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応用言語学の言語習得に関する質問です。

(1)誤用分析の言語学に果たす役割とはなんですか?
誤用分析の分析意義・方法や問題点などはどの本にもありますが、先のようなことが書いてある本はありませんでした。
異なる言語間の差異を明らかにすることが、広く言語理解に繋がるというような単純な話なのでしょうか?

(2)外国語教育における言語学の役割とはなんですか?
上記の(1)と近しい答えであることは分かるのですが、漠然としていて明確な回答ができません。

どなたか、専門の方、お答えいただけますでしょうか。宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

>今後受けようと考えている大学院の過去問題だった



ああ,そうですか。そういうことでしたら私はいくらでも節を曲げて,模範解答「らしきもの」をでっち上げることはできます。

ポイントは
1.結論を簡潔にまとめる
2.具体例を挙げる
これだけです。

たとえば,
1.
誤用データはまず理論の予測を検証するのに役立つ。たとえば,助詞や助動詞の習得が遅く,誤用が多ければ,名詞や動詞などの語彙範疇とは別に機能的な範疇を設定する傍証となるだろう。

また,普遍的な原理に違反するデータは見つからないはずであるから,もしそのようなデータが見つからなければ,理論を側面から支持することになるだろうし,もしたくさん見つかるのであれば,原理の再考を促すことになる。

例を挙げれば,英語では副詞節から疑問詞を移動させることができないが,日本語では,疑問詞そのものはあってもいいが,動かすことはできない。

(1) * What book did you go there after reading?
(2)  何の本を読んだ後で,そこへ行ったのですか?
(3) * 何の本をそこへ読んだ後で,行ったのですか?

したがって,(1)や(3)のような誤用は存在しないという予測が成り立つ。誤用データの分析はそのような予測の検証に役立つであろう。

2.
目標原語にしか存在しない構造は習得するのに時間がかかることが予想される。
(ここで,音声・構文・敬語などの例を挙げればよい)


あまり詳しく書くと削除対象ともなりかねないので,ちょっと遠慮しました。
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この回答へのお礼

内容もまた然りなのですが、

>ポイントは
>1.結論を簡潔にまとめる
>2.具体例を挙げる
>これだけです。

この事に、随分気を楽にさせて頂きました。
これから上記をまとめて過去問題の回答作成をします。

私事ではありますが、
実は私は社会言語学専攻で、同専門で院に進みたいのですが、社会言語学をメインにした院が少なく、そのために応用言語学のコースのある大学院を受験することにしたので、言語習得・言語教育に関する知識は皆無に近い状態でした。
また、現在学校機関に属しておりませんので頼るところがなく、ここにお世話になったのですが、こんなに丁寧でかつ分かりやすく教えてくださる方がいらっしゃるとは正直思っていませんでした。

本当に、助かりました。
心から感謝いたします。ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/18 22:34

応用言語学には素人ですが,レスがないようなので。



(1)誤用分析の言語学に果たす役割
誤用データそのものはいくつ集めても言語学の発展には貢献しません。
the place where I visited (私が訪れた場所)
Where is here? (ここはどこですか?)
のような例が100万あったとしても,言語理解にはつながりません。

言語学は理論であり,データとは理論を検証するためのものであり,データから理論が生まれることはありません。

物理学もそうです。万有引力の法則も,相対性理論も,中間子理論も,実験を重ねてデータを集積してできたわけではありません。ほんの少数の事例に基づいた,言ってしまえば机上の空論だったものを,後に実験をしてみると,理論の予想通りだった,ということが確かめられただけです。

実際に役立つことを目的とする応用言語学では,よく見られる誤りのデータは,それ自体が価値のあるものですが,言語学から見れば,数が多いと言うだけでは何の意味もありません。理論にとっては,理論の予測と合致するかどうかが問題であって,そもそも理論が visit と where の関係について何の予測もしなければ,
the place where I visited
という例は,何の価値もないのです。


(2)外国語教育における言語学の役割
言語学は教育に役立とうなどとは考えてもいません。
数学の発展がなければコンピュータの発明はなかったでしょうが,ほとんどの数学者はコンピュータのことなど考えもしなかったでしょう。

基礎科学は応用科学を考慮しません。
応用科学の方で,基礎科学を活用してください。
基礎科学の成果をどのように料理しようと,それは応用科学の自由です。

ただ,ほとんどはそのままでは,役に立ちません。たとえば,
○I believe him to be honest
×I believe sincerely (for) him to be honest

○I want him to win
○I want very much for him to win

これは理論的には非常に価値のあるデータですが,外国語教育からするどうでしょうかね?
英語ができるできないとはあまり関係がなさそうです。教えるならもっと重要なことがあるでしょう。
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この回答へのお礼

丁寧な回答、大変感謝いたします。
実は、先の質問は今後受けようと考えている大学院の過去問題だったのですが、

>基礎科学は応用科学を考慮しません。
>応用科学の方で,基礎科学を活用してください。
>基礎科学の成果をどのように料理しようと,それは>応用科学の自由です。

もしも近似した問題が出題された際には、上記のようなことを自分なりに書いてみようと思います。
字義にとらわれすぎていて、肝心なこと(上記のような)を忘れていたように思います。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/08/15 15:29

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