No.2ベストアンサー
- 回答日時:
直感的な説明を加えさせてもらうと、
まずNaの10個までの電子は,1s,2s,2pまでの10個に
全て入って安定してますから、11個目の電子が3sや3p
軌道を移るわけです。その移る際に光が放出されます。それで、スペクトルというのは
光の振動数ですけど、3p軌道と3s軌道のエネルギー差
ΔE=hνのνが二種類あるということです。つまり
3p軌道のエネルギーが2種類あるということです。
これは11個目の電子のスピンによるものです。スピンがあると
磁気モーメントが存在し、その磁気モーメントが
磁場中に置かれると、エネルギーが発生し、エネルギー準位の縮退が解けて、2種類の3p軌道エネルギーが出来上がります。なお、この際の磁場というのは、電子の"公転"により発生する内部磁場のことです。だから、磁場を外からかけなくても、自然に縮退が解けています。
No.1
- 回答日時:
ナトリウムのD線は3p軌道から3s軌道への遷移ですが、3p軌道は縮重しています。
下記URLの(6)に詳しい説明があります。多重項の記号の見方はわかりますよね。全軌道角運動量Lとして、その左肩が、(2S+1)、右下が(J)です。ただし、Sは全スピン角運動量、Jは全角運動量です。簡単に説明しましたが、詳しくは量子化学(力学)の教科書を読んで下さい。参考URL:http://www.metro-u.ac.jp/~hada/toudai/wintersol. …
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