イスラエルについて

Question

イスラエルについてですが、調べれば調べるほど混乱してくるので、教えて頂きたいです。イスラエルとパレスチナはどうも区別がつかないのですが、両方は同じといっていいのでしょうか？またイスラエル人、パレスチナ人の区別もつきません。どういう人がパレスチナ人でどういう人がイスラエル人なのか？教えてください。

Ryu831 · Accepted Answer

＃１１です。

＞その当時はパレスチナという国を作る人はいなかったのですかね？？

＃８さんの回答が参考になると思います。
「その当時」がいつを指すのかにもよりますが、まず最初に歴史に登場するのは、紀元前１５００年頃です。ユダヤ人が、ヘブライ王国という国をパレスチナに建国します。ヘブライ王国の領土最大時が、地中海東部からシリアのあたりにまたがります。ソロモン王という名前を聞いたことはないですか。この王国の王様です。

その後、ヘブライ王国は異民族によって滅ぼされます。
国は滅ぼされましたが、ユダヤ人は相変わらずパレスチナに住んでいました。他国による支配を受けたのです。

ところが、その後パレスチナを支配したローマ帝国は、帝国に反感のあるユダヤ人と戦争になり(ユダヤ人のローマ帝国からの独立戦争、というイメージ)、帝国軍が勝利。これを機にユダヤ人は、故郷のパレスチナを追われ、１９４８年の独立まで国を持たない民族となってしまいました。

＞なんか当時パレスチナを作れる人はいなかったのに（アラブ人が作れば・・）

ローマ帝国がパレスチナを支配、その後はいろんな国がパレスチナを支配して統治しましたが、イギリスの委任統治になるまで、特にパレスチナだけに限って国ができるということはありませんでした。自国の領域の一部にパレスチナが含まれていたということです。

＞ユダヤ人がこうも簡単にイスラエル国を作って

それは、ユダヤ人が、自分たちの民族の源流はパレスチナ発祥であるという意識が強いからです。特に先に書いたヘブライ王国という存在がそれを証明しています。歴史上、パレスチナに最初に国を作ったのはユダヤ人ということになっています。

まぁもちろん、shubellさんもお察しの通り、アラブ地域に影響力を持ちたい米、英、仏などの利権も絡み合い、イスラエル建国が強力に後押しされた結果でもあるでしょう。

noname#16722 · Answer

再びこんにちは。現時点でのパレスチナの場所を特定するとしたら、下記のURLで、地図が見られるので確認してください。色がついています。ヨルダン川西岸とガザ地区です。パレスチナ暫定自治政府が正式名称です(^_^)v

参考URL：http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/plo/

Ryu831 · Answer

少し混乱しているようですので補足いたします。

パレスチナがどこであるか、の定義は時代によって少しずつ変わってきていますが、近代以降はの定義としては、「現在イスラエルが建国されている地域と、ヨルダン川西岸、ガザ地区」を指します。地図でイスラエルを確認してもらえると分かると思います。

かつてパレスチナは、「地中海東部からシリアのあたり」と漠然とイメージされていました。しかし、第一次世界大戦後から(１９４８年まで)、イギリスによる委任統治が行われます。その際、漠然とこの辺を統治では困るので、「こっからここまでがパレスチナ！」という線引きが行われました(すなわちその領域が、先に述べた「現在イスラエルが建国されている地域と、ヨルダン川西岸、ガザ地区」です)。

イギリス統治のパレスチナ領内で、イスラエル人(＝ユダヤ人)と、パレスチナ人(＝パレスチナに住んでいるアラブ人)の対立が徐々に激しくなります。両者の言い分

イスラエル人→パレスチナはもともと古来より俺たち民族の土地だ、だから出て行け。
パレスチナ人→昔は知らんが俺たちはここに千年以上も定住してる、今更入ってくるな。

対立が激化してゆく中、イギリスの統治が終わります(１９４８年までの約束)。そこで国連は、このパレスチナを両民族に分割する案を作成しました。

ユダヤ人はこの案を受け入れて独立を宣言し、「イスラエル国」を建国。
しかし、周辺のアラブ国家はこれに反対し、イスラエルに侵入して戦争が始まってしまいました。結果は、国連の調停によってイスラエルの独立が認められることとなりましたが、アラブ諸国はこれを認めず、対立がさらに深まり、現在に至ります。

整理しますと、

イギリス統治のパレスチナ＝現在のイスラエルが建国された領土

＞パレスチナとイスラエルが同じ土地と考えてしまうのですが・・・

その通りです。

＞ユダヤ人がイスラエルを立てたことによりパレスチナではなくイスラエルと名前が変わったのでしょうか？

あくまでも、イスラエルと言うのは国の名前で、ユダヤ人による呼称。
アラブ人はあの地をパレスチナと呼んでいる。

イスラエルが建国されたと言っても、そこはかつてアラブ人(＝パレスチナ人)が多数住んでいました。追い出されて難民になった人も数知れませんが、イスラエル領内のアラブ人(＝パレスチナ人)の抵抗も強く、今ではイスラエル領土内にあって彼らの自治を認められている地域があります。それがヨルダン川西岸とガザ地区です。厳密に言いますと、この地区の行政は「パレスチナ自治政府」が行っているので、「イスラエル領土内」という言い方は矛盾がありますが、分かりやすくそうしました。

もっといろんな要因が複雑に絡んだパレスチナ問題ですが、骨子だけでも理解できれば幸いです。

jk7 · Answer

Ｎｏ．６，７です。
「アパルトヘイトのように隔離された」という表現が適切かどうかはわかりませんが、単純にユダヤ人とアラブ人の対立が背景にありますね。

noname#16722 · Answer

再びこんにちは。元はオスマン・トルコ帝国で、パレスチナという国はありません。国というまとまりではなく、どこかに支配された土地の上に、部族や民族の単位で生活していた感じです。国が隣接していて地続きの所は、日本の様な島国で単一民族というのと違って考えなければならないですよね。いわゆる現代の国として樹立したのは、ユダヤ人によるイスラエルが初めてとなるわけです。もしかするとですが、イギリスがオスマン・トルコ帝国を征し支配下に置いた後、ユダヤの入植を手助けせず、そのまま現状維持出来ていたら、パレスチナ・アラブ共和国？か何かに独立を認めていたかも知れませんね。でも、パレスチナ人は、今はパレスチナ自治区という事で、イスラエルの中の猫の額の様な土地で生活しているのです。いつかは独立を夢見て、ＰＬＯとかハマスが頑張って、国土を少しでも切り分けて貰って、パレスチナという国家が誕生するかも知れませんね。無理かな～？

noname#16722 · Answer

補足に対する回答も#6,7さんがほぼ説明されているので、サクッと簡単に国と国土の事を述べてみます。流れだけで、年号は省きます。今のイスラエルの場所の支配は、紀元前より現代までを言いますと、ペルシャ帝国→アレキサンダー大王→ローマ帝国→イスラム帝国→オスマントルコ→イギリス統治→そしてユダヤ人がイスラエルという国を樹立したという順番です。昔はそれぞれの帝国の時代によって国土という線引きというか、占領していた範囲が変化していましたよね。それから、ユダヤ人がローマ帝国時代に国の宗教をキリスト教にしてしまった事で、そのローマ帝国と戦った結果、流浪の民として世界へ散らばり現在に至りました。そしてもう何千年も経ってから、なんで？と思うかも知れませんがイスラエルにひょっこり戻ってきたのですが、これは映画「十戒」で有名なモーゼの「出エジプト記」に因んでいるとの事です。自分達ユダヤ人の帰る場所はここの土地しかないと思った人達がいたのですね。でも、イスラム帝国～オスマンの時代に、それとは何の関係もないイスラム教徒の人たち現パレスチナ人が居たわけですから、迷惑な話です。「民なき土地に、土地無き民を」という言葉があり、過去には誰も居ないところへ移住したのですが、今はパレスチナ人が居るところに、押入ってしまった形になっています。このこじ付けのおかげで、パレスチナ人は困っている訳ですね。本当に根深い話です。

jk7 · Answer

Ｎｏ．６です。
１９世紀に入ると、ヨーロッパに住んでいたユダヤ人の中から、シオニズムと呼ばれるパレスチナ復帰を果たすための運動が行われるようになりました。
これがユダヤ人のパレスチナ入植のはじまりです。
そして第一次世界大戦中には、大量のユダヤ人がパレスチナへ復帰したわけですが、その背景には、イギリスが財界ユダヤ人の協力を得たいがために、シオニズム支援を約束（バルフォワ宣言）したという事実もありました。

しかし実はイギリスは、アラブ人に対してもパレスチナにアラブ人の独立国家建設を約束していました（フサイン・マクマホン協定）。当時のパレスチナはアラブ人がたくさん住んでいましたが、支配していたのはオスマン・トルコ帝国でした。イギリスは敵国トルコを内部から攪乱するために、そのような約束をしたのです。

第一次世界大戦後、これらの要因が重なって、ユダヤ人とアラブ人の対立が起こるわけです。当時は、イギリスがパレスチナを委任統治することで、問題解決を先送りしたわけですが、第二次世界大戦後、イギリスにはすでにこの問題を解決するだけの力は残っていませんでした。問題解決は国際連合に委ねられたのです。
その結果、イスラエル建国…中東戦争…となったわけです。

現在、イスラエルの背後にはイギリスだけでなく、アメリカによる大きな支援があります。アメリカの経済界は、ユダヤ系アメリカ人によって牛耳られています。だからアメリカ歴代大統領は、彼らの支持を得るためにイスラエルを常に支援するのです。

それに対してアラブ側は、同じイスラム教徒とは言っても足並みがそろわない部分があるのです。例えばサウジ・クウェートなどはアメリカとは穏便に…という姿勢がありますが、かつてのイラクなどは正反対です。
つまりアラブの力は分散しているのです。いや実は、アメリカによって分断されているのです。石油の問題がからんで…。

jk7 · Answer

パレスチナとは、地中海東岸の地方を指します。
イスラエルとは、そのパレスチナの一部に建国されたユダヤ人国家です。その住民をイスラエル人と呼ぶ人もいます。
それに対して、イスラエル建国にともって難民となってしまったアラブ人のことを、特にパレスチナ人と呼んでいます。

noname#16722 · Answer

イギリスが第一次二次大戦の頃に、パレスチナを統治した時代がありました。イギリスがユダヤ人に建国を促していましたが、先住民のパレスチナ人からは反発が起き、紛争や対立が起こり、結局問題を国連に丸投げしてしまったそうです。インターネットで「シオニズム運動」という言葉で検索してみて下さい。
その内容の映画で「栄光への脱出」というのがあります。
また、時間がありましたら岩波新書の「パレスチナ」を読んで見て下さい。入植後のユダヤ人によるパレスチナ人への非人道的な仕打ち等が、色々と書かれています。
パレスチナ人は結果的にパレスチナという名前の国を持たない国民です。私は訪れた時にお土産で華って来ましたが、パレスチナ国旗も実はあります。確かアテネオリンピックもこの国旗で出ていたと思います。

yspec · Answer

イスラエルパレスチナ問題は一世紀近くも続く複雑で根深い問題です。よかったら下のサイトさん辺りを一読なさってはどうでしょうか。

どうして国の中に自治国が存在するのか、なぜ現状のようになっているのか、どこからきたのかなど分かると思いますよ。

補足の答えもそのままずばり出ています。

http://ha6.seikyou.ne.jp/home/AALA-HOKKAIDO/palestine.htm

たぶんこのサイトさん辺りはあなたの抱える疑問の答えが分かりやすく書かれていると思います。

イスラエルについて

＃１１です。

再びこんにちは。

少し混乱しているようですので補足いたします。

この回答への補足

Ｎｏ．６，７です。

再びこんにちは。

この回答への補足

補足に対する回答も#6,7さんがほぼ説明されているので、サクッと簡単に国と国土の事を述べてみます。

この回答への補足

Ｎｏ．６です。

この回答への補足

パレスチナとは、地中海東岸の地方を指します。

この回答への補足

イギリスが第一次二次大戦の頃に、パレスチナを統治した時代がありました。

この回答への補足

イスラエルパレスチナ問題は一世紀近くも続く複雑で根深い問題です。

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