれていないというのは最大の欠点と言えるでしょう。(Solaris の場合は下位互換性が非常に重視されています)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

長所・短所を箇条書きでお答えいただき、大変理解しやすく助かりました。FedoraCore5もリリースされましたし、今後もLinuxの動向に注目していきたいと考えます。

お礼日時:2006/03/30 22:50

OSの機能としては一般家庭レベルでは殆ど差はありません。


例えばLinuxは標準のGUIと断定できるものが無く、
よく言えば選択肢がある
悪く言えば色々あって戸惑う
ということでしょう。
GUIに限らずそういうケースが多いです。

問題なのは
・有料で入手しなければならないものがある
例えばDVD再生にはライセンス料が必要ですが、無料で入手しようとする限り非常に難しい話です。
・Windowsでしか出来ないソフトとその機能がある
DirectXやActiveX、MS-EXCEL等で使うVB等、Windowsで浸透しきってしまった技術が他のOSのソフトで使うことが出来ません。
・ドライバがサポートされていない
ディストリビューションが多いだけでなく、カーネルまでカスタマイズできるだけに周辺機器メーカーもサポートしきれません。

他にも色々ありますが、コンテンツ提供側が様々なOSで使えるソフトに対応した形で提供してもらいたいものです。
日本はそういう点で保守的過ぎると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私は家でFedoraCore4を使っているのですが、mokonokoさんのおっしゃるとおり、ActiveXやVBへの未対応によりWindows機を使わざるを得ない状況が多々あります。この点は仕方ないと諦めるしかないのでしょうか。

それから、素人の重ね重ねの質問で申し訳ないのですが、セキュリティーの観点から見て、オープンソースOSはWindowsなどのOSと比べセキュアなのでしょうか?Linux上で動作するウイルス対策ソフトの存在は耳にしたことがありません。素人考えでは、ソースが公開されているということは、セキュリティーホールを見つけやすいと安易に考えてしまうのですが、実際はどうなのでしょうか?

お礼日時:2006/01/28 11:19

>LinuxOSの機能や性能という観点から見て、



という見方じゃないかも知れませんが、Linuxの強みはカーネル自体のソースコードが開示されてる点でしょう。
カーネルにブラックボックス部分が多いと、テストは大変、性能が問題になった時にOSに合う対策が難しい等色々有ります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
オープンソースであることは、LinuxOSの最も有力な強みだと私も考えております。しかし、No.2の方がおっしゃるように、オープンソースであるがために多様な製品が生まれ、ユーザーの立場にたった十分なサポートが困難になっているのは因果なものです。開発者側の苦労を考えると頭の下がる思いです。

お礼日時:2006/01/28 11:02

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