【大喜利】【投稿~11/22】このサンタクロースは偽物だと気付いた理由とは?

 こんにちは、お世話になっています(^-^)

 「Individualism」「Groupism・Circlism・Personalism」などを手がかりに「個の集合体としての社会」と「日本古来の世間」の違いを調べていましたが、どうしても「世間」の方の定義が掴めません。

 的確な定義をご教授いただくか、ウェブ・ページや書籍を紹介していただけないでしょうか。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

私には「世間」とは自分で見聞き出来る範囲から直接得られるマナーとかルールとか道徳律という法律という形態をとらない規範が支配するところとおもわれます。



これにたいして「社会」とは知識として体得する法律という形で私達を規制する共同体であると認識しています。
民族とか国籍とか自由に選べない選択肢が必然的に影響する知的範囲です。

従って「世間」には成文化されたものはありませんが自然に形成された基準というものが存在しその範囲内で生活しようとする自然法的な規制が働きます。
自律的な世界です。

「社会」はより多様な構成体からなるため、成文化された法により他律的に規制が必要になる世界と認識します。

これはあくまでも私見です。
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私見ですが、「個の集合体としての社会」の対極にあるのが世間だと思います。



まず第一に、欧米諸国で言う「個」「個人」Individualismが日本社会では成立しえないのではないでしょうか。
日本人でいう個とは、Individualismが想定する神との個人契約ではなく、あくまでも世間(人の集合)の中でのAとBの相違の量や偏差の量でしかなく、集合としては「日本人」の枠からはみ出さないもの、と規定されているように思います。
ですから、この規定からそもそもはずれた外国人は外人で世間の中には組み入れられません。
また、世間に内包されるはずの出自の正しい日本人の場合、その枠からはみ出した人については「○○かぶれ」などと表現し、イレギュラーな存在であると規定してしまいます。

実は#1さんが書いておられる「日本人とユダヤ人」はイザヤ・ベンダサン著となっています。これは山本七平氏が、世間というものを解きほぐすために執筆したのですが、日本人として書くと、読み手が世間の枠の中で、本の内容を相対的に理解しようとする力学が働くため(簡単に言うと「あんたにいわれたくないよ!」という感情が出てしまうこと)外国人の名前で書いたものとされています。

また世間を、宗教学的なアプローチで解明しようとされている方もおります。
手法はちょっとアレですが、
「言霊の国」解体新書井沢元彦著
などは、とても入りやすく、日本人と世間の関係性が分かると思います。
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山本七平さんか『「世間」とは何か 』(講談社現代新書) の阿部 謹也さんがベスト。


リアルな日本を対象にした社会?学はほとんど無いので、それほど探す必要はないというところが楽です。その分、確立した学問とまではいえず、まだ口火を切ったというところです。

阿部 謹也さんの他の著作はちょっと違和感が強いのですが、上記のものはもう名著といえるでしょう。罪人かどうかを自然現象如何で決定するとか、子供の犯罪についてなぜ親が「社会的制裁」を受けるものとされているか、など、日本人は近代法以前の中世的な法「則」により強く従っているというその生活感覚(ミクロコスモス)がよくわかる内容になっています。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061492624/50 …
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もう検索済みかもしれませんが、世間とは何かということを考えるときに、一読することをオススメします。


『世間の目』
 http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/0020 …

たしかに、この世間という言葉は実にあいまいで、掴み所のない対象なんですよね。
しかし日本人は、その世間という存在が実際にあると無意識のうちに考えてしまい、世間を恐れたり媚びたりしながら生きているのが実体かと思います。
(現実には存在しないのに、概念的にありそうだという意味では、『ミーム』と比較してみると面白いかもしれません)


私もこの『世間っていったいなんだろう?』ということを、ずっと考えてきました。
まだ答えは見つかっていませんが、なんとなくは理解できたように思います。

直接の回答ではありませんが、世間に対する日本人の意識を考える上で、以下の書籍が参考になりました。

『日本人とユダヤ人』(著者:山本七平)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4043207018/25 …
『菜の花の沖』(著者:司馬遼太郎)
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167105861/25 …

それから、私もまだ読んでませんが『空気の研究』(著者:山本七平)も、参考になりそうです。
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167306034/25 …


最後に肝心の回答ですが、世間の定義はまだ定まっていないと思います。
日本人が漠然と使ってきた『世間』に対する学問的研究が、実は始まったばかりだからです。
あと何十年かすれば、もう少し明確な言葉の定義が決まっているかもしれません。
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