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ちょっと株について基本的すぎることで怒られるかもしれませんが、お聞きします。株というのは、企業がお金が不足している場合に、周りのひとからお金を集めてその証書として、株券を渡し利益が出れば配当を渡すと言うものです。株には値段がついていて、株券に書いてある値段を束で買います。ここからなのですが、最初の段階では、お金は、企業に流れる感じがするのですが、次の段階で企業の価値があがって株の値段が上がる時、つまりキャピタルゲインの時は、額面より上がるわけですが、それは株をもっっている人から買うわけで、そのお金は株を持っている個人に入ってくるのですよね?それだと企業には、お金は入って来ないという事ですよね?ご指導ください。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
> 株というのは、企業がお金が不足している場合に、周りのひとからお金を集めてその証書として、株券を渡し利益が出れば配当を渡すと言うものです。
ちょっと債券と株が混ざっているようですね。
債券は、会社がする借金の証書なのですが、他の人に売ることが出来ます。極端な話、潰れて回収が困難な状況であれば、100万円の債券が10万円程度で買えることもあります。逆に、利回りの良い債券であれば、額面以上で売ることも出来ます。
株というのは、会社の一部を保有する権利の証書です。極端な話、会社が潰れて企業価値が0になれば0円になります。当然の事ながら、額面は書いていません。
つまり、株を買うということは、その企業の一部を買っていることになります。一部ではあってもその企業を保有していますから、企業の収益の一部は「配当」として分配されます。
それで、ご質問のキャピタルゲインの時ですが、企業にはお金は一切入ってきません。一方の新規発行の時は、いわば企業が自分自身を切り売りしているのでお金が入ってきますが、それ以降は企業は何も関わっていませんのでお金が入ってきます。
例えば土地を持っているAさんが居て、Bさんに土地を売るとAさんにお金が支払われますが、Bさんがより高くCさんに同じ土地を売りつけたとしてもAさんには一銭も入らないのと同じ事です。
因みに。
現在はまだ、会社が自社株をいくら保有していても、自社株が上がったことに対する会社の資産価値は変動しません。株式は簿価ベースになっていて、評価額を下げることは可能ですが上げることは出来ないからです。時価会計が本格的に導入されれば、事情は変わるかも知れませんが・・・。
銀行借入は基本的に時価ベースで行われていますが、自己株式の担保価値は基本的に低いです。理由は、会社が借入金を返せないときは業績が悪くなったときであり、その時は株価も下がっているからです。
No.5
- 回答日時:
ちょっと皆様のお答えも混乱しているようですので整理も兼ねて。
株式会社の仕組みについては、NO3さんの仰るとおりです。設立当初、会社の運営に必要な資金を調達する際に、株式を発行してそれを買ってもらうことにより集めるわけです。設立の際は、よほどの例外を除いて、ご質問のとおり出資額と額面記載の金額は同等です。いまは1株5万円で発行しないといけませんから、100万円出資すれば、20株もらえるわけです。
ここから2つに分かれるわけですが、上場会社と未上場会社です。未上場でも株式の売買は可能ですが、この場合の売買について買う人と売る人が直接話し合って売買することがほとんどになるので、値段はかなりばらつきます。さきほどの20株を1000万円で欲しいという人がいて、売れば、900万円のキャピタルゲインがあります。(ちなみに売却して得た利益が「キャピタルゲイン」です。うらなければ「キャピタルゲイン」とはいいません。)株の売り買いをされて値段が上がっても、その会社にお金は全く入ってきません。これはご質問のとおりです。
その会社が上場する際に、通常は上場基準を満たすために資本政策といって、株主を増やしたり、資産を増やす必要があったります。そのため「増資」を行います。最初5万円で200株発行し、資本金1000万円の会社でしたが、株を追加でたくさん発行するわけです。このときの価格は額面ではありません。いくつか計算方法がありますが、それにしたがって証券会社が定める値段などをもとに価格が決められます。例えば1株100万円と定めた場合、「額面5万円の株を100万円でかう」ことになります。仮に株数を2倍(200から400株)にしたとすれば、200株×100万円で2億円が会社に入ります。
上場後、株は市場で勝手に売り買いされます。増資をしない限り、会社にお金は入ってきません。NO1さんの指摘は上場会社にはあてはまらず、会社が自社株を過半数持つことはできません。(社長などのオーナーが個人持っている事はあります。)例外的に金庫株といって、いくらか保有することは認められています。
そういう状況で株価をあげるメリットというのは幾つかあります。まず、単純にお金が必要になったとき、増資すれば簡単にたくさんのお金が入ってきます。株価が高ければ、同じ金額を集めるのに必要な株数が減ります。下部が増えるということは配当が増えるということなので、株数を増やしすぎるのは会社の負担になるので、ここでもメリットがあるわけです。
次に買収されにくくなります。株価が高くなれば、買収するのにたくさん資金が要りますから、買収できる先は限られます。村上ファンドはこの点をついて資金運用をしてきました。
最後に、自社が他社を買収しようとする際、「株式交換」で買収できる制度があります。お金を払わずに、買収する会社の株と自社の株を交換すればすむので、借入れしなくて済みます。このように、株価が上がれば、株式交換では実際のお金の変わりに使えるため、極めてメリットが大きい(増資と同じともいえますが)わけです。
No.4
- 回答日時:
1の人の答えであってると思います。
今の時代はスピードを要するので、相手先を現金で買収するよりは 株式交換で行います。
だから 自社株の値打ちが相当高い方が有利と言えます。
買収の意味は 相手を食うということです。
手下にする場合、消滅目的、ノウハウ獲得とあります。
株主に人気があれば高値を保てます。
配当 分割 優待などで 株主を引きつけ
業容拡大を行うのですが、銀行などの借り入れで
設備投資を行うよりは株の資本金で出来る方が
コストがかからないはずです。
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