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先生に伺ったのですが、本をみても見つけられなくて
困っています。
乳酸にはキレート力はあるのでしょうか。
また、それは乳酸アルミニウムでも同じでしょうか。
ご存知の方、教えてくださると幸いです。

それと、乳酸アルミニウムは弱酸の塩なので溶液中で解離状態にならないそうなのですが、これもよくわかりません。
強酸なら解離状態(溶液中でイオンがばらばらになるのですか?)になるのでしょうか。

お恥ずかしい限りですがよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

乳酸アルミニウムについては歯磨きのサイトばっかり見つかります。


aluminium lactate、乳酸アルミニウム、[CH3CH(OH)COO]3Al、FW= 294.19
多分ほとんど解離しないでしょう。これは乳酸の塩というより乳酸とアルミン酸(水酸化アルミ、Al(OH)3)の無水物、あるいはエステルなので、イオン結合ではなくて共有結合しているのかもしれません。
共有結合性が高ければ、解離はしないでしょう。
乳酸のキレート能は弱いでしょうが、アルミの周りにカルボン酸基や水酸基が沢山ある乳酸アルミはかなりのキレート能を持つと思います。ただしデータを見いだすことは出来ませんでした。
専門書(か雑誌か)を調べればイオン性もキレート能も分かると思いますが、かなり時間とお金が掛かりそうです。非常に大事なら、その旨指示して下されば、一応公共機関ですので、巨大なデータベースにアクセスして調べてみます。
来週にならないとムリかもしれませんが…、当方本日手の手術をしたばかりでキーボード撃つのが辛くて…。
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この回答へのお礼

早速のご回答をありがとうございました
大変参考になりました

論文の考察の1点として必要ですので、キレート力があることがわかれば十分です
また、解離しないこともわかったのは収穫でした
強酸(硝酸アルミニウム)などは解離するときいていたので…(溶液中で完全に解離とききました)
御説明のおかげで、ちょうど水酸化アルミニウムについても調べていましたので乳酸アルミニウムで水酸化アルミニウムが発生しにくいようすがわかってよかったです
術後にも関わらず、丁寧に教えてくださり本当にありがとうございました、助かりました
お大事になさって下さい

乳酸だけでなく、乳酸アルミニウムになるとキレート能が強くなるであろうことがわかり本当に嬉しいです
貴重な御意見をありがとうございました

お礼日時:2006/02/10 22:47

>乳酸にはキレート力


乳酸と金属との安定度定数(logKMA)については、Ba++0.64、Ca++1.42、で、リストの中で一番大きいものでもCu2++3.02です(「金属キレート[III]」、巻末・黄色の8ページ、南江堂)。
 Alについては、記述がありません。昔定量しようとしたときに、溶解が困難で『両性金属なのに』と思った記憶があります。

 シュウ酸とCa++が3.0とあるので、最大でもその程度ではないでしょうか。ですから、キレート能が無いとは言えないが、弱いでしょう。
ちなみに、EDTAとAlは、16.1、です。多くの金属が15以上で、Inの24.95という数字も見えます。EDTATが15、乳酸が3とすると、この値は対数ですから、その比は10の12(=15-3)乗と、1億倍ということになります。
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この回答へのお礼

文献までありがとうございます、参考にさせていただきます。
早速探してみようと思います。
やはりキレート能はあるのですね、よかったです。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/23 17:02

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