No.1
- 回答日時:
自尊心が欠落すれば、 屈辱感は感じ無く成ります。
または、自我を抑圧・抑制(人生を達観)する訓練(瞑想とかヨガとか)でも、屈辱感は押さえ込む事が可能…
----
但し、凡人が、仙人に成る事が出来ればの話…
自尊心が欠落すればですか・・・・・
>但し、凡人が、仙人に成る事が出来ればの話…
難しいですよね。
相手が子供だけに無理に近いです。
アドバイスをありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
人間の精神性は大雑把に言うと、
本能(快・不快)
自我(損・得)
超自我(善・悪)の3層に分類できると思われます。
乱暴に解釈すると、
本能が否定されれば嫌悪感を感じ、
超自我が否定されれば悲しみを感ずる。
そして、屈辱感を感じるのは自我が否定されたときであるということが可能ではないかと思います。
上記3者の勢力が均等に近いほど安定した気持ちを保持しやすくなります。
自我にしても、あまり強すぎると自分勝手で我儘な性格と評価されるわけですが、
これが全く無ければ独力で生きていくことはできません。
ですから、屈辱感を覚えるというのは、生命力の強さの証明でもあるわけです。
(全く無ければ、#1さんおっしゃるように屈辱感すら感じる必要性がないことになるので)
とはいえ、屈辱感は内向的なベクトルで自我に喰い込んでくるものですから、これを発散させてやらないと負のエネルギーが温存されることになります。
本来的には、屈辱を与えたものとの直接対決が最も望ましいと私は考えますが、事情が許さなければ「昇華」という形を取るのが適当なように思います。
つまり、負のエネルギーを正のエネルギーに変えて外部に放出するということです。
子供の場合で言えば、喧嘩に負けたら勉強で見返してやるとか、
大人であれば、仕事ができないことで(理不尽な)屈辱を味わったら、精神面でその相手より高いところを目指すようにするとかいったようなことです。
無論、基本はあくまで、喧嘩で負けたらやり返す。
仕事ができるようになる。
というのが最もわかりやすい解決方法ではあるのですが、いつもそれが可能とは限らないわけです。
また、喧嘩というよりは陰湿なイジメであったり、仕事内容に関して重箱の隅をつつくようなことであったり、と相手の精神性に歪みが存在しているような場合は、同じ方法でやりかえすことは愚かな行為になるでしょう。
要点としては、
・その悔しいという気持ちは向上心のバネが間違いなくあることの証明なのだ、ということ。
・しかし、その悔しさを晴らすために同じようなことを相手にやり返したりすると、その屈辱の内容が中身のないものであった場合などは、その相手と同等の低いレベルに自分を貶めることになってしまう、ということ。
・他の方法で、その相手を上回るように力を注ぐことによって、その相手を精神的に(つまり、より人間的に)大きく超えることが可能であり、それが本当の強さなのだ、ということ。
を理解する、ということになるように思われます。
ただ、腐ったものを食べた時に人は吐きますが、これと同じで、その屈辱の内容を思う存分吐き出す(誰かによく聞いてもらう)ことが応急的な処置として最も効果的であることは確かでしょう。
>その屈辱の内容を思う存分吐き出す
N○Kのテレビでは、紙を破る方法を用いていました。
うちの子の場合には、らくがき?のようです。
殴り書きをすることによって発散しているらしいのですが、
それが教科書に及ぶ事もあります。
そうすると、他の児童に咎められしまい、
新たなストレスが加わるようです。
言葉で気持ちを伝えられると良いのですが、
それが出来ないので辛いのでしょう。
自分の気持ちを伝えられないということは、
色んな面で不便さを感じます。
(言葉がしゃべれない子ではないんです。w)
回答をありがとうございます。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
「相手が子供」というご発言がありましたので、念のため質問者さんの回答暦を拝見させて頂きました。たいへん失礼ですが、ご自分の子供さんのことでしょうか。だとしますならば、この回答は飽くまでアドバイスということにさせて頂きます。そして、以下の内容を参考にして頂きました上で、もう少し具体的な内容で新たなご質問を立ち上げることをお勧めします。
「屈辱」といいますのは、「自尊心」という人間特有の「二次的欲求」が阻止されることによって発生した「情動反応」が身体に表出された状態を指すものです。ですから、実際に発生しているのは「屈辱感」という感情ではなく、欲求が阻止されたことによる「怒り」や「悲しみ」といった情動反応であります。
「情動」とは、身体内外の環境の変化が知覚情報として入力されることによって「大脳辺縁系」というところに発生するものです。大脳辺縁系はこの知覚情報に対して「利益・不利益の価値判断」を行い、「快情動」か「不快情動」のどちらかを発生させます。そして、これが分岐・成長し、喜怒哀楽などの分類が可能になった状態を「感情」といいますが、これを分類し、自覚するためには「大脳皮質」での「認知作業」が必要になります。
大脳皮質は、大脳辺縁系の情動反応が身体に表出されることによって自分に何らかの情動が発生したことを知覚します。そして、その知覚情報を基に「過去の体験記憶」や「現在の状況」などの比較を行うことにより、それを特定の感情として分類し、「認知」するわけですが、これを大脳皮質における「情動の原因帰結」といいます。これにより、我々は自分が何に対してどのような情動を発生させているのかということを自覚することができると同時に、この時点で初めて、ようやく大脳皮質は大脳辺縁系の情動反応を抑制することが可能になります。
このように、情動といいますのは知覚情報の入力に対応するものであり、「屈辱感」といいますのは「自尊心の阻害」に対して大脳辺縁系に発生した「不快情動」を基とした心の変化であります。但し、屈辱感として発生する「怒り」や「悲しみ」が他の情動反応と異なる点は、それが視覚や聴覚を中継する「大脳皮質知覚野(知覚器官)」からの直接入力ではなく、「大脳皮質連合野(認知機関)」から送られて来る「加工された情報」であるということです。
情動というのは知覚情報に対して「利益・不利益の価値判断」が行われることによって発生するものです。ですが、「自尊心」といいますのは人間の高度な「二次的欲求」でありますから、大脳辺縁系ではそれに判定を下すことはできません。つまり、「屈辱感」という情動の変化とは「情動の原因帰結」、即ち自尊心が阻害されたという「自覚」が成されたあと、大脳皮質から送られて来る信号入力に対して発生するものであるということです。
これがどういうことかと申しますと、まず、大脳皮質は大脳辺縁系の情動反応に働き掛けるという機能を持っているわけですが、この場合、大脳皮質が自らその信号を送っているわけですから、このとき我々の脳内にはこれによって発生する怒りや悲しみを抑制してくれる者は何処にもいないということになります。そして次に、「自尊心の阻害」というのは「体験学習」という記憶情報を基に判定され、認知されるものであるため、そのひとの考え方、価値観によってたいへん大きな違いが発生するということです。
これらを纏めますと、
「プライドと高く持つと屈辱感を抑制することができない」
「自尊心の阻害と判断されるならば屈辱感は必ず発生する」
「大脳皮質が信号の内容を変えない限り情動は抑制できない」
ということになります。極めて単純なことであります。
常識的な判断を行い、不必要なプイライドを持ったり、つまらない意地を張ったりしない。自尊心が傷付けられたと自覚したならば、単にそれを拒否するだけではなく、「代理報酬」によって情動の発生を抑制に向かわせる。あるいは、自分の考え方を変えてそれを受け入れなければならない場合もあります。
自分こそが正しいなどと間違った認識を持っているのでは理性的とはいえませんよね。まして、ただ理性的に振舞うだけで社会と折り合いを付けることは中々できません。サラリーマンが会社で幾らこき使われても、家に帰れば自尊心を抑制してでも守るべき幸せな家庭があるというのは、これはたいへん心強い「代理報酬」ではないでしょうか。また、仮にそのときは屈辱に屈したとしましても、自分には信頼してくれる家族や友人がいると思えば克服する勇気も湧いてきます。何と言っても家族や友達が一番です。極めて単純なことですね。我々は普段から、このようにして自分の精神をコントロールしています。
ですが――、
ですがですよ、子供というのは大脳皮質が成長・発達の段階にあり、学習体験も当然に乏しいのですから、我々大人のように巧みな状況判断を行い、バランスを執って上手く対処するということがまだ困難です。ですから、もしこれが質問者さんのお子様の問題でありますならば、「屈辱」というものがどのような性質であるかを知ることよりも、やはり児童心理学・児童教育といった観点からもう少し具体的な質問を立ち上げ、専門家の意見を参考にした方が良いと思います。只今申し上げました通り、大人には簡単なことでも、子供には中々できないんです。
ここから先は余計な話になりますが、ひとつ重要なことは、子供の場合は単に成長を促したり、親がやり方を教えてやるだけでは問題は解決しません。子供というのは脳が未発達なのですから、自尊心を維持し、屈辱に対処するためには「親の信頼」というものが絶対必要不可欠なんです。親が子供を信頼してやらなければ、子供が自分の自尊心を維持するとういうことはまず不可能です。
親御さんですから真っ先に興味がおありでしょうが、最近学校では「いじめ」が多発していますよね。子供に対処方法を教えたり、問題を排除することももちろん大切です。ですが、まず何よりも親が心から子供を信頼してやれば「いじめ」の被害はもう少し減らせるはずなんです。「親の信頼」、子供にとっては、これが謂れのない屈辱に対処するための大きな「代理報酬」であり、絶対条件であります。
私は専門家ではありませんが、もし、お子様のことであるとしますならば、これだけはたいへん重要なことですので、もちろんご承知かとは思いますが、くれぐれも宜しくお願いします。
回答作成中に新たな返信が入りましたのでもうひとつ。
落書きをするから他の子供に攻められるのではないか。
意思表示ができないために不便なのではないか。
お気持ちはたいへん良く分かります。ですが、くどいようですが、何よりもまず、自分のお子さんを信頼して上げて下さい。重ねてくれぐれもお願いします。
この回答への補足
屈辱という性質を知りたかったのは、
息子がサッカーのゲームに負けたときや、
人に間違いを指摘されたりすると、
感情をコントロールできない様に感じた為です。
悔しいという感情を上手く処理できないみたいです。
信頼関係がある場合、多少は我慢しますが、
大粒の涙を流しています。(家族がいる時)
でも、学校にいる時にはそれが難しいみたいなのです。
周りに悪態をつくこともあるみたいです。
とても詳しくありがとうございます。
親子と信頼関係はできていると思っています。
問題の行動は、わたしのいない場所で起きます。
家でいたずらを注意したことがあるのですが、
物凄い形相で反撃されました。
しかし、相手がわたしと認識した瞬間に顔が和らぎ、
ニヤニヤと「ごめんなさい。分かった。」と態度を改めました。
どうも、相手によって態度を変えているみたいです。
(先生と間違えたらしい)
家族や仲の良い子(1名)以外には、攻撃的な態度をすることが多いです。
幼稚園の頃には、
ADHDの二次障害である「反抗挑戦性障害」に似た行動をしてました。
聴覚の短期記憶が弱く、周りが思っているほど、
言葉を理解できていなかった様子です。
最近になって、周りに意識が向き始めた気がします。
>落書きをするから他の子供に攻められるのではないか。
責められているのだと思います。w
違った行動をするものですから・・・・・
人に何かを言われると、過剰な反応をします。
通常の同年齢のお子さんとは、少し違うのだと思います。
親との信頼関係の問題よりも、
家庭の外での経験が関係している気がします。
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