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多分文学の技法の一つだと思うのですが、日本語訳、または具体的な意味を教えて下さい!お願いします。。

A 回答 (1件)

日本語では、「額縁小説」などといいます。



おっしゃる通り、文学の技法です。
18世紀から19世紀のヨーロッパのロマン主義文学でよく
使われた手法です。

はじめとおわりの部分に現実や写実的な文章がかかれ、
中間(文章の中核部分)に、幻想的なはなしや、
過去の物語が、書かれていることが多いです。

例えばこんな風です。

「冬の寒い日に、おばあさんは暖炉の前で、子供達を
前にお話をしようとしています。
おばあさんは、ゆっくりとこんなお話をはじめました。

『むかし、この村には、花子というそれは不思議な
少女がいてね。
(中略)
こうして、花子は幸せに暮らしましたとさ。』

そう、話をおえると、またおばあさんは、ゆっくりと
お茶を飲み、楽しそうに微笑みました。」

これは、私が今即興でつくった、くだらない話ですが、
このように、物語の最初と最後に、今の状態を書いて、
中間の話を挟みこむ文学手法です。

中間の話を「絵」にみたてると、最初と最後の部分が
「額縁:frame」に見えるから、このような名前が
ついています。

日本近代文学でもよく用いられ、
宮沢賢治の「オツベルと象」は、有名な
額縁小説です。
私のへたくそな例ではなく、「オツベルと象」のような
すぐれた文学作品で確認してください(笑)。
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この回答へのお礼

とてもわかり易かったです。ありがとうございました。額縁小説。。なんて今まで聞いたこともありませんでした。勉強になりました。

お礼日時:2002/02/27 11:35

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