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(1)例えば、火力発電所で出てくる二酸化炭素をアルカリ液に吸わせるということが
できるみたいなんですが、そこからまた二酸化炭素を取り出すことってできるんですか?

(2)二酸化炭素を宇宙に放出したら、どうなりますか?

(3)メタンガスと亜酸化窒素ガスって化学的に回収できますか?
つまり、どの物質と結びつきますか?

(4)ついでに、メタンガスと亜酸化窒素ガスも宇宙に放出したらどうなりますか?

一つだけでもいいので、教えて下さい!!

A 回答 (2件)

これについて研究して知っている範囲から。



【1について】
可能です。
アルカリ液というか、アミン系の液が現在は有望なんですが、こいつを高温高圧等の特定条件下に置くと、吸収された二酸化炭素が放出されますんで、これを圧縮して液化して回収するモデルプラントが開発されています。

ただし、この回収時のエネルギー(特定条件下を創り出すエネルギーですが)が膨大な量でして、例えば、ある発電所で実験的に動かしてみると、熱効率40%程度の発電所の効率が34%位に落ちます。(発電電力の1割~2割を回収エネルギーに回さなくちゃ行けないって事ですね)

【2について】
引力圏外に放出された炭酸ガスは、他の星の引力に吸い寄せられるまでは、放出時の運動エネルギー等で核酸していくでしょう。

地球環境がどうなるか自体は不明です。
炭酸ガスも元は酸素と捉えることも出来ますから、非常識な量を引力圏外に捨てると、地球上の酸素不足に繋がったりするかもしれませんが....。

【3について】
回収可能です。
メタンの回収液の組成は直ぐには出てきませんが、亜酸化窒素なら酸化してやって水に硝酸の形で回収することも可能ですし、回収しなくても、触媒を通して(途中でアンモニアも加えますが)やれば簡単に窒素と酸素にもどりまして、この方式は現在の大容量ボイラの脱硝装置に使われています。

【4について】
拡散についてはと同じですね。
地球上の物資総量の影響も2と同じです。


蛇足ですが....。

ロケット打ち上げに伴って新しく出てくるガス量。
手元の資料からのバクッっとした計算なんですけども、ryon2さんの云われる事は実際に起こりますね。

推進剤自体は液体水素と液体酸素ですから二酸化炭素は出てこないんですが、それらを製造するための元エネルギーを現在の国内電力として、さらにロケット本体の重量を仮に鉄系の材料に置き換え、H-2ロケットで打ち上げ成功率100%として計算したら、実際に笑っちゃう数字です。
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二酸化炭素やメタンガスを宇宙に放出すれば、確かに大気汚染は減るかもしれません。

ただし、どうやって宇宙に持っていくかが問題です。ガスを圧縮してドラム缶に詰めてスペースシャトルに詰めて打ち上げると、打ち上げる際に排出されるガスのほうが多かったりしたら笑えない話です。
ドラム缶も、ただ単に地球の周回軌道上に捨てるだけではいつかは地球に落ちてきます。ドラム缶は多分大気圏再突入時に溶けちゃうので、結局ガスは地球に撒きも散らされます。二度と落ちてこないようにするには、静止軌道の上まで打ち上げなければならないので、月や火星までロープウェイが開通していない限りはやめたほうがいいでしょう。
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