プロが教えるわが家の防犯対策術!

65歳の実父が銀行、消費者金融4社から借金をしています。実父はもともと怠慢な性格で仕事も長続きせず何社も転職しています。現在もほとんど仕事に行っていません。親夫婦は夫婦仲が悪く、一緒には暮らしてはいますが、家庭内離婚のようなものです。母も父親の性格行動には匙をなげており、毎日の消費者金融からの借金の取立ての電話で、ノイローゼ気味です。銀行に250万程と消費者金融に200万程あるらしいです。もう、返済不可能なので調停の申し立てをして2週間後に簡易裁判所で調停があります。実父本人が、ものすごく頼りなく、調停事態を甘く見ていてすべてを解決してくれるみたいに思っています。働く気もないのにお金を返せるわけがないのに…。結局子供の私と弟が、尻拭いをしなければいけないのでしょうか?私達はおのおの家庭を持っている身です。弟は親とは遠く離れてくらしていますので、電話での連絡が、やっとです。しかし、母親自身も大変頼りなく私たち子供に頼りきっている感じです。母親は自分の生計は自分で稼いだお金でぎなんとかやっていっているみたいです。親2人がものすごく頼りないので、本当に困っています。どうすれば、よいでしょうか?助けてください。

A 回答 (6件)

 かなり深刻そうですね。



 1 調停委員会にて

 調停とはあくまで民事裁判の和解と同等の権限があります。ですから、調停中の口論はあまり良くありません。印象とか心象には影響しませんが、あまり酷い口論はその日の調停を中止して次回に延期という事にもなりかねません。ちょっとした事なら調停委員に宥められる事も有ります。「まあまあそう言い争いしないで・・・。」と言う様に。

 2 調停中は?

 調停中はあくまでも話し合いの場ですから慌てず騒がず淡々とが原則です。簡単に書くと、

 1 調停委員からのの質問は率直に聞く事。またその質問に対する意見は要点のみを簡潔に答える事。
 2 あまり感情的にならない事。
 3 こちらが有利になるためにかけ引きなどもってのほかです。
 4 またお互いに譲歩できる所は譲歩して、調停を速やかに進行及び成立させる為に努力する事
 
 これが基本です。

 また調停中は、相手からの電話があっても話さない様にして下さい。
 掛ってきた場合、「調停中なので、直接の応対は出来ません。」と話してください。
 なぜなら、その時に話した事が調停委員会で貴方方にとって不利になる事も有ります。例えば、「この前、電話した時には貴方方はこう言った」などと言われもめる事も有ります。それも相手にとっては証言となる事もありえますので・・・。

 
 3 身上調査について。

 この部分に付いては、はっきりとはしません。

 ただ融資の時の申込みには家族の「住所、氏名、年齢、職業、電話番号」は基本的に書く事になっています。またそれを基本に色々と家族の情報を手に入れる事は金融関係には簡単なのです。銀行などの公的な金融機関に関しては、家族の情報は融資の書面のみ情報が基本ですが、消費者金融の方はそれ以上調べてくると言う事もあります。

 ただ根本的に公的機関と私的機関では内容がかなり違うので対応もかなり違ってきます。

 
 4 調停後について

 調停成立後は、相手との直接交渉はありません。と言うより直接交渉してはいけないのです。前にも書きましたが調停が成立すると、事実上の「民事での和解」と同等の権限を持つため法律違反となります。またこちらが支払いを滞らせたりした場合は調停不成立となり話は調停前の最初の状態に戻る、というのは前にも書きました。

 さて問題の調停不成立後ですが、相手にとっては目的が「返済」から「回収」になり、貴方のお父さんに対する態度がかなり厳しくなります。

 銀行などの公的機関は担保売却などを進めてくるでしょう。 

 一方、消費者金融などは、担保などが無いので今まで以上に厳しい事になります。

 
 なお前回の補足ですが、返済不可と銀行が判断した場合、銀行から担保物件を売って返済を勧める、という話が出る場合もあるかもしれません。
 これはあくまでも銀行側の最終判断なのでそのへんは難しいです。
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この回答へのお礼

いろいろ丁寧な、御回答本当にありがとうございました。この先前途多難ですが、
弟と力を合わせてがんばります。又このサイトに相談するときは宜しくお願い致します。

お礼日時:2002/03/10 21:05

 まず補足の前に、司法書士と弁護士の違いを書いておきます。



 弁護士は、裁判、調停、和解などの訴訟などに依頼者の代理となって出席する事が出来ます。弁護士に依頼してからは全て弁護士を通してからの話になります。その場合は、家に支払いの催促は出来ません。また知ってて来た場合は違法となりますので、その都度弁護士に話をして、弁護士が相手に警告、訴訟などを弁護士がする事が出来ます。

 対して司法書士は、あくまでも依頼者の傍でアドバイス及びその内容などの書類作成する人で、書類作成までの相談しか出来ません。また、裁判、調停、和解などの訴訟などに代理として出る事は出来ず、そういう場所では、依頼人が出る事になります。 
 
 つまり司法書士と一緒に調停を行うのであれば、調停の時にはあくまで依頼者つまり貴方の父親しか調停室に入ることは出来ません。また調停中でも司法書士は代理人にはなれないので相手からは支払いの催促は来ます。その間でも話すのは依頼者となります。

  つまり、弁護士と司法書士は、表方になるか、裏方になるかの違いです。

 
 さて補足の回答からです。

 1 調停について。

 調停というのは、裁判と違い、お互いに譲歩して決まる場所です。必ずしも貴方の父親の言い分が全て通る訳ではありません。ある程度は相手の言い分も飲まないといけません。例えこちらでこれしか払えないと言っても相手が納得する事が無い以上何回も調停場に行って双方納得するまで続きます。
 お互いの意見が納得できれば調停完了時の書類を作成して調停は終了となります。
 また調停時に定められた支払い期日、金額を入金が出来ない場合、その時点で調停は取り消しになります。また業者によってはどうぢても支払いが1,2日遅れる場合、その事柄を相手に話し、相手が納得すれば問題は無いでしょう。

 これが調停の内容です。

 つまり調停とは、ちょっと今より多く働いて借金を本人に返す意思があれば、一番早い問題解決方法ですが、貴方のお父さんはどうでしょうか?

 2 担保物件について

 家が銀行の担保と言う事ですが、担保物件が無くなるつまりちょっと言葉が悪いですが、取り上げられる場合と言うのは、自己破産などをして完全に返済を放棄した場合または銀行の契約内容に於ける「規定上の返済の滞り」が発生した場合などです。調停ではそのような事はありません。

 3 調停時について

 調停時には入れるのは、依頼者の身内、弁護士(弁護士を立てた場合)などです。つまり貴方が入ることは出来ます。

 4 返済代理について

 前回の回答の中では言葉足らずになってしまいましたが事についての付け加えですが、支払い責任はあくまでも貴方のお父さんです。もちろん貴方に返済の義務はありません。(ちなみに、支払い義務が発生する場合は、嫌な話ですが貴方のお父さんが亡くなって遺産相続の権利がが発生した場合です。その場合は、「遺産放棄」などにより解決する事が出来ます。その辺の細かい話はまだ先の事なのでこの辺で・・・。) ただ貴方のお父さんがとても返済出来ない場合、または返済する意思が見られない場合は、相手にしてもそれで納得はしないでしょう。そこで相手としては母親や貴方、そして貴方の弟に協力してもらうという意味合いを込めて返済を要求をしてくる事が「代理返済」です。

 5 最後に

 今の現状では判断するとしたら、

 1 (返済可能) 貴方のお父さん及び身内に返済の意志や見通しがあれば、調停で話は決める事が出来るでしょう。

 2 (返済不可能) もし返済の意思、見通しが無い場合は、担保物件を売ってそれで得た金額で各金融機関に一括返済する事になります。またそれでも足りない場合は自己破産となることもあります。

 もし解らない事があればまた補足にて回答します。
 
 

この回答への補足

本当に丁寧なご回答ありがとうございます。あつかましいのですが、補足質問を再度させてください。調停に付き添いで行った場合身内の者はどのような態度で臨めば良いのでしょうか。調停の場で父親と意見が口論になる場合もあります。そのような態度は不利になるのでしょうね。如何でしょうか?
 それと、もう1点、消費者金融は、債務者の身内の事、つまり、私達、子供の身上調査をおこなっているのでしょうか?最近、たまにですが、非通知で電話がかかってきて、無言できれたりします。消費者金融は、アイフル、アコム、ディック、武富士の4社です。 弟は証券業に就いています。私の夫は公務員ですが、調停が失敗に終わった場合、また、一応話し合いがついても、その後の返済が滞った場合、身内に嫌がらせなどをしてくるのでしょうか?

補足日時:2002/03/08 21:35
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自己破産経験者のburanです。



ご質問の様子だと弁護士に依頼せず、直接裁判所へ調停を申し込まれたのでしょうか。
金融機関のやり口はconan 21さんのご回答のとおりです。どこまで整理できるかは調停の際のやりとりで決まるため、お父さんの様子では心もとない気がします。
できれば弁護士と契約されて代理人についてもらい、調停の席で交渉してもらう方がよいと私は思います。
弁護士と契約を結ぶ利点は、法律知識に長けている、金融機関が直接債務者と接触できなくなる、書面や手続きがスムーズに進むという点があげられます。
もちろん弁護士にもいろいろあるので、各都道府県の弁護士会の法律相談でその方面に詳しい弁護士を紹介してもらうのが一番リスクが少ないと思います。
法律相談は30分五千円ほど(2年前の値段です)、私のケース(自己破産)で言えば、総額30万円ほどかかりました。債務整理や調停ならば費用も変わりますがそれも相談すればいいと思います。

もし弁護士は頼らないというのであれば、法律関係のサイトや本で勉強されないと金融機関はプロですから、向こうの事情で決着する可能性が大きくなります。弁護士会以外でも役所で法律相談を行なっていることがありますので、問い合わせをされてはいかがかと思います。

ちなみに、お父さんの借金が子どもにかかる可能性は連帯保証人になっていない限りありません。ただしお父さんがもし亡くなられたときには負の遺産が残る可能性がありますので、その場合は相続放棄の手続きを取ればいいと思います。
また、お母さんが代わりに借金をかぶることも原則ありませんが、財産を何らかの形で処分しなければならないときに、両親の財産がキッチリ分けられるかという点だけが残ると思います。ですが、基本的にお母さんの収入は自分のものとして守ることを貫かれればいいと思います。
代わりに1回でも払ってしまうとややこしいので、調停中は裁判所の指示がない限りは払わないようにしてください。どこか1社だけ払うなどすると、調停が失敗に終わる公算が極めて強くなります。

参考URL:http://www.nichibenren.or.jp/houritu/soudan/inde …
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。一応かきつばたの会というサラ金被害の会の紹介で司法書士の方を紹介していただきその方に調停の手続きを取っていただいたみたいです。しかし父は調停事態を大変甘く見ています。仕事にも行かずどうやって返すつもりなのでしょうか?最終的に子供の私と弟が代わりに返済しなくてはいけなくなるのではないでしょうか。もう親子の縁を切りたいです。憎悪さえ沸いてきます。

お礼日時:2002/03/07 20:10

保証人になっていなければ返済する必要はありません。


現在の消費者金融は簡単に借りる事が出来る様なので後々の事を考えないで借金する人が増えているようです。
donpikoさんの回答と同じです(昔は奥さんが借金していたら旦那さんが支払い義務が有ったようですが、今は別個人と見るようです)
 ただ銀行の借金は、相手が銀行なだけに担保や保証人が無く貸してくれないと思うのですが、お父さん名義の土地や建物などを担保にしているとか、親戚が保証人に成っているかもありえると思います。
 消費者金融は法定金利以上の利息を支払わされているところが多い様なので、一度役所などでやっている無料相談に行かれたらいかがですか。
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 まず基本的な事から。



  調停についてですが、調停をしても、借金が無くなる事には殆どの場合なりません。銀行の場合は、支払い金額を貴方の親が支払える金額に減らし、支払期限を延ばして返す事になるでしょう。消費者金融の場合、簡単に言えば、消費者金融の掲げてる保証料の入った高金利を、法定金利で計算し直して残りの残金を銀行と同じように支払い金額を決めて払っていく事になります。
 尚、長期間、最終借り入れから3年~5年程度返していた場合、余剰支払いにより払いすぎの分を返金してもらう事が出来ます。
 ただ、銀行や消費者金融は余剰支払い金がある場合でも、払わない為に(トータルで余剰金無し)になるようにそれ以上前の借り入れなどの情報を出さない事が多いです。つまり足りない分は早く払えと言い、多い分は返さない様に資料を減らしてくるのが多いと言うよりほぼ間違いないです。

 さて問題の話ですが、まず銀行は前に書いた通りです。消費者金融の方は金額的に利息制限法により年利息15%での計算により最終金額が決まります。後は支払い金額、支払い期間の調整をする事が調停の内容です。尚調停後の支払いには金利は入っていないはずですから金額的にはかなり楽にはなります。

 そして親が支払えない場合、(あくまで相手としては借りた本人から返してもらうと主張してきますが)まず相手は貴方や弟に代理返済を要求してくるでしょう。もし出来ないと言う事であれば、調停を蹴ってでも、損害賠償の裁判と言う形などで来るでしょう。その場合は財産の差し押さえなどで来るかもしれません。
 
 最後にまず貴方がしなければならない事は、
 1 調停の詳しい説明をする事
 2 また調停でも問題が解決しない事が多い事
 3 あくまでも本人が返していく事が前提である事
 4 最終的には、自己破産や、財産の没収を有り得る事。

 ここを重点にしっかり話して見て下さい。

 ただ貴方の親の年齢を見る限り今から就職はかなり厳しいとは思います。ですから多分貴方と貴方の弟の代理返済で話が進むと思われます。

 もし解からない事があればまた補足等でお願いします。

この回答への補足

専門的なアドバイスをしていただきかなり理解できました。本当にありがとうございます。それと共に益々、問題は深刻になってきました。本当に頼りない父親なんです。調停は、無料相談の司法書士の方にお願いして手続きをしてもらたのですが、調停をかなり甘く見ているみたいで「調停中は取立もしてこない」と変に安心しています。仕事もせずに返済できるはずがないのに、家を取られますよね。家が銀行の借金の担保になっています。自分のしていることがどれほど深刻なことで、周囲に多大の迷惑をかけているのにまったく理解してくれていないんです。もう、正直言って親子の縁を切りたいんです。憎悪の気持ちで一杯です。調停に父親一人で行かせるのは頼りなさすぎるので、私か弟が付き添った方がよいと思うのですが、付き添いは可能ですか?又、付き添った場合同様の責任を取らされるのでしょうか?助言をお願い致します。

補足日時:2002/03/07 20:10
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大変なのですね。

ご事情お察しします。
私は弁護士ではないので、法律的なことは言えませんが、過去に新聞などの相談コーナーや本などで、親族の借金についての相談を読んだことは何度もあります。それによれば、両親や兄弟の借金でも、連帯保証人になっていなければ、家族には払う義務はないそうです。万が一、勝手に名前や印を使われたとしても、筆跡などで自分ではないことがわかります。
ただ、一部でも払ってしまうと、借金全体を承認したことになり、払う義務が生じるそうです。尻拭いする余裕がなければ、心を鬼にして、払わないことです。
弟さんとよく話し合ってください。それから、大変でしょうが、どうかあまり思いつめないでください。
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