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色々な本で様々な記述を見かけるために混乱しております。
例えば、イエスが真のキリストである、
主なる父
主、イエス
などなど

どなたか、イエス、キリスト、主、父、神の5者の関係を整理して教えていただけますでしょうか。

A 回答 (5件)

古代ヘレニズム時代のユダヤ社会(ナザレのイエスもそこに生まれた)は、かなり宗教色の強い社会で、一神教(いわゆるユダヤ教)が盛んでした。



で、その頃は、世界を創造した唯一神を、「神」と呼ぶほかに「ご主人さま」とか「われらの父」などとも呼ぶことがあったんですね。信者の頭の中では、「主」「父」は神のこと。

イエスというのは個人の名前。現地の発音(ヘブライ語、アラム語)では、イェホシュア(ないし訛ってヨシュア?)といった男の名前だったとか。
当時のユダヤにはよくある名前で、だから他のイェホシュアさんと区別するために「ナザレ出身のイェホシュア」と呼ばれた。(イェホシュアは生まれた村の外で活動していた。)

「キリスト」はギリシャ語の単語で、ユダヤ教の考える救世主=「メシア」のギリシャ語の訳語として使われました。
初期のキリスト教徒にはギリシャ語話者が多かったから。新約聖書もギリシャ語が原典。

で、ナザレのイエスの死後、「彼はメシア(=キリスト)だったのだ」と信じる人たちが生まれて、ユダヤ教から次第に分かれて教団を形成しました。これがクリスチャンです。

クリスチャンにならなかったユダヤ教徒は、ナザレのイエスがメシア(キリスト)だとは見なさなかった(取りあわなかった)。
だから、イエスをキリストだと信じるのがクリスチャンである、と言えます。

しかし、キリスト教の教義の中の、イエスを神の子とみなす信仰が、一神教原則との関係で問題になります。そこでキリスト教会は、「父(本来の唯一神、創造神)=神=主」と、「イエス(キリスト教によれば、キリストで神の子でもある)」とが、ひとつの同じものだという教義(ドグマ)を決めます。

だから、深く考えないクリスチャンにとっては
「神=父=主」 = 「イエス=キリスト」
ということなんでしょうね。
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この回答へのお礼

ヨシュアの本を読んだばかりだったのです。
奥深いご解説に感謝します。

お礼日時:2006/04/24 21:00

宗派により、関係が異なります。



キリスト教においては、キリスト=イエス となりますが、ユダヤ教においては、イエスは、沢山のキリストのうちの一人にしかあたりません。
イスラムにおいても、ムハンマドに先立つ不完全な預言者の一人の扱いです。

主、父、神は、全て共通で、神を指します。

イエスと神との関係は、キリスト教の中でも宗派ごとに考えが異なります。
ネストリウス派(アッシリア教会)においては、イエスを単なる預言者(人間)として認識します。
ユダヤ教、イスラム教と考え方は共通です。

単性派教会(コプト教、エチオピア教会、ヤコブ派教会、アルメニア教会)においては、神の一部(実質的に神と同格)として認識されます。
(神は、マリアを通して現世に現れた)

カルケドン派(カトリック、プロテスタント、正教会)においては、神と人間の中間として認識されます。
(神とマリアとの結合により神の子でありマリアの子であるイエスが生まれた)

カルケドン派は、三位一体派とも呼ばれ、「父なる神、子なるキリストと聖霊は、一つである」とされます。
ここでの「聖霊」とは、人を正しい方向に導く天使のような物と考えてください。
イエスほキリストは、「父なる神と聖母マリアの子として、人を正しい方向に導く聖霊の役目をはたすために、生を受けた」と考えてください。

カトリックと正教会は、聖霊の発生についての見解が異なります。
そのため、カトリックにおけるキリストの神性と人間性は、50%づつで有るのに対し、正教会では、神性75%、人間性25%となります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました
それぞれの名前が相対的な意味合いを持つことがよくわかりました

お礼日時:2006/04/20 12:55

「イエスが真のキリスト」⇒イエスが真の救世主



ヘブライ語「メシヤ」=ギリシャ語「クリストス」=日本語「キリスト」=英語「クライストChrist」
『香油を注がれた者』という意味。
だそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A8% …


>イエス、キリスト、主、父、神の5者の関係を整理

●イエス=キリスト

●主=父=神

●三位一体=父なる神+御子イエス+聖霊

大雑把に言うとこんな感じでしょうか・・・・。
(神学に詳しい方、ヘンだったらごめんなさい)

キリスト教の神様は「父と子と聖霊」の三位一体なのです。
という理屈は知っていますが、私はクリスチャンでないし、感覚的には分かりません。

http://www.tcat.ne.jp/~eden/Hst/dic/trinitas.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BD%8D% …


ちなみに聖霊は、キリスト教絵画では空から舞い降りる白鳩として描かれます。
マリアがイエスを身ごもったことを天使ガブリエルから告げられる「受胎告知」の場面、イエスが洗礼者ヨハネから洗礼を受ける場面などなど。

神学としては難解なのでしょうが、というかだからこそなのか、視覚化すると結局のところ「父と子と鳩」などで表現されています。
http://www.rivo.mediatti.net/~double-t/htmphotos …

貼り付けばっかりでごめんなさい。
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この回答へのお礼

知識を整理していただきありがとうございました

お礼日時:2006/04/20 12:54

キリスト(クライスト)・メシア・救世主、キリストは個人名ではなく救世主のことを表します。


つまりイエス(個人名)は本当の救世主だということです。
救世主とは神が人々を救うために遣わした人のことで、救世主を信じるものは救世主を通じて、神に救われます。

主と父は同じ意味です。
これは旧約聖書に出てくるヤハウェ(十戒でおなじみです)が、ユダヤの神としてユダヤの民の唯一神として契約して以来、ユダヤ人はヤハウェのみを神としてますのでイエスは神ではなく、神から遣わされた救世主になります。

よく言われる「父と子と精霊の御名において」というフレーズは、父=神(ヤハウェ)・子=キリスト(神のひとり子)・精霊(パウロを初めとする使徒や聖者)が三位一体となって貴方に語りかけます。ということです。

ちなみにユダヤ人は、イエスを認めてはいますがそれは預言者としてであって、現在でも信仰するのはヤハウェのみです。
そこでヤハエェのことを書いた聖書を旧約聖書・キリストの行いを書いた書を新約聖書といい、キリスト教徒はキリストを通して、神と対話してるということになります。
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございました

お礼日時:2006/04/20 12:53

 イエスはそのまま人名ですね。

当時は姓がなかったので、出身地を付けて「ナザレのイエス」と呼ばれてました。
 キリストというのは「油を注がれた物」という意味で、転じて救世主を表す尊称です。つまり、「イエス・キリスト」とは、「救世主たるイエス」となります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2006/04/20 12:52

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