この人頭いいなと思ったエピソード

私の父は3年ほど前から母と一緒に老人保健施設(以後、老健と略す)に入所していました。しかしこの半年間で認知症が進行し、自分の行った行動を思い出すことが出来なくなってきました。そんな中、他の入所者または介護員に暴力行為(暴力行為といっても足が動かないので、手を引張ったり、噛付いたり、引掻いたりする行為)が目立つようになり、老健からは精神科への入院を勧められました。父が多少自分の行動の記憶が残っているころ、「何故そのようなことをするのか」と聞くと大抵は「相手が悪い、介護員がちゃんとしてくれない」と答えるので、再三私は「どんな理由があるにせよ、手を出すことはいけない」と注意をしてきましたが、それも実らず、先週から精神病院の痴呆病棟に入院しているのです。ここで問題なのは老健と精神病院での患者の見方が異なることです。精神科では多少、時々介護員の手を噛むようなことがあっても手馴れたもので、その程度のレベルでは看護師も問題ないと判断し、先生もまた実際に父と面談するときの態度が問題ないので、問題なしと判断しているようで、早く老健に戻れるよう配慮してくれているようなのです。しかし老健ではトラブルを非常に嫌うため、再入所を拒んでいるような態度です。よって精神科の主治医が問題なしと判断して仮に老健に戻れたとしてもまた同じことの繰り返しが起こる可能性は高いと考えています。そこで父には何故精神病院に行く必要があったかを理解してもらうため、本当の理由を話しましたが、本人は他人に噛付き等の行為があったことが理解できず、何故自分が病院を替わる必要があるのかいくら話しても理解してくれません。理由を言っても数分後には早く帰ろうの一点張りで、ラチがあきません。
認知症の父に自分の問題行動を理解してもらうための良い方法は無いでしょうか?またこのような状況に良い解決方法があればご助言下さい。

A 回答 (4件)

補足ありがとうございます。



整理すると、お父様にどう理解して頂くか、が問題ではなく、ご両親が一緒に安定した生活をおくるにはどうしたらいいか?という点が問題なのでしょうか?

認知症の進行は千差万別でひとくくりには出来ませんが、お父様にとっての「いいケア」が受けられない状況下では進行が早まってしまうおそれがあります
今おすごしの老健は年単位での受け入れをしているようですが、認知症の周辺症状が強く出てきても継続して受け入れてくれる確率は低いのではないかと想像します。そうであれば一時的に再入所するにしても、早急に先を見越して今後のプランを組み立てる必要が出てくると思います


1:お母様のいる老健で一緒に暮らす
2:ご両親が別々の施設で暮らす
3:ご両親が一緒に生活できる場所(在宅を含め)を探す

お母様の状況が全く判りませんが、それぞれのメリット・デメリット、経済的負担などをトータルで考えていくしかないと思います。

老健入所に際してもいろいろ見て回られたご様子ですが、その経験を生かしつつ、在宅介護支援センター、老健の相談員・ケアマネ、病院のソーシャルワーカーなど活用できる専門職をフルに使ってもう一度ご両親の生活を支えて行く方法をお考えになるとよろしいかと思います
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この回答へのお礼

とても参考になりました。ケアマネの方と相談し、今後を進めていこうと思います。

お礼日時:2006/06/23 23:33

介護現場ではたらいている者です。



日本では、認知症ケアがまだあまり進んでおらず、
介護保険の設計上も、認知症ケアが受けにくい形になっております。
ただ、施設単位では、それでもあえて認知症ケアに力を入れているホームもあります。

そのようなホームや専門の方からアドバイスをいただくことも一つの解決策になるのではないでしょうか?

また、私個人の意見を述べさせていただきますと
認知症の方は、その行動を否定せず、受け入れることが大切です。
お父様にご自身の問題行動を理解していただくことより、
どうしたら問題行動が減退できるのかを考えていく必要があるのかなと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考にいたします。

お礼日時:2006/06/23 23:32

難しいことですが、認知症について理解してあげてください。



問題行動
さて、何が問題なんでしょうか?
誰にとって問題なんでしょうか?
介護する職員、施設、周囲から見た一方的な言葉じゃないでしょうか
ご本人が何故、攻撃的な言葉や行動を起こされるのでしょうか。

色々な考え方があります。
ご自分で出来ていたことが出来なくなった悔しさ
相手に伝えようとしても、言葉や表現が上手くできない悔しさ
自分自身に対して一番悔しいのかな
それが攻撃的な表現や態度に出ていると思いませんか。

受け入れてあげてください。
受容と言います。

奥様と一緒に生活することが一番だと思いますが、難しいこともご理解ください。
認知症の進行は様々です
攻撃的な行動は進行の途中だと感じました。
暫くすると変わる可能性が大きいですね。

病院を退院することは良いことだと思います。
でも、老健はご存知の通り生活の場ではありません。
在宅へ復帰する足がかりです。

施設のケアマネやワーカーと相談して、アドバイスを聞いてください。
一度、アドバイスを受け入れて考えてみてください。
詳しい生活環境や経済的な問題など様々な事を総合的に考えましょう。
決め付ける事が課題解決には足かせになります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。もう一度よく考えてみることにします。

お礼日時:2006/06/23 23:36

すごく丁寧な対応をなされているご様子、頭が下がります。

ご本人様の状況がつかめないので、専門医による認知症の診断が確定していると仮定した上で、あくまで一般論としてお話しします。

結論から言えばご本人への働きかけよりも、環境や介護者側のケアの方法を変える方がよい解決策になりうる、と思います。老健にお戻りになるならば適切なケアを提供して頂く必要があるでしょうし、それが不可能ならば生活に適した施設に移られる方が理想的かもしれません。以下、いくつか理由を述べます。

・認知症の初期段階をのぞけば言葉によって説明してもご本人には届かない・その場では理解できてもその会話自体を覚えていられない(無意味ということでは決してありませんが)と思います。したがって、熱心に説明されても「問題行動を理解してもらう」ことや「問題となってしまう行動をやめてもらう」ことには結びつきにくいと思われます。

・問題行動と呼ばれる行為が介護者側の不適切な対応によって引き出されることは少なくありません。この場合も「相手が悪い、介護員がちゃんとしてくれない」という発言から、何らかの介護者側の行為に触発されている可能性が考えられます。

・老健という施設は制度上は年単位での生活を想定していません(6ヶ月程度が目安となっていて、年単位の長期利用は本来の趣旨から外れます)。元々の生活環境や職員配置が認知症の方が安心して「暮らす」ためには不十分であり、適切なケアが受けられていない可能性がある

この回答への補足

ご回答ありがとうございました。以下補足を記しておりますので、新に良いご助言があればよろしくお願い致します。
1.専門医の診断結果
長谷川式ボケ診断で5点であったこと、脳のMRIからは、脳の萎縮と多発性脳梗塞があることから、アルツハイマーとの混合型の認知症であると診察されています。ただ私が見る限りでは、重度な痴呆患者に見られるような行動はなく、孫を連れて行くと誰がきたか分かるようですし、私が誰かは分かるようです(私の妻が行くと時々忘れるようですが)。ただ実際にないことをあったかのように発言したり、自分の行動を忘れたり、現状を把握できないなどの症状はあります。
2.父への説明
おっしゃるとおり、認知症の父に説明しても本人に届かないと思いますが、私が見舞いに行くと「何故連れて帰らないのか?早く帰らせろ」と怒鳴られ、私も説明するしかなくとても辛いところです。
3.父の症状補足
父は若いころに頭上に鉄筋が落下してきて、その後遺症で働けなくなりました。よって僅かな脳梗塞は若いうちからありました。それからもともと短気な性格であること(若いころに実兄から精神病院に行かせようかといわれたことがあるそうです)、働けないイライラがあったようです。長年私が父を見てきて現状から私なりに診断すると、性格が7割それに加えて自分の問題行動の記憶がなくなるので注意されてもまた同じことを繰り返すといった状態にあると判断します。
3.他の施設
これは現実を考えると矛盾した点も有りますが、何故老健にもどしてやりたいかというと父は短期ですがとても寂しがり屋で母から離れることをとても嫌がっていたのです。ですから母と同じ施設に入れてやりたいといった思いがあること、それから私の地域での施設を見て回って母の入所している老健が最も施設的にもケア的にも良かったことと、おっしゃるとおり老健は短期入所が原則ですが現実は1度入所してしまうと、2~3年入所可能であることが現状のようです。現状の精神病院の入院は経済的にも厳しい点とリハビリが出来ない等の色々な面から早く退院させたいのですが、このほかの施設といえば認知症専門の老健があり、ここの入所も可能なのですが、母と離れなければならないこと、まだ正常な記憶が残っているのにそのような施設に入れることへの罪悪感が私を悩ませております。

補足日時:2006/06/07 12:34
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