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横穴古墳が基盤より高い位置にあるのは、何か意味があるのでしょうか?

A 回答 (2件)

私も#1さんと同じ疑問を持ちました。



横穴墓なら崖の立面に穴を掘って造りますので、必然的に地盤面より高くなります(有名なのは吉見の百穴)。

石舞台のような横穴石室をもつ墳丘墓でしたら、いくつか考えられます。

1)工法上の問題から
古墳は元々は山の尾根を利用して作成することが多かったという説(丘尾切断説)があるので、必然的に周りより高い位置に造られた結果

2)排水上の問題
名前は忘れてしまいましたが京都に排水設備を持った横穴式石室があります。このことから、石室の排水を考慮していたことが推定されます。
すなわち、位置が低いと水が溜まりやすいという排水上問題を解決するために、高い位置にしたということが考えられます。
横穴式石室の場合親族を追葬することもありましたので、石室ないの環境は大事だったと思います。

3)権威や宗教観
他に権威や宗教観などは高い位置ほど高い、よいと考えられます。そのため、高い位置にしたかったという価値観からによるものとも考えられます。

1や3の場合、横穴式石室にかかわらず、竪穴式や棺直葬でも共通した理由になりますので、横穴だからというわけではなくなり、質問に対する直接の回答としては成立しませんので、あえて横穴に限ってというのでしたら2のような意味があるではないかと思います。

なお、九州南部には地盤面より地下に掘った古墳も造られていました。
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横穴古墳とは、「横穴石室を持つ高塚古墳」のことでしょうか?それとも「横穴墓」のことでしょうか?また基盤とは「地盤」のことでしょうか?


「横穴石室を持つ高塚古墳」のことであれば、土を盛り上げて古墳を作るので地盤より高くなるのは必然です。
地盤より高くすることで目立たせる意味があると考えられています。特に大型古墳は首長の権力や統治権継承のために目立たせる必要があるために地盤より高く土を盛り上げたのでしょう。
横穴墓の場合は、崖に穴を掘るので地盤よりも低い崖が存在限り地盤よりも高くなるのは必然です。
あるいは「横穴石室」のことをいわれているのであれば、地盤よりも低い位置に横穴石室を作ろうとするとそのためにわざわざ地面を掘り下げる必要が出来てきますし、石室までの長い通路も必要になってきます。
それよりは石室を組み土を盛り上げた方が労力が少なくてすむことは間違いありません。
意味があるかどうかといった観点から研究されたことは少ないように思いますので研究されてみてはいかがですか?
新説が発表できるかもしれませんよ(^^)
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