秘密基地、どこに作った?

お世話になります。
某小売業の新入社員で、新人研修を受けているのですが気になることが出てきました。
お客様の家に電話する時の模範例に「~様のお宅でいらっしゃいますか」と出ているのですが、私としてはこれに違和感を感じます。

理由としては物に尊敬語を使うのは良くないという話を聞いたことがあるからです。
例えば「ここにペンがいらっしゃる」はおかしいことは誰にでも理解できます。
しかし一方で「お召し物」「お履物」といった物に対する尊敬語も存在します。

そこで「~様のお宅でいらっしゃいますか」は正しいのか、社会通念上問題ないのか、誰か教えてください。

A 回答 (10件)

私はおかしいと思います。


丁寧にしようとするあまり、
まどるっこしい表現になって違和感がありますよね。
「~様のお宅でしょうか」で十分ですよね。

物に敬語を使わないように、
また、二重敬語にならないように気をつけながら
話すようにしていますが…
すっきりスマートな敬語って美しいですよねー。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ご意見を頂戴
して、是非参考にしたいと思います。

お礼日時:2006/04/07 00:05

「お宅」はモノで,モノに敬語を使うことに違和感がある,という趣旨だと理解します。



「そちらは」「~様のお宅でいらっしゃいますか」
のかわりに,
「お宅様は~様でいらっしゃいますか」とでもすると
「お宅」というモノに敬語をつけるという感じがなくなります。いかがでしょうか。
※簡潔な「~様のお宅ですか(既出)」「~様のお宅でしょうか(既出)」とか「~様でいらっしゃいますか」などのほうが好感が持てます。

しかし,「お宅」に様がつけられるということは,このことばはいまや(建物すなわち)モノを表しているのではないような気もします。

はなしはそれますが,
一般に,馬鹿丁寧な(インギンな)ことばづかいで電話してきたら,
あるいは逆に初めてなのに,妙になれなれしいことばで,電話してきたら,
なにかの押し売り(いまどきのことばではセールスというらしい)ではないかと警戒して早々と電話を切るように,わたしは,心がけています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。参考になりました。
また慇懃が、逆に悪い印象を与えることもあるのですね。勉強になりました。

お礼日時:2006/04/07 00:03

こんな言い方が正しいはずがありません。

これを認めるなら「これは御客様のお召し物でいらっしゃいますか」だの「これがご注文のお履きものでいらっしゃいます」だのも退けられなくなってしまうじゃありませんか。ぞっとしませんなあ。

正解は「某様のお宅でございますか」なんですけど、これをこそ誤用だって決めつける人がいまはたぶん多数派なんですよね。「ござる」を謙譲語だと思うらしい。

だけど「ござる」は「御座る」で、その前は「御座有る」ですから、もともとは尊敬語なのは見ただけでもそれと知れるところです。でも今は丁寧語となって自分にもよく使うあまり、ついには謙譲語と感覚されるようになりつつある段階に至ったようです。

もう一度言います。これは現在は文法的に誤りの範疇に属せしむるべき表現です。とうぶんは避けたほうがよいと思いますよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「ございました」の件に関してはとても勉強になりました。敬語の変遷と、個人の感覚ににはまだズレがあるのですね。よく心に刻んでおきたいと思います。

お礼日時:2006/04/07 00:01

新人研修、たいへんですね。


特に小売業の場合、商品を買ってくださる「お客様」とじかに接することが仕事ですから、敬語ひとつ取っても敏感になるのはたいへん大事なことだと思います。

さて、「そちらは~様のお宅でいらっしゃいますか」という研修のマニュアルに違和感を覚えるとのことですが、私もこうしたマニュアルを作成する立場にあったことがありますので少しアドバイスいたします。

模範例は日本語文法的には誤ってはいません。
ただ、あなたがこのような表現に違和感を感じるというのは、それだけお客様に対して失礼にならないように真剣に考えているからでしょう。

マニュアルはあくまでマニュアルです。
社会通念も大切ですし、不断の勉強も欠かせませんが、小売業に携わっていれば、敬語や立ち居振る舞いについて自然に身につくことも少なくないと思います。

言葉に敏感であろうとする気持ちを大切にしてください。

なお、お客様のお宅に電話するときでしたら、
「おはようございます。お忙しいところお電話をさしあげまして申し訳ございません。わたくし、○○社の○○担当の○○と申します。そちらさまは、○○様でいらっしゃいますか」
というのが一般的だと思います。

「お宅でいらっしゃいますか」に違和感を感じるのは、「お宅」がすでに古い時代の語という印象があるのと、いわゆる「オタク」という語のイメージがあるためではないでしょうか。
実際、研修マニュアルでは使わないようになってきています。
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この回答へのお礼

ご回答とアドバイスどうもありがとうございます。
確かに「お宅」というのも私の世代のボキャブラリにはない言葉です。若いお客様だと逆に古風な言葉遣いが壁になってしまうかもしれませんね。相手に応じてうまく使い分けたいものです。

お礼日時:2006/04/03 02:42

すみません、No4の方へ。

私、高校の国語教師です。「御御御付」は「御味」という説は知っていました。でも、それだけが正しい解釈とは言い切れません。諸説あるのです。私の引用した説は実際に大学の言語学のテキスト他多数に載っているのです。他人の説を「誤用」というのは楽です。でも、それならば、すべての使用例を挙げるべきです。フェアではありません。私は分かりやすく解説するために使用したので、その例が間違っていると決め付けて、あなたの例だけが正確だというのはちょっと違うのじゃないかな。ちなみにこんな例はいくらでもあります。今盛りの「さくら」の語源は何ですか?数え切れないくらいあってそのどれも誤りとは言い切れず、多くが「夢」を持って語られているものです。本当に明らかな誤用以外は断定して批判するべきではないのじゃありませんか?そもそも、私は「御御御付」の正否を云々しているのではありません。実際に流通している語で、解釈も多くそのようにされているものとして使用しました。まず、貴方はご自身の知識を披露することより、読解の力と、他人を思いやる心を身に付けた方がよろしいのではないでしょうか?

もしあなたがそれでも自分が正しいとするなら、あなたが冒頭におっしゃった、「お宅でいらっしゃいますか?」は文法的に誤りというのこそあやまりですよ。「いらっしゃる」の語源、語の変遷はどうですか?「いらっしゃる」に「(~で)ある」の尊敬語の意味はありませんか?
あなたはこれだけのことをおっしゃるのだから、大学で言語学を専攻なさったのでしょうね。私は専攻ではないが、言語学は12単位取りました。ちなみに専攻は上代「万葉集」です。あなたは有名私立大学や旧帝大を受験する生徒のために徹底的に敬語や文法を勉強したことがあるのですか?私はずっと勉強しています。あなたはご自身の知識を披露して、張り合って私を批判したいのですか?私が質問に分かりやすく答えようとしている意図を汲み取れないのですか?そのくらい貴方は狭隘な精神の持ち主なのですか?残念ながら貴方にこれ以上関わりたくありません。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。私もこと語源に関しては諸説紛糾していることや、時代や個人によって受け入れられかたが変わることも承知しております。ただ幅広い立場からのご意見を頂けるのがここの長所と考えていますので、somethinelさんの意見が否定されたとは思っておりませんよ。No4の方もその意図はないと思いますよ。

somethinelさんに国語の先生としての見地からお伺いしたいのですが、どうやら私が違和感と感じたのは「いらっしゃる」という尊敬語が、古文の「いますがる」のように単語の特徴として人を主語とするのが一般的な気がするからのようです。
さらに手元にある古文の受験参考書を見ましたところ「尊敬語を見たら、偉い『人』が主語」とありますが、物に対して尊敬語の述語で結んでいる用例は古文でも少ないのではないでしょうか?
古文風にいうと「此処は大納言の屋敷でいらっしゃる」と訳すのは問題ないのでしょうか? 是非ご教示いただければと思います。

お礼日時:2006/04/03 02:00

「~様のお宅ですか?」または「~様のお宅でしょうか?」で十分です。



そもそも日本語は狂っています。
文法がコミュニケーションのためのルールなのに、過剰な敬語意識のせいで滅茶苦茶になっているんですよ。
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この回答へのお礼

私も、今のところ「~様のお宅でしょうか?」が一番しっくりときます。他の方のご意見からも、「お宅でいらっしゃいますか」はやや仰々しい印象を与えるようですね。参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/04/02 23:53

文法的にはおっしゃるとおりです。


「お宅でいらっしゃる」は正しくありません。
しかし、話し言葉の世界では「お宅ですか」「お宅でございますか」はぞんざいに聞こえます。
また「御座る」はもともとは謙譲語だったものが丁寧語になったという経緯もあり、相手に関することに使っては失礼だと感じられるでしょう。
それで、文法からははずれるのを承知で使わざるを得ないというのが現実ではないでしょうか。

「召し上がっていらっしゃる」は二重敬語だと言われますが、「食べていらっしゃる」では「食べて」と言った時点で敬語が欠けていると感じられるとすれば、許容されると思っています。
「召し上がって【いる】」というような無礼な言葉よりは二重敬語のほうがましでしょう。

#3さんの挙げられた「おみおつけ」は「御味御付け」で、「御味」は味噌のこと、「御付け」は汁物のことで、「味噌仕立ての汁物」という意味の言葉です。
「強飯(こわめし)」を「御強御飯(おこわごはん)」と言うのと同レベルで、問題にするほどのものではありません。
「御御御付け」だと言うのは、「御御足(おみあし)」からの類推で「御味」を「御御」と誤解したものでしょう。
某有名国語辞典も、次の版あたりで訂正すると思います。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。「御座います」の件もご指摘いただきまして大変勉強になりました。
歴史の中では話し言葉もある程度は許容されていくのですね。このあたりは判断が難しいところとは思いますが、私がこの春から働くのは老舗の小売店ご年配のお客様も多いので、お客様からご指摘を受ける前に教えていただいてよかったと感じています。ありがとうございました。

お礼日時:2006/04/02 23:49

違和感を覚えるのは、おそらく敬語を3回も続けて使用しているからなのではないでしょうか。



まず、「~様」次に「お宅」そして「いらっしゃいます」

まるで「御御御付」(おみおつけ)みたいなものです。
「御御御付」は普段から使っているから不思議ではないでしょうが、「~様のお宅でいらっしゃいますか」っていうのはお客相手でもなければ、相当丁寧な言い方で、普段から使用しないので違和感を感じたのではないでしょうか?
ただ、私の場合、「~様のお宅でいらっしゃいますか」って言われたらあんまりにも丁寧すぎて、何を売りつけられるかと警戒し、言い方によっては慇懃無礼と感じるでしょう。
「~様でしょうか」もしくは「~様のお宅でしょうか」で充分かと思います。

ちなみに、
>理由としては物に尊敬語を使うのは良くないという話を聞いたことがあるからです。
例えば「ここにペンがいらっしゃる」はおかしいことは誰にでも理解できます。
しかし一方で「お召し物」「お履物」といった物に対する尊敬語も存在します。

というのは、あまり理由として説明するのは適切ではありません。
なぜなら、「お召し物」「お履物」は着る、履く相手に対する敬意を示しているからです。「お宅」というのもそこが相手の住む家だから、その相手に対して暗示的に敬意を表現しているのです。「ここにペンが~」と言うように直接モノに対して敬意をはらうのとは違います。それと、「ペン」といった外来の、身体に直接身につけず、所有者が容易に変わりうるモノに対して敬意を付けるのはおかしいのかもしれません。そしてそれが日本語の微妙で奥深い語感によるものだと思います。
まあ、ペンに敬意を添えるなら、「~様がお持ちになっているペン」とでも言うのでしょう。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答に驚いております。ありがとうございます。
今まではただ、主語が人でない時に述語に尊敬語がくるのはおかしいな、という単純な疑問が頭をよぎるばかりでしたが、somethinelさんのご回答を読んで疑問が解けました。大変勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/04/02 22:02

「~様(のお宅)でいらっしゃいますか」とすれば分かると思います.



表題の「そちらは」は気になります.付けない方がいいと思います.印象のいい言葉ではありません.
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この回答へのお礼

素早いご返答ありがとうございます。
「そちら」のことには気づきませんでした。ご指摘どうもありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2006/04/02 21:57

正しいです。



実質的には電話に出ている相手が、お客様かどうかを聞いているのです。
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この回答へのお礼

すばやいご返答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2006/04/02 21:55

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