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 今月、証券外務員資格(I種)を受験します。今参考書を開いて勉強中なのですが、信用取引の項目でつまずいています。
 株取引をしている方なら常識なのでしょうが、わたしにとっては、参考書の文章を読んでいてもサッパリ理解が出来ないので教えてください。 
 「品貸料」についてですが、参考書には《証券会社と証券金融会社」の貸借取引で融資株数(買建株)よりも貸株数(売建株)が多くなった銘柄を貸株超過銘柄といい、品貸料を支払って、他から調達して貸し付ける。品貸料は売り方から徴収して、買い方に支払われる。》
とあるのですが、融資株って???貸株って???
 融資株<貸株っていうことは、手元にある株がマイナスになってるってこと???なのでしょうか?融資株は、顧客から調達した株ということになるのでしょうか?
 頭がこんがらがってしまいました。どなたか教えた下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

> そしたら品貸料がつくのとつかないのとでは顧客が負担する費用がかなり変わってくるのでしょうか?



その通りです。
通常、「信用買い」は、買い付け資金を借りてきて株式を買うことと同じため、投資家は金利を支払う必要があります。
反対に、「信用売り」(カラ売り)は通常は金利を受け取ります。(ただし、現在はゼロ金利なので受け取り金利はゼロです。信用買いの支払い金利はゼロではありません)
ところが品貸料(逆日歩)がついた銘柄では、信用取引を行っている売り方は、通常とは逆に当該金額を支払わなければなりません。一方、買い方は、こちらも逆に当該金額を受け取ることができます。

つまり、逆日歩はカラ売りを行う売り方にとっては不利な条件になります。逆日歩は、通常は1株当たり何銭、何十銭という額ですが、まとまった株数を保有しており、連日逆日歩がつくような、あるいは徐々に上乗せされるケースでは、売り方にとってかなりの負担になります。
仕手相場では、買い方がこの逆日歩を利用して売り方の締め上げに動くことがあります。逆日歩の重さに耐えられなくなった売り方が高値圏での買い戻しを余儀なくされ、相場が急伸することがあります。
これを「踏み上げ」といいます。

試験頑張って下さいね。わたしも以前受験しましたよ。
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この回答へのお礼

分かりやすい説明ありがとうございました。大変参考になりました。参考書を読むだけではここまで深い理解を得ることは出来なかったとおもいます。このゴールデンウイークに頑張って勉強したいと思います。まだ勉強し始めたばかりなので、つまずくことがたくさんあると思いますが、又その時はよろしくお願いします。本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/05/04 09:08

信用取引では、証券会社が顧客に資金や株券を貸すことにより売買の決済を行います。

「信用買い」は顧客が資金を借りているわですし、「信用売り」は株券を借りているわけです。ここまではわかりますね?

制度信用取引において、証券会社がそれらを自社において調達できない場合には、証券金融会社から融資や借株を受け、それにより決済を行います。
このような制度信用取引を補完する証券会社と証券金融会社との間の取引を貸借取引といいます。

その貸借取引において、貸株残高が融資残高を超過して株不足が発生した場合、つまり「信用売り」が多すぎて、貸す株がなくなってしまった場合、証券金融会社は、その不足株数を入札形式で証券会社または生損保等の機関投資家からお金を払って調達しますが、その入札により決定された料率を品貸料と呼びます。

品貸料がついた銘柄の制度信用取引を行っている全ての「信用売り」顧客は、品貸料を支払わなければならず、また全ての「信用買い」顧客は当該金額を受け取ることができます。なお、この品貸料は逆日歩とも呼ばれます。

この回答への補足

 早速のご回答ありがとうございました。
 さっぱり分からなかった問題が少しずつ理解できてきました。
 ところで品貸料というのは、最終的に証券金融会社が支払うのではなく、「信用売り」をした顧客が支払うべきものなのですね。そしたら品貸料がつくのとつかないのとでは顧客が負担する費用がかなり変わってくるのでしょうか?
 幼稚な疑問で申し訳ございません。

補足日時:2006/05/03 17:12
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