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- 回答日時:
私の知る限りではエプトン法は分層滴定法の1種で試料中のカチオン性物質とアニオン性物質の量を測定するものです。
界面活性剤の分析に多用されます。
原理はメチレンブルーという色素(カチオン性試薬)の水中、有機溶媒への移行を利用して滴定終点を決定するものです。
水中に溶解している界面活性剤は反対のイオン性の物質の当量と結合して水不溶性になります。
この性質を利用して有機溶媒で抽出するのですが、
あらかじめメチレンブルーというカチオン性試薬を加えておき通常アニオン性活性剤であるラウリルアルコール硫酸エステルの濃度既知の溶液で滴定すると試料中のカチオン性物質がなくなると、(当量点を過ぎると)過剰に加えられたラウリルアルコール硫酸エステルがメチレンブルーと結合し、有機溶媒に可溶となり有機溶媒層に着色が移行します。
この有機溶媒層と水層の着色が同等になった点が滴定終点とするのです。
有機溶媒は普通クロロホルムが使用されますから下層になります。
滴定液にラウリルアリコール硫酸エステルが用いられるのは、極めて高純度の結晶として得られやすいからです。
わかりにくい説明ですが以上です。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/04/08 18:24
ありがとうございました。とにかく、メチレンブルーと滴定液が結合して着色層が移行し、上下層が同色になる滴定量から濃度が判明できるという事ですね。
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