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大腸菌からDNAの抽出を行なったのですが、初めチューブに入った大腸菌ペレットにTE緩衝液を加え縣濁させました。なぜTE緩衝液で縣濁させたのでしょうか?また、フェノクロで処理した後、アルコール沈殿を行なったのですが、このとき酢酸ナトリウムとイソプロパノールを加えました。この二つを加えるとDNAの白色ひも状沈殿ができたのですが、なぜこの二つなのか理由がわかりません。DNAは負電化をもち、水に溶けるために有機溶媒であるアルコールをもちいたのでしょうか?回答お願いしますm(__)m

A 回答 (2件)

 DNAは、最初水に溶けています。

言い換えると、DNA分子が水分子に囲まれている状態です。そこにアルコールを加えるわけですが、アルコールは、DNAよりも水に親和性が高いので、アルコールが水に解けます。要するに今度は、アルコール分子が水分子に囲まれる状態になります。そうすると、DNA分子を囲んでいた水分子が、アルコール分子に取られてしまいます。そうすると、DNA分子同士がぶつかり合って、固まりになって沈殿します。塩は、この減少を促進すると思います。
 ちなみに、このケースでイソプロパノールでDNAを沈殿させる場合は、普通は酢酸ナトリウムは入れないと思います。入れなくても、沈殿します。
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この回答へのお礼

なるほど…よくわかりました☆
ありがとうございますo(・`ω´・)

お礼日時:2006/11/19 21:46

TE (Tris/EDTA)についてですが、


菌体外DNAse(DNA分解酵素)はマグネシウムイオンを補酵素として働きます。
取得した大腸菌DNAの酵素分解を防ぐためにEDTA によりマグネシウムイオンを
キレートしてDNAse の働きを抑制します。あとはDNA を安定な状態にするため
にTris buffer を用います。それで併せてTE buffer だったと思います。
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この回答へのお礼

参考になりました☆
ありがとうございます(ノ∀`)

お礼日時:2006/11/19 21:45

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