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中山道(なかせんどう)は五畿七道には含まれていないとすれば、どうして「道」という名称がついたのでしょうか?

A 回答 (2件)

五畿七道とは、日本古代の律令制における地方行政区分です。


元々は中国で用いられていた行政区分「道」にならったもので、天武朝の時代に成立したとされています。
あくまで朝廷の支配が及ぶ全国を、都(平城京・平安京)周辺を畿内五国、それ以外の地域を七道に区分したものです。
畿内および東海道、東山道、北陸道、山陰道、山陽道、南海道、西海道ですね。
七道の各国の国府はそれぞれ同じ名の幹線官道で結ばれていました。
現在の日本各地の地方名の多く(北陸地方、山陽・山陰、など)は五畿七道が元になっています。今の北海道に当たる地域は当時の朝廷の勢力圏外だったため、北海道は五畿七道には含まれません。

ご質問の中山道は五街道の一つです。
五街道は、江戸時代の江戸を起点とする五つの陸上交通路で、慶長六年(1603年)に徳川家康が全国支配のために江戸と各地を結ぶ5つの街道を整備し始め、四代将軍家綱の代になって基幹街道に定められたものです。
東海道、中山道 (中仙道ともいう)、甲州街道、奥州街道、日光街道ですね。

七道には江戸時代の五街道と一部重複する呼び名もありますが、時代や成り立ちが異なりますのでまったく別のものと考えてください。
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この回答へのお礼

五街道と七道のただひとつの共通点が東海道、とは楽しい豆知識になりました。

すばらしい明快答をありがとうございました!

お礼日時:2006/02/28 14:46

「道」という言葉を誤解なさっているようです。



中山道の「道」は交通路、つまり「みち」です。
中山道は江戸時代の五街道に含まれますが、これらは全て交通路なのです。

一方五畿七道の「道」は行政区分であり、地域です。
北海道の「道」とほぼ同じ意味で使われています。

ですからご質問の内容は、
国道は「道」という名称なのに、なぜ都道府県には含まれないのですか?
というのに近いです。

ちなみに五畿七道と五街道の両方に「東海道」がありますが、
たまたま名称と地域が一致しているだけで、全く別のものです。
共通点というには少々無理があるかと思います。
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