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とあるHPに「関数という表現は、和算家・関孝和流の算術という意味で生まれた」とあったのですが、これって本当でしょうか?
ウィキペディアとかには「函数→関数になった」と書かれてたりで、関孝和が関ってるとは、にわかには信じがたいのです。どなたか詳しい方いらっしゃいませんか?

その、とあるHPのアドレス
http://aikon.milkcafe.to/omake2/seki_web/seki_al …

A 回答 (4件)

#2さんの回答が正解の筈です.



「function」が中国で「函数」になり,そのまま日本に入ってきました.戦後,「函」が当用漢字から外れたため,発音が同じ「関」を当てたというわけです.戦前まで「函数」が一般的に使われていた事実を考えると,「関数」という言葉が存在していたとしても,それは単純に「関流の算術」を指す語であり, 「function」の意味では使われていなかったと考えるべきです.

さて,中国人が外来語の訳語を作るときは,意味が同じになるように,発音がなるべく似るように漢字を割り当てます.

数学用語の「function」の訳語を作るとき,「functionとはブラックボックスのようなものだな」と考え,そこから,数のハコ→函数という訳語を作りました.函数の発音は「ファンスウ」というようで,発音もまあまあ似てるといえます.

ブラックボックスとは,「中身の仕組みは分からないけど,何か操作すれば何か動作するもの」のことです.関数がブラックボックスだとする解説は,日本のテキストでも見受けます.中国人が目にした英語のテキストにも,そのような解説があったのかもしれません.

しかし,この意味づけには捉われない方が得策です.

日本で「函数」の「函」が使えなくなったとき,意味をそのままに「箱数」とするのが筋ですが,発音が「カンスウ」から変わってしまうことを嫌って同じ発音の「関」の字を当てました.「数の関係を表しているのだから,関係の関で,関数ではどうだ」というウマイ口実を考え付いた人がいたのですね(あるいは,「関流の算術」という意味の「関数」という語を意識して付けたかもしれません).中国人が訳語を作る際も,意味づけよりは発音の方を重視すると,以前,中国の知人が話していました.

そういうわけで,もし「函数」の発音が「ファンスウ」ではなく「グンスウ」だったら,「function」の訳語は「函数」には決してならなかったでしょう.別の理屈を付けて別の訳語になった筈です.そして,「関数」の発音が例えば「ぼくすう」だったら,やはり「函数」は「関数」にはならず,別の理屈をつけて別の当て字を使った筈です.数のハコだ,数の関係だというのは,所詮後付に過ぎません.
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この回答へのお礼

なるほど。
大変参考になりました。
回答していただいた皆様、とても助かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/13 17:32

干渉と言う言葉があることから「干数」が良いという話も有ったそうですが、


何か干物みたいと言うことから没になったそうです。
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もともと中国で function の訳語として「函数」を作り, それを日本でも導入したものの戦後「函」が当用漢字だか常用漢字だかに入ってないので代わりに「関」を使ったんじゃなかったっけ?


確か戦前の本なら「函数」って書いてあるはず.
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関係ないと思います。



wikipediaにあるように、函から同じ読みで異なる漢字を探したところ、
関が意味合い的にも良いので(関係する数)それに落ちついたのでは。

ただ予断ですが、高校の時の数学教師が、「函と同じ読みの関を当てたわけだが
実はもうひとひねりあるんだよ。」といっていました。
最後まで話してくれませんでした・・・
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