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大学 経済学 レポートについて

大学で経済学の授業を履修しており、期末レポート課題が出たのですが指示の部分でうまく理解できない部分があります。

課題内容→経済または社会問題からテーマ設定(自由に)行い経済学的視点から論じた上で、必要があれば自分の意見について述べよ。
となっています。
課題内容の、経済問題や社会問題からテーマを選んでくるという部分自体は自体は難しくないのですが「経済学的視点から論じる」という部分の意味がうまくつかめません。具体的にどうすると経済学的視点から論じたことになるのでしょうか?

今現在の日本の不況に対し政府がどのような政策をとるべきかについて書いています。
ですが自分の書いたことは「経済学的」に論じていると言うに値するのかどうかがわかりません。
例えば、「公共事業への投資を増やせば有効需要の創出に役立つので景気対策として適切である」とか「介護職に人手を集めるためには国からの報酬を増やすべきだ」というのは経済学的に論じていると言えるのでしょうか。
個人的には経済学的にと言われると~理論などと名のつくものを使わないといけないのではないかと考えてしまい、例で挙げたものだと経済学的に論じているとは言えずせいぜい常識的な事柄をただ述べただけなのではないかと思ってしまいます。

何かテーマを挙げて自分の意見を述べていくことならできます。しかし経済学的視点から論ぜよ・・・それってどうしたら経済学的に論じているという事になるのか?と悩んでいる状態でもあります。
経済の動きには興味があるほうだと思いますが、今思い返してみると経済の動きを理由のレベルで考えることはあっても経済学的に踏み込んで考えていることは少ないなと思いました。

また、「公共事業への投資を増やせば有効需要の創出に役立つので景気対策として適切である」というとや「分業の利益」といった考えはは正しいには正しいのですが現実にはうまくその理論が機能していないケースもあるわけで、(経済学的に見て)~理論が有効だ!みたいな書き方をすることにも抵抗があります。

初歩的な質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

>今現在の日本の不況に対し政府がどのような政策をとるべきかについて書いています。



これはレポートのテーマとしては難しすぎるかもしれません。なぜなら、いろいろな人がいろいろな意見を述べており、景気回復の決め手となるような方策の結論が出ていないからです。

>「公共事業への投資を増やせば有効需要の創出に役立つので景気対策として適切である」

これは原則的には正しいですし、ニューディール政策はうまくゆきました。しかし、現代の日本では「公共事業による経済活性化はうまくゆかないから、他の方法を探そう」というのが日本経済のテーマです。これについてレポートを書くとしたら、「なぜうまくゆかないか」について、経済学の理論を使って論ずる、ということになります。

ケインズの有効需要やそれ以前のミクロ経済学にはいくつかの前提があります。たとえば消費者は、お金があると便益を得るためにそのお金を「今使う」ということが前提になっています。将来に備えてお金があり欲しいものがあっても買わない、というようなことはせずに、必ず今買うということが前提になっています。しかし現代の消費者は、将来に備えて「今」買わなくなってきています。これを完全競争市場の定義と、ケインズの貯蓄の理論を使って論ずれば、経済学の視点からのレポートになります。

そのうえで、どんな政策を取るべきかについて質問者さんの考えを述べます。これは正解である必要はありません。なぜなら正解を知っている経済学者はいないからです。ですから景気がなかなか回復しないのです。


1.公共事業による経済活性化はケインズの時代には有効であったが現代ではうまくゆかなくなってきている。
2.それはケインズの時代と現代とでは〇〇の点で相違があり、これはケインズ経済学が前提としている〇〇に反するからである。
3.そこで、これを打開する方法として私は△△による景気対策が良いと考える。理由は、これによって〇〇の困難を克服でき、◇◇の理論により、景気回復が予想されるからである。

これは、
1.現状はどうなっているか?
2.現状の問題点はどこにあるか?
3.ではその対策はどうしたらよいか?
という一連のストーリーになります。
こういうようにまとめると読みやすくて、理路整然としたレポートになります。

頑張って考えてみてくださいね。
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私が考える「経済学的視点」とは、数式で説明できることです。


でもこのレポートではそんな事まで求められていないでしょう。
だから自由に書いていいと思います。
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再生可能エネルギー発電導入制度の経済分析


http://jsrsai.envr.tsukuba.ac.jp/Annual_Meeting/ …

貴方は世界で初めて経済学のレポートを書く先駆者ではありません。冒頭に掲示したURLは質問者さんの参考になると思われる先人が書かれたレポートである。参考にはなるけど、今となってはかなり陳腐化しているので、丸写ししたところで全く無意味であることも念のため、指摘しておく。

話は変わるが、本質的に重要なことは公共事業でも公共投資でもない。それは公共政策なのだ。公共政策の一つの形態として、公共事業や公共投資があるというだけのこと。公共政策の有効性は合目的性であって、事業や投資が自己目的化してはならない。だからこそ、経済学的に合目的性を検証する必要があるのだ。まず目的の設定が必要だ。経済、社会問題の何をどう解決しようというのか。何があるべき姿か。その為にはどのような公共政策が考えられて、その合目的性はどのような経済学的アプローチで検証可能なのか。

冒頭のレポートは、そのようなアプローチでまとめられているのだ。
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