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中学・高校の国語の記述問題についてです。
入試や模擬試験での採点基準(方法)について教えてください。

私は現在、学習塾で中学生を教えています。(国語)

前回、聞き忘れていたので改めて質問させてください。

国語の記述問題で、約20字以上、書き抜きではない問題を想定しています。

【質問】
記述問題で、「○○字以内で」という設問の条件があった場合、
約8割以上の字数を書くことが必要であるとされています。
しかし、このような設問に対して、例えば、要求される字数の半分以下の字数しかない解答は減点になるのでしょうか?0点になるのでしょうか?
字数は足りないけれども、内容は(部分的に)正しい場合に、
部分点を付けて良いものかいつも迷っています。


ご存知の方御回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

試験問題を作ったことも採点したこともありませんが、回答が単語のみといったものでなく文章として成立していることを前提として、字数が8割を超えていないという理由で0点になるというのは、論理的におかしいと思います。


たとえば正解の必要要素が3あるとして、回答がそのうち1を述べている場合に、1の要素を8割未満の字数で端的に述べているものと、8割以上の字数を満たすために冗長に述べているものについて、国語力に差があると判断すべき理由が無いからです。
ぼくが受験勉強をしていたときには、回答が指定字数の8割にも満たないような場合には、間違っているないし必要な要素が抜けているのだと教わりました。8割以上の字数を書かなければならない、ではなく、正解の要素を満たせば自ずと8割以上の字数になる、という認識です。
しかし無理にでも8割の字数をひねり出した方がいいとは教わりませんでした。
そういうことをすると回答文章も汚れてしまうような気がします。

ただし実務的にどういった慣習になっているかは存じません。8割に満たない回答をしたことがあったか、それに対する採点がどうだったか、といったことも覚えていません。
たくさん書かなければ0点という慣習があるなら、論理的には納得できませんが、受験の技術としてはそれに対応するよう教えるべきだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

考えてみると、字数限定(○○字でという種類)の記述問題では、内容があっていても期待する(される)答えでなければ0点になりますね。
ということは○○字以内でという種類の問題も、内容があっていても期待する(される)答えでなければ0点にされるかもしれません。

参考になりました。

お礼日時:2006/12/10 18:07

前回も回答申し上げた者です。



一つの方法として、県教育委員会や学校に直接尋ねるというやり方
があります。私は出版社に勤めていたころ、塾の教師を装って(さ
すがに出版社だとは言いづらかったので)、いくつかの県の教育委
員会に、採点基準だとか、公表されていない文章の出典などを尋ね
たことがあります。(そのとき、なるべく無知な初心者であること
をそれとなくアピールしましょう。もちろんそのふりをするという
うことです。ベテランぶりを主張すると警戒されます。)
常に教えてくれるとは限りませんが、中には親切にも(公務員とし
ては失格なのですが)いろいろ教えてくれる人もいましたよ。
だめもとで、一度お試しください。以上は高校入試の場合ですが、
大学の場合もチャレンジしてみる価値はあります。
ただ、断られたときには、「あっ、そうですか。」と言ってすぐに
引き下がること。下手に粘ったりすると大問題になりますから。

私は模試には三つの効用(目的)があると考えています。
(1)模試を通じて学習させる。(文法などでは、知識を得させる、あ
るいは理解を深めさせるのに模試は絶好の機会です。少なくとも私
はそのつもりで作問しています。)
(2)模試を通じて弱点や今後の課題を自覚させる。(これも、まとも
な作問者ならだれもが心掛けているはずです。)
(3)自分の位置(偏差値)を教える。志望校や受験校を決める参考に
させる。(普通、考えられている目的です。)

実際には、以上の目的は塾の先生方が決めるべきもので、作問者側
があれこれ指示するものではありません。しかし、作問者側の意図
がどこにあるかを知っていただきたくて書きました。

その観点からすると、中三の二学期以降、あるいは難関校専門の塾
では二年次から(3)の目的で使われることが多いと思います。
それに対し、一二年生の場合は、(1)(2)の目的で模試(に限らずテス
ト全般)を受けさせることが多いのではないでしょうか。
そういう事情を踏まえると、(1)(2)の目的の場合は、クラスや生徒に
応じて、かなり柔軟に対処(採点)してかまわないのではないと考
えます。そのテスト結果をもとに、生徒が今後どのように学習し、
学力を伸ばしていくかが大事であると考えます。厳しく採点する
のなら、その理由をしっかり生徒に納得させることが重要です。甘
く採点するのなら、今度からは許されないことをやはりわからせな
ければなりません。

ただ(3)の目的で受験させるのならば、基準は客観的でなくてはなり
ません。質問者の方も、その客観基準をお知りになりたいのでしょ
う。その場合、作文ならば、どの模試でも字数についてかなり客観
的で詳しい採点基準がつくはずです。(それがついていないような
模試は利用しない方がいいと思います。)その採点基準の信憑性は
ここでは何も言えませんが、まともな模試なら、何らかの根拠はあ
るはずです。それに従って採点すれば、まず間違いないでしょう。

前置きが長くなりました。お尋ねになりたいのは、作文以外のいわ
ゆる記述問題の採点基準でしたよね。
(1)(2)の目的の場合は、上記の通りです。教師の方の裁量に任してい
いと思います。減点の度合いも含めて。
(3)の場合は、五割以下は無条件で×としていいと思います。五割以
下の文字数なのに正解に近い、という場合は問題自体に問題があり
ます。業者テストならその業者に文句を言っていいと思います。た
だ、本番の試験(公立)でもそのような問題が出されることもあり
ます。その場合は、どうしようもありません。
ただ、以上のような事情をひっくるめて、五割以下は×(0点)、
八割以上は字数に関しての減点はなし、という基準でいいと思いま
す。その間(グレーゾーン)は、内容に応じて柔軟に採点すればい
いでしょう。八割に1,2字足りないから減点する必要はありませ
ん。内容に全く過不足がなければ満点でもいいでしょう。それより
字数が少ない場合、問題自体がまともなら、分量減に応じて内容に
も傷が生じるはずです。字数にこだわらず内容面(もちろん表記も
含めてですが)でのみ減点すればいいと考えます。

いわゆる「正解」はお示しできないので、「アドバイス・参考意見」
と受け止めてください。
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この回答へのお礼

毎回ありがとうございます。大変参考になります。

banzaiAさんの御回答は、字数の5割以下なら無条件で0点、それを超えていれば内容に応じて採点。ということですよね?

参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/12/10 17:51

>「○○字以内で」という設問の条件があった場合、


解答は、仰るとおり8割以上なければ0点と考えていいと思います。
あなたが問題提出者として、字数制限をつける問題を作成したとして、あなたの模範解答が26字だとすれば、問題は「30字以内」となりますし、「50字以内」とは絶対にしないでしょう。
では問題に「50字以内」とされる場合の、あなたの模範解答は何字になりますか?模範解答の字数が、38字(くらい)ではありませんね。この時、たぶん模範解答の字数は40字を超えているはずです。そしてそのとき、25~30字で終えている解答には、問題が要求している何かが欠如していると思われます。50字の場合、問題の要求をまともにこなすなら、40字以上は必要でしょう。
といいことで、8割とは言えないものの、ある字数以下は0点と採点される可能性は大きいと思われます。

この回答への補足

ありがとうございます。

ややこしいのは、記述問題には部分点を付けられるということです。
部分点を付けられる内容が書かれている解答が、
字数を満たしている場合と字数を満たしていない場合では違いがあるのかどうか。
部分点を付けることの前提として「字数を満たしている」という条件があるのかどうか。
banzaiAさんの御回答は、そういう前提条件があるということですよね?
参考にさせていただきます。

補足日時:2006/12/10 17:42
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