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減圧溶媒留去について説明したいのですが、うまく説明出来ません。
減圧溶媒留去の方法、なぜ乾燥するのか?
など教えて下さい。

A 回答 (4件)

乾燥という単語からすると、仕込む溶液には、目的物(純品になると固形物)と、溶媒が含まれているのかな?



私は、他の回答者の方と違う説明をします。

目的物質を含んだ溶液から、目的物質を溶媒を分離する手段として、蒸留を使用する場合、減圧にした方が、2つの理由で、有利と考えます。

その1:熱履歴
減圧下で蒸留すると、低温で溶媒を留去出来ますので、目的物質に与える、熱履歴がマイルドになり、変質の可能性を低減します。

その2:比揮発度
一般的に、理想系を形成する2成分は、低温低圧になると、比揮発度が大きくなります。装置的に許される範囲内で、減圧にした方が、目的物質と、溶媒の分離は良好になります。

蒸留する際に減圧するのは、この、1,2が原動力になっています。

また、ラボでは、1を達成する手段として、減圧する代わりに、イナートガスを入れたり、水蒸気蒸留する事も有ります。
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朝のラッシュアワー、乗る人と降りる人とで電車とホームは


大変混雑します。

このときの「車内」を「液相」、「ホーム」を「気相」と考えてみましょう。
目的の駅についたので降りようとしたとき、ホームに一杯人がいるのと
誰もいないのとでは、誰もいない方がスムーズに降りられますよね。

つまり、「減圧して気相から分子をなくす(=ホームの人を減らす)」ことで、
「液相から気相へと溶媒分子が出やすく(=車内からホームに降りやすく)」
なるので、「溶媒留去を早く(=降車時間を短く)することができる」というわけです。

また、実験室では、よく、ロータリーエバポレータという装置が使われます。
これは、試料をナス型フラスコに入れ、これを回転させながら減圧(さらに加熱を
併用する場合もあり)するものです。
ここでナス型フラスコを回転させると、器壁が濡れることによって
「液相と気相の接触面積が増加し(=電車の出入口の数が増え)」、
「溶媒分子が、より気相に抜けやすく(=乗客が降りやすく)なる」、ということです。


・・・といった説明方法はいかがでしょうか。
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#1様に追加しておきます。


どの様な物質にも、その温度における飽和蒸気圧というものがあります。
(沸点と関連しているので混同されやすいのですが)
同じ温度でも2つの物質の飽和蒸気圧は異なります。ですから減圧にしたとき、飽和蒸気圧が大きい方(つまり蒸発しやすい方)が先に気化していきます。
このため減圧にしてやって蒸気圧の高い溶媒を先に追い出し、沸点の高い液体や固体などを後に残してやります。^o^
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多くの物質は、


圧力下をかけると
気体が液体に、
固体が液体に、なります。

液体は、他の物質を溶かし込む性質が強いので
それを利用して、有用な成分を抽出します。

その後、
圧力を下げれば、液体が気体になり、
そのとき気体になれなかった抽出成分が、
残ります。

このように、それぞれの性質を知っていれば、
それを組み合わせて有効な工夫ができるのです。
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