「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

いつもお世話になっております。
旅客機の離陸加速についてお伺いいたします。

いつも飛行機に乗るとき、地元空港からA320にのっているのですが、この前初めて747に乗りました。(那覇→伊丹)
離陸するときの加速Gが大好きなので楽しみにしていたのですが、A320より全然加速がゆっくりだったので残念でした。
当たり前ですが飛行機によってここまで差があるんですね。


そこで現在、日本の国内線を飛んでいる旅客機の中でお尋ねしたいのですが・・・

(1)離陸加速が最強の機種はどれでしょうか?
やはりA320や737などの小型機の方が鋭い加速なのでしょうか?


(2)長距離路線の方が燃料を沢山積んでいるので、やはり加速は遅いのですか?


(3)離陸する空港によって加速の仕方は違うのですか?
滑走路が2000メートルの空港では余裕が無いためフル加速をして、3000メートルの空港では余裕があるのでゆっくり加速するなど。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

飛行機で加速感を感じるのは滑走を始めた時だとおもいます。

速度が付いてくるに従って加速感も鈍ってくるように感じるのですが。A320の場合、離陸際マックスパワーを使うのはエンジン保護の為もあって2000m未満の滑走路や雪などで滑りやすい場合だそうです。この条件だと鋭い加速感が体験できるかもしれません。通常はブレーキをかけたまま50%までパワーを出して滑走し80ktまでに離陸出力にセットするそうです。ヒュィーーン、イ゛ィイ゛ィイ゛ィーーンという感じかもしれません。ローリングテイクオフは滑走路に入っても完全に停止しない離陸方法で加速がスムーズな為とわずかな時間短縮になるので良く体験しますが加速感では物足りない感じがします。スタンディングテイクオフはブレーキをかけたまま離陸出力にセットするので最も鋭い加速感が得られるようです。その代わりエンジンへのダメージや異物の吸い込み、騒音の点でめったに体験する事はなさそうです。国内線でB-747が就航するためには2500mの滑走路が必要なようです。A320は大阪空港では1830mを使いますがどちらも1500mくらいでメインギヤが地面から離れるようです。時間は30秒くらい、国際線の欧米路線ですと40秒くらです。大阪空港ではB-747はもう飛びませんが、通常離陸のB-777より32Rの1800mを離陸するA320はスタンディングテイクオフに近いので加速感が大きいかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、スタンディング危険性が高まるのですね。
確かにデッキで飛行機を見ているとほとんど止まらずに滑走していた気がします。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/03 22:34

旅客機の加速、機種による差はそれほど大きくはないと思います。


むしろ、航続距離の差などによる重量の違いが大きいと思います。たとえばB747ですが、飛行時間1時間程度の国内線では、燃料は3時間分程度ですから、加速も早いです。30秒程度の加速で離陸できます。ですが、国際線では10時間以上の燃料を積むことが多いですから、50秒程度?加速して離陸することになります。
沖縄便、国内線にしては距離が長いですから、燃料も多めだと思います。このため、ちょっと加速が遅かったのかもしれませんね。あと、体感的な加速度、期待の前後方向の傾きによっても違ってきます。

滑走路の長さによる加速ですが、離陸の速度は違います。滑走路が短い場合、フラップを大きく降ろして低い速度で離陸します。滑走路が長い場合、フラップを少なめにしてより長い時間滑走し、速度を上げて離陸します。この方がその後の上昇が早いですから。
ただ、加速度自体は重さなどが同じでしたら、加速度は大きな違いはないです。より長い時間滑走することになりますが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
飛行機による差はないのですか。
確かに私が乗った747は満席だったので加速が遅かったのかもしれません。
フラップを沢山使って離陸する方法もあるのですか。
初耳です。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/03 22:29

まず…



離陸するときの速度…
これは当然機種によっても違うのですが、加速度は、つまり、離陸時に必要となるパワーは

滑走路の長さ、気温、湿度、空港の高度、離陸時の重量、などによって変わるのです。
これらのデータをすべて考慮して表によってどれくらいのパワーが必要であるか、をはじき出して、パワーレバーを操作します。N1とかEGTとかで見るんですけどね…。

ですので、そのパワーによって、VxあるいはV1と言った速度に達するまでの加速度ってのはそれぞれ変わってきます。つまり、体感加速度が変わるから、早いだの遅いだの、っていう無意味な感じ方をしてしまうわけです。

滑走路の長さでも違いますよ、当然。短ければ「short runway take off」と言ってブレーキかけたままパワーを上げて推力上げてからロールを開始します。こうすることによってVxに達するまでの滑走路の距離が短くなります。逆に滑走路の長さに余裕があるときは燃費、騒音、エンジンへの負担などを考えてパワー控え目で行くこともあるわけです。

ちなみに、ここで言う「速度」とはAir Speedの事であり、車などのGround Speedでは無いことを理解しておいてください。向かい風が強ければ、Ground Speedは遅くてもAir Speedはあがりますので体感速度は遅く感じるでしょう。

以上、ヘリ、飛行機操縦士の一人として。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ブレーキえをかけて推力をあげてからスタートする方法もあるのですか。初耳です。
確かに飛行機は対空速度なので向い風なら加速が少なくてすむのでGは感じませんよね。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/03 22:25

専門知識はありませんが旅客機が大好きです。



(1)離陸加速が最強の機種はどれでしょうか?
基本的にどの機種ってのは無いと思います。
A32でも73でも乗客や使用滑走路等によって左右されますので。
最強というか、乗っててスゴいと思った感動的な機種はDC10-40ですね。名機ですよ。
今は日本の空は飛んでません。

(2)長距離路線の方が燃料を沢山積んでいるので、やはり加速は遅いのですか?

加速が遅いというか、滑走距離が長くなりますね。
ほぼ燃料満載で重いすから。


(3)離陸する空港によって加速の仕方は違うのですか?
滑走路が2000メートルの空港では余裕が無いためフル加速をして、3000メートルの空港では余裕があるのでゆっくり加速するなど。


といいますかその時の天候や滑走路の状況、重さなどに左右されます。
滑走路に正対して止まらずに滑走を開始するローリングテイクオフ。
一旦停止してから、滑走を開始するスタンディングテイクオフ。
このふたつが主流ですね。
クロスウインド(横風)の状況により使い分けます。
正面からの風はフラップ角と滑走距離によって変わりますね。
さらに離陸決心速度(V1)、ローテーション(VR)、安全上昇速度(V2)と続くのですが・・・。
すべてその時の状況次第で離陸前に決定する事項です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
DC-10!私が始めて乗った飛行機はこれでした!
強烈な加速、イスのキシミ音・・・飛行機の虜になってしまいました。
やはり飛行条件により様々ですか。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/03 22:21

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