14歳の自分に衝撃の事実を告げてください

私は今度高校3年生になります。
外国語に興味があって大学が英語科に進もうと考えています。
私はアイルランドに大変興味があり、祖由来は住みたいって思うんですけど、ゲール語というアイルランドの昔の言葉?について興味があります。
今は田舎のほうでは話されているらしいんですが、都会のほうでも、母国語として英語と両方で使われているんでしょうか?
あと、日本にはゲール語が学べる大学や学校は当然ありませんよね・・・?
もし、英語とゲール語の両方が話せたらアイルランドでの就職に有利になるってことはありますか?

A 回答 (3件)

 


  puni2 さんの説明の後では、大して役に立つことは書けませんが、アイルランド語は、昔から、わたしは憧れていたのですが、言語の資料が、どういう訳か見つかりません。(それにしても、puni2 さんは凄いですね。色々な言語を知っておられます)。ドイツ語ではだめなので、英語とのあいだの辞書とか文法書を捜していましたが、なかなか見つかりません。
 
  Teach Yourself の Irish は入手し易いですが、かなり薄い本です。巻末に簡単な辞書がありますが、文法書付属の語彙集ではとても足りません。大学書林に『ゲール語四週間』(「ゲール語四週間―アイルランド」カハル・オー・ガルホール (著), 三橋 敦子 (著) 単行本 (1983/03/01) 大学書林:価格:¥4,700)がありましたが、これは、TY の Irish と規模的に同じか、もう少し大きく、日本語なので、読みやすいです。英語の文法書で文法を学ぼうとすると、その言語にかなり通じていないと、説明が理解できないことがあります。特に言語の場合そうです。同じ大学書林に『ゲール語基礎1500語』がありますが、1500語では、話になりませんが、2600円で高いですが、日本語で辞書があるだけでも貴重なことです。日本語では、これ以外に、文法書や辞書はないはずです。
 
  英語だと、辞書は小さいのが色々ありますが(5,6種類は少なくともあります。英ゲール/ゲール英です)。大学書林の「1500語」とあまり規模が変わりません。ニュアンスが分かりにくいので、大学書林の方がいいかも知れません。ただ、英ゲールで、アイルランドの単語を引けるのはいいです。もう少し大きな辞書になって来ると、ゲール語-英語は中辞典規模のものが、日本円にして6000円かそれ以上であります。中小辞典は、3000円ぐらいのものがありますが、収録語彙数が、5000語を越えるのは難しいです(わたしは、この規模の辞書を、三、四冊持っていますが、説明が少なく、語数が少なく、役に立ちません)。2万語ぐらいは必要なのですが、それだとあったとして、数万円とかの価格になります。(いま、Amazon.com と Amazon.uk で調べた限りでは、中辞典も怪しいです。zShops(これは中古本を扱う書店のグループです)だと、100ポンドぐらいの辞書がありますが、100ポンドとは、何万円ということです。このぐらいの本でないと、辞書の役割を果たさないのです。つまり、大学書林の「基礎1500語」などは、単に、単語の意味が簡単に羅列してあるだけで、用例とか、複雑で多様な意味の広がりとかの説明がなく、実際に使用に耐えないのです。英語でも、小型辞書は、全部、そういう状態で、少し複雑な単語は出てきませんし、意味説明も簡単過ぎて、役に立たないことが多いのです)。
 
  珍しい言語は、文法書もありませんし、辞書も、まともなものは少ないというのが実状です。日本では、英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語当たりなら、かなり安く、詳細な辞書も文法書も手に入りますが、少し特殊な言語、例えば、ギリシア語とかラテン語になると、辞書はありますが、小規模過ぎるか、極端に高価だとなります。まだあるだけましですが。アイルランド語やポーランド語は、そもそも日本では需要がないので、旅行者用の本ぐらいしかないのです。英米でもおかしなことに同じような事情のようです。(特殊な言語を学ぼうとすると、英語かドイツ語かフランス語ができないと、まともな文法書や辞書に接近することもできません)。
 
  アイルランドの出版社なら、英語とアイルランド語のあいだの詳細な辞書や文法書をかなり安く出版して売っている可能性があります。丸善で、アイルランドの出版社の出版物を調査してもらい、丸善から取り寄せるのが、一つの方法です。(アイルランドでは、当たり前過ぎて、子供用の辞書とか文法書しかない可能性もあります)。
 
  アイルランド語(アイルランド・ゲール語)は、ケルト語の子孫で、大陸ケルト語と島嶼ケルト語のなかの島嶼ケルト語に属します。島嶼ケルト語は、ゴイデル語系(Goidelic)とブリタニック語系(Brythonic)に分かれ、ゴイデルが、アイルランド・ゲーリック、スコトランド・ガーリック、そしてマン島語に分かれます。(ブリタニックは、ウェールズ語、ブリトン語、コーンウォール語です。……イギリス本島は、イングランド、スコットランド、ウェールズに分かれていますが、スコットランドには、スコットランド・ゲール語とはまた別にスコットランド語があり、ウェールズにはウェールズ語がありで、英語はイングランドにしか、その昔は通じなかったのです。英語とは、イングランド語のことです)。
 
  アイルランドでは、首都ダブリンでは、英語が主に話されているそうですが、共和国全体には四つの言語があるとされます。北部地域、ドネゴールなどでは、ゲール語が話されています。歌手のエンヤは、この地域の出身です。本名は、Enya と書くのではなく、ゲール語の綴りなのですが、どう見ても、「エンヤ」とは、世界的に読めないので、そう読めるような綴りにしたと言います(Enya の出身地については、以下のURLのわたしの回答にあります)。
  >No.180913 質問:エンヤの出身地
  >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=180913
  
  ところで、四つの言語というのは、いま言った、英語とアイルランド・ゲール語、そして、アイルランド語発音のアイルランド風英語(ハイバーノ・イングリッシュ)と、アイルランド語の慣用語法が英語に取り入れられて、特殊な言語に響くアングロ・アイリッシュです。アイルランド北部が主要なゲール語地区(ゲルタハトゥ)ですが、その他にも、英語や、以上のアイルランド風英語が話され、使用される地域に混じって、ゲルタハトゥがあります。ゲール語地区でも、英語は通じますので、アイルランドで、アイルランド語でないと通用しないという訳ではありません。(なお、アングロ・アイリッシュの世界的文学者が、W・B・イェイツです。この人の詩を読んでから、感動と憧れで、ケルト語を捜しているのですが、無能なため、未だに訳が分かりません。……コミックで、あしべゆうほの『クリスタル・ドラゴン』(秋田書店だったと思います)を見てください。これは、紀元1世紀のブリタニアに話が始まり、イケニ(アイシーニ)族の女族長ボーディセア(Boudicca)のローマに対する叛乱とか、史実を織り込んで行き、ファンタシーには違いないのですが、どこで調べたのか、もの凄く詳しく、ケルトの歴史や言語を調べて、作品にしています。作品が始まって、十年以上経ちますが、いまだに未完です。最近、数年ぶりか、二年ぶりぐらいで、新しい巻が出ました)。
 
  というような事情です。検索すると、京都大学文学部で、場所を借りてか何か分かりませんが、アイルランド語講座というのを現在開いているようです。
 
  ゲール語は、アイルランド語のことのようです。英語で、Gaelic と言い、他方、Irish もあり、どう違うかよく分からないのです。イギリスでは、ゲール語というと、スコットランド・ゲール語のことを指すようです。
  
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この回答へのお礼

starflourさんも大変詳しく説明してくださってありがとうございます!!
日本にはアイルランド語をちゃんと学べるような本は探すのは難しいんですね~。
ってことは自分ががんばって英語をマスターすればいいってことですね?!
あと、ケルト語っていっぱいあるんですね。
おくが深いです・・・。
それにしても、あしべゆうこさんの漫画はすごく興味がわきました。
楽しくケルトの歴史が学べそうですね~っ。捜してみようかなあ?
本当にたくさんの情報ありがとうございました!

お礼日時:2002/03/27 09:23

>日本にはゲール語が学べる大学や学校は当然ありませんよね・・・?


ゲール語を専門に学ぶコースというのはないようですが,ゲール語を学ぶ教室でしたらいくつかあります。
有名なところでは,語学書で有名な大学書林が開いているDILA(大学書林語学アカデミー)でしょうか。(参考URL1つめ;トップのページはhttp://www.dila.co.jp/index.html
同社からはゲール語の入門書や単語集も出ていますが,残念ながらあまり体系立てて綴りや文法などを学べるようにはなっていません。
むしろ,イギリスで出ている入門書や辞書などのほうがよいと思います。
もし洋書を扱っている大型書店(紀伊国屋,丸善など)に行く機会がありましたら,探してみましょう。また,amazon.comなどのインターネット書店で探すという手もありますね。
定評のあるところでは,Teach Yourselfというシリーズ(世界中のいろいろな言語の入門書)に入っているTeach Yourself Irishをあげておきます。
ヨーロッパ言語を学ぶのであれば何語にせよ,その言語だけ学ぶのではなく,英語や(北欧諸語なら)ドイツ語などの言語も学ぶといいでしょう。言語学的・歴史的に関連があるということもありますし,使えるテキストや辞書の種類が増えるというだけでも便利なことです。
というわけで,英語科に進んでゲール語その他の言語も学ぶのは賢明な選択だと思います。

いろいろ検索していたら,東京外国語大学の大学院博士前期課程(修士課程と考えてください)の授業で,すごいのを見付けました。…参考URL2番目です。
真ん中より少し下のほう,「西欧諸語比較研究」という授業で,前期ではアイルランド・ゲール語,後期では古アイスランド語(!)を,周辺諸語と関連づけて学ぶというものです。
面白そう,でも大変そう。

ゲール語は,ドネゴール (英語でDonegal,ゲール語でDun na nGall)を中心とした,主に北部地域では,かなり日常的に話されているようですが,他の地域ではやはり英語がメインのようです。
ただ街中の掲示などは二カ国語のものが多く見られるようです。(まだ行ってみたことがないので伝聞です)

Yahoo! UK & Ireland (http://uk.yahoo.com/)でいろいろと検索してみると,有用な情報が見つかると思います。アイルランドに限定した検索もできます。
ただ,ゲール語を表示する時には,日本語のままですと文字化けするかもしれません。
そのときは,(Netscapeの場合)「表示」→「文字コードセット」→「欧米」,(Internet Explorerの場合)「表示」→「エンコード」→(「その他」→)「西ヨーロッパ言語(ISOまたはWindows)」を指定してください。

とりとめのない書き方になってしまいましたが,頑張って下さいね。

参考URL:http://www.dila.co.jp/55_01.html,http://www.tufs …
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この回答へのお礼

ひーっ!!!
とても詳しく説明していただいて大変ありがとうございます!
とても勉強になりました。
puni2さんのアドバイスを見twなんだかやる気がでてきました!
今日本屋さんな早速行ってみようと思います。
本当にありがとうございます・

お礼日時:2002/03/27 09:05

三月の初めに、アイルランドへ一週間ほど、コンサート旅行に行ってきました。


ゲール語が公用語になっていますが、話せるのは人口の30%とのことです。
Galwayに三日間、Dublinに四日間いましたが、どちらも英語が主要な言葉です。
Aran Islandsはゲール語使用を強化している地域なので、島民の間では
ゲール語のみでしたが、旅行者とは英語で話しをしています。アイルランド訛りが
あるので、理解しにくい単語も多々ありました。

結論として、アイルランドでは英語とゲール語が主要語になっているので
両方話せたとしても就職にはあまり関係ないと思います。
でもcanoco221さんは日本語を有利に使えばアイルランドの大学の日本語学科や
トラベルエージェンシーなどでの就職が見つかるかもしれませんね。

自分の夢を実現させてください。
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この回答へのお礼

特にゲール語よりは英語のほうが主要なんですね~。
貴重な意見ありがとうございますっ!
アイルランドに旅行なんてうらやましいです!

お礼日時:2002/03/26 15:37

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