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 今回横浜市の市長選挙で中田氏が当選しましたが
現職の方が自民、民主、社民から推薦(公認?)されていたというのを
ニュースで見ました。前から気になっていたのですが

 (1)公認、推薦などは何のためにする物なのでしょうか?

 (2)自民と民主、社民と全く異なる政党が一人の候補者を
  推薦、公認としていますが政党のメリットはなんでしょうか?

 前から気になっていたので回答よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 公認とは、この候補者は、我が党の理念や政策に従って、当選後、市長や議員としての仕事をこなす、と判断されるものであることを正式に証明することを言います。

推薦は、通常、必ずしも、自分の政党に属してはいないが、政策が共通であると判断されるので、我が党としては、彼(彼女)を推薦します、ということになります。
 そして、公認、推薦とも、それぞれ政党は組織を持っていますので、その組織の中で話し合いをし、その候補者と、政策について、組織内の会員全部に了解を求め、民主的な手続きを経、最後は組織と候補者が文書による契約を結び、その上で、組織決定をして公認、推薦、ということになります。
 ですから、契約の上では、公認や推薦を決定したその組織に属する会員は、組織決定に従い、必ずその候補に投票をする、ということになります。
 これを「組織票」と言います。この組織票の力は大きく、1軒1軒戸別に家をまわって自分を売り込まなくても、組織の長が、自らに代わって組織をフル動員をして、候補者を売り込んでくれます。電話かけもしてくれれば、ビラも配ってくれます。
 ねずみ算式に候補者は、後援者をふやしていくことが出来るのです。
 建設会社の社長が、仕事が欲しくて、自分の会社の従業員や家族を使って一所懸命に政治活動に勤しむのは、こうした事情があるからです。

 次に、政策や理念の違う政党同士がなぜ特定の候補を押すのか、ということですが、これは、多少その候補者が、自分の政党の理念や政策が違っていても、大枠で納得できるところがあれば、妥協をして、「まず選挙に勝った上で、他の政党と綱引きをして我が政党の政策を実現させよう」と考えるところから出てきたものです。

 選挙は勝ってこその政治です。政治の主役は、やはり、当選者である、と言うことを考えると、悪魔でも天使でも、手を結んでその後なんとかしようということです。

 そんなに節操のないことでどうするのか、という疑問が沸きます。しかし、政治は、私たちの日常に深く結びついた行為で成り立っていますので、泥まみれが当たり前です。理想の実現の前には、泥を飲んでも塩をなめても、やはり「政策決定の主人公」になることが政治力学の基本です。

 もし、それがイヤなら、人間を止めるほかありません。政治はいじましくきたなく、人間性そのものの世界です。だからこそ、私たちは、そうではない政治を理念として思い描けるのです。「俺は政治家はきたなくて嫌いだから、選挙は棄権するし、支持政党なんかない」とのんきに構えている人は、したがって、理想としての政治とは何か、ということに答えることが、実は出来ないのです。

 私たちは、自分たちの愚かさを、日々確認しながら、もう一歩政治を変えるために、イヤイヤでも、投票行動を実行していくべきでしょう。
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この回答へのお礼

 詳しい回答ありがとうございます。m(__)m
公認、推薦は党の組織票を候補者にあげる代わりに
党の政策に近い政策を実行してもらうという持ちつ持たれつ?
の関係になってお互いに利益を・・・という事ですね。

 そしてその候補者が明らかにおかしくなくて
方向性というか、どの政党と引っ付くかはっきりしてない
場合はとりあえず公認、推薦して仮契約?を結んでおこう
という事ですね。

> イヤイヤでも、投票行動を実行していくべきでしょう

 そうですね僕も一応選挙権があるので参議院選挙の時、民主党の候補に
投票しました。自分が投票した候補者が当選したらやっぱりうれしいもんですね。

 色々と参考になりました、詳しい回答ありがとうございました。(^o^)

お礼日時:2002/04/03 10:12

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