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8月の終わり頃、テレビ東京で、ゼロ金利解除のためのにユーロやその他の外国の株が下落に向かっていると言う放送がありました。
つまり外国の投資機関が、日本の銀行からの低金利の融資を受けて、外国の株を買っていたのが、ゼロ金利解除のため、借り入れが減り、そのため彼らの外国へ投資額も減ったと言うのです。
私は金融など全くの素人ですので、何も判りませんが、日銀からゼロ金利で貸し出された融資のうち、一国全体の株式相場を動かす程の大量の金が、外人の投機資金に流れていたらしいことに、ビックリしました。
何故なら、ゼロ金利のお蔭で、日本国民がゼロに近い預金金利を我慢したいたのも、日銀からの資金がそのまま国の産業復興のために使われているとばかり思ったからです。
それにしても、今まで、銀行を叩くのに熱心なマスコミからのそれに関するその後の報道が無いのは何故でしょう。
この事実の真偽とその重要性、日銀の資金の供給が日本の産業復興と言うより、実は銀行救済の為だったのか、資金が外人投資家に回ることが何か日本にとって良い事になるのか、銀行の倫理観の問題、などなど教えて下さい。

A 回答 (2件)

マスコミが叩かないのは、日本国内での被害者がさほど多くない=関心がないためでしょう。



国際的な経済では、各国間の金利差で経済が動くため、日本のゼロ金利によってこのような結果が起きるのは不可避の副作用といえます。
投機資金自体も、国内に戻ってきますし。
とはいえ、やはり倫理的によくないと思います。

ゼロ金利によって、株価が否応なく上昇し、経済が回復したと先生方は仰ってますが、どうなんでしょうね。
多少の恩恵はあったのでしょうが、私たちの手の届かないところでお金だけグルグル廻っている感じがします。
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 質問者のおしゃるように、単純ではないと思います。

あるいはもっと単純というべきか・・・。

 基本的に、お金には国籍がありません。

 私の経済の見方では、外国の投資家は日本で低金利のお金を借りて、バブル崩壊後のデフレで安くなった日本の資産を買っているという認識です。
 これによって、日本の不動産下落には、歯止めが掛かります。
 日本円を借りて日本円で投資すれば為替リスクも無く、借金をするときの自分のメイン銀行の保証状(日本の銀行に対する担保の役割を果たす外国銀行の保証です。)で日本の銀行から担保なしに借金できます。

 逆に,日本の資産家はバブル崩壊・デフレに懲りており、資産の運用先の多角化を図ります。ですから優良国内投資家は、(国内の借金で首の回らない会社には銀行はお金を貸しません。逆に資金が余っているところに貸したがります。)お金があっても国内には投資しにくいので、海外に投資することが多くなります。
 この場合外国の経済事情に詳しくなければ、(当然その国の人よりは詳しくないでしょう。)外国の機関投資家(といっても、日本の金融機関の子会社)に投資することが多くなります。ではこの日系外国機関投資家は何処に資金を投資するのか?このうち結構多くの部分が純外国の機関投資家に再投資されたり、各国の株式・債券保有に使われます。この状態になると、資金に国籍はなくなってしまいます。

 この状態で、日本の金利が上がればどうなるか。

1.国籍のない資金は各種リスクや金利に従って流動していきます。
2.日本で資金調達して日本の資産を買った外国人投資家はどうするか。
 選択1:日本の金利が高くなって、買った資産の運用をしても効率が悪い→資産売却・借金返済
 選択2:買った資産は今後も高利回りが期待できるが、日本での借り入れ資金は不利→外国で保有している資産を売却して日本に送金。日本での借金を返済する。

 本来、日本への投資には、本国での投資減少という効果がありますが、日本の低金利政策のためそれが表に出てきませんでした。
 ところが、公定歩合のゼロ解除をしたために、一時的ですが、同時に外国人投資家の本国での投資→日本への投資として顕在化したと考えています。

 
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