カサブタをめくり続ける。

甥（高校生・高機能自閉症）なのですが、たまに会うといつも顔にカサブタがあります。ニキビを潰した物のようでもないし、治る気配も無く、なんなのだろうと思っていたので、彼の親に聞くと、どうやら自分でめくっているとの事。
心配になって先日会った時に様子を見ていると、テレビを見ながら、ずっとカサブタをめくっています。そしてにおいを嗅ぎ、食べています。
唇の端、頬、額だけでなく、髪の毛の生え際や、頭皮にもカサブタが広がっています。
心療内科の先生は、「薬をハイ、と自然な形で渡しなさい。『やめなさい』という制止はいけない」と仰ったそうですが、家族としては「やめなさい」とつい言ってしまうようです。次第にエスカレートしています。
私が薬を塗ると甥は「ありがとう」と言いました。甥はやめたいのでしょうか。どうしたらやめられるでしょうか。自然にやめるまでさせておいた方がいいのでしょうか。
同じような事をしてしまう方がいらっしゃったら、心情を教えてもらえますか？また、家族の方、お願いします。

No.1 ベストアンサー 回答者： acorn_001 回答日時： 2007/01/24 10:37

甥子さんと同じ障害を持つ者です。

やはり私もカサブタをめくりますね。
食べはしませんが、臭いはかぎます。

かさぶたとか傷口からの汁ってスゴク生臭いですよね？
「いやぁ～体内から よくこれだけクサい臭いが生成できるなぁ」
と感心しながら臭いを嗅いでいます。
”怖い物見たさ”って表現がピッタリかも。

本題の　めくってしまう心情としては、無意識のウチに爪がひっかけられるとっころがあればカリカリしてしまっている事もありますし、意識していてもやってしまう事もあります。

意識してもやってしまうのは”めくらなければイライラするから”です。
カサブタの治りかけって痒いですよね。
この痒みに耐えられずにめくってしまうのです。

中耳炎になっても耳掻きを止める事ができずに延々治癒しなかったり、
頭皮のカサブタめくりを止める事ができずにハゲを作ってしまったり、
結構、色々やってきていますが、解決策は．．．う～ん．．．。

私は既に３０代の人間ですが、自然には止まらないとおもいますよ、多分。

傷が治りきるまで、爪を短く切って引っ掛けられないようにするか、
痒くなったらめくらずに、針の先で軽く突付いて刺激を与えて痒みを回避させる方法を教えるのはどうでしょう？
それか、アイスノンで冷やすとか？

この回答へのお礼

ありがとうございます。
私は回答者様と同じ３０代ですが、実は高校生の時私も、手の甲のヤケドの痕をずっとほじくり返して広げていたのを覚えています。非常にストレスの多い家庭環境だったので。
体の分泌物のにおい、あれ、なんで嗅いでしまうのでしょうね。嗅ぎますよね。クセになるのですよね。
しかし、最終的には酷くならないうちに人目を気にして止めてしまいました。後、体が内側から治そう治そうとしているのに外から阻止している感覚に罪悪感が芽生えました。
甥にはこの「人目が気になる」「体を労わる」という感覚が乏しいと思うのですが、だからやりたいだけやってしまうのでしょうか。
失礼ですが回答者様にはこういった感覚がブレーキになることはありませんでしたか。

＞私は既に３０代の人間ですが、自然には止まらないとおもいますよ、多分。

そうですね。自然にはまかせておけないと思います。何か他のクセに移行出来ればと・・・。
爪は噛んでしまってありません。
針など、鋭利な物を与えると他の事をしそうです。今までもいろいろありましたので・・・。
アイスノンがいいかもしれません。
すぐにでも試してみます。
早々の心のこもった回答、有難うございました。またご縁がありましたらよろしくお願いします。

お礼日時：2007/01/24 18:53

No.4 回答者： ton1115 回答日時： 2007/01/24 23:51

こんばんは。

何気に読んでいてそういう方もいらっしゃるのか、大変だなと思ってたら＃1さんの回答を読んでいて実は私もそうだったことに気づきました。
私の場合は20歳のころ水疱瘡になって頭皮にかさぶたが出来てから始まり、出来てはめくっての繰り返しでハゲが何箇所か出来ていました。
私は女なのですごく恥ずかしいのは自分でもわかるのですがやめられなかったです。美容院へ行けばどうしたの？って必ず聞かれるので（そりゃ何箇所もハゲて真っ赤になってますから）苦痛でした。
親にも彼氏（今の旦那）にも散々言われましたがだめで。（触ってるのが見つかると目からほしが飛ぶほど親に殴られました。でも駄目なんです）
見事に真っ赤なハゲでずるむけでした。

心情としてはどうも落ち込んだとき、イライラするとき、自分が落ち着きたいときなど気づけばしていましたが一番激しくしてたのはイライラしたときと悩みがあってそればかり考えていたときです。

現在３０代になりますが見事に治りました。
何で治ったんでしょうか。自分でもわかりませんが、ただ時期的に言えば私は２年ほど前いろいろあってウツになり精神科に通院していました。そのころからその行為をしなくなり今ではその跡形すらなくなっています。なくなったので触ってもめくるものがない上に触ろうとしなくなりましたね（今はウツも治っています）

全然参考にもならない回答ですいません。

ただ「やめろ」といわれると隠れてでも触りたくなってしまって見つかると叩かれるから誰も見てない場所で思う存分かさぶたをめくる行為を続けておりました。

この回答へのお礼

状況がよくわかり、反省させられました。

＞心情としてはどうも落ち込んだとき、イライラするとき、自分が落ち着きたいときなど気づけばしていましたが一番激しくしてたのはイライラしたときと悩みがあってそればかり考えていたときです。
＞ただ時期的に言えば私は２年ほど前いろいろあってウツになり精神科に通院していました。そのころからその行為をしなくなり今ではその跡形すらなくなっています。なくなったので触ってもめくるものがない上に触ろうとしなくなりましたね。

わかります。ウツっぽい時ですよね。これは私の姉に当てはまります。浮気性の旦那と暮らし、離婚で揉めてる時から最近まで16年間やっていましたので、長い間大きなつるつるのハゲが髪の分け目から見えてました。真ん中にはカサブタが・・・。
自己嫌悪を感じるけど止められない、止めないで・・・と言ってました。でも目の前でされ、血まみれの指を見ると「やめて！」と言ってしまってました。

＞ただ「やめろ」といわれると隠れてでも触りたくなってしまって見つかると叩かれるから誰も見てない場所で思う存分かさぶたをめくる行為を続けておりました。

甥には止めろが通じないので、主治医の指示通り、言ってません。でも、手を鷲掴みにしてでも止めたいです。

経験を通して回答して下さり、ありがとうございました。

お礼日時：2007/01/26 01:02

No.3 回答者： acorn_001 回答日時： 2007/01/24 21:10

>「人目が気になる」

この感覚の弱さはご指摘の通りです。

自助グループに参加して思うのは、色々な個性を持った自閉者がいるのは当然ですが、共通して持っている特性は「自分の事を客観視する能力が弱い」と言う事です。
これは私だけが感じる事かと思っていたら、ある時、書籍で同様の事が書かれているのを見た事があります。
そして、この”客観視する能力の弱さ”が”羞恥心の弱さ”と関わるような書き方をされていた事も記憶しております。
（細かな内容は忘れました。スミマセン。）


私の場合は、頭皮・耳の中・鼻の穴の中・背中のカサブタめくりが多いのですが、この部分の共通点ってわかりますか？

この全てに言えるのは「鏡で見なければ自分で目視できない事」です。

度々流血沙汰になっていますが、人から口に出して指摘されない限りは全く気になりません。
（多分、この辺りが人目を気にする感覚の弱さ）

私は長い間爪むしりも酷かったのですが、視界に入る爪むしりは制御できるかと言うと、できませんでした。
何故なら、「どの程度までなら痛くないんだろう？」
って好奇心が勝ってしまったからです。
（今は爪を伸ばす事で爪むしりはなおりました。）
ただ、私はADHDも持ち合わせているので、抑えきれない好奇心はこちらのせいかも知れません。
質問者さんがおっしゃる「体を労わる」の弱さとはおそらく私の爪むしりに相当する部分ですよね？
、痛みを伴うまでむしっていましたので いつも後悔はしていました。
でも罪悪感は感じませんでした。

あと、関係しているのかどうかわかりませんが、私は体調不良でも中々病院へ行きません。
「体を労わる」との面ではチキンレースのような事をしてしまっています。


爪噛みも大変ですよね。
私は使った事がないのですが、『バイターストップ』と言う名称の、爪噛み防止の商品があるそうです。
見た目は透明マニキュアのようで苦味が強く、その不快な味がしばらく口中に残る為、指を口に入れなくなるとか。
良かったら試してみて下さいね。

あと私は爪噛みをしないのでわからないのですが、
もし、爪噛みの取っ掛かり？が前に噛んでギザギザになった部分なら、噛んだままや爪切り後のまま放置しないで、爪専用のヤスリ（爪切り付属のではないです）で常にツルツル状態を保っておけば、噛み始め難いかと思いました。

私が爪むしりをする取っ掛かりが切りっ放しの爪がササクレ立ったり、むしり跡だったりするんです。
よかったら こちらも試してみて下さい。

この回答へのお礼

acorn_001様、催促してしまったようになりすみません。

霧が晴れるように謎解きをして下さいまして有難うございます。

＞”客観視する能力の弱さ”が”羞恥心の弱さ”と関わるよう・・・

痛感です。甥に当てはまります。友達と遊んでる時、トイレに行き、シャツの裾をズボンの中でなく、パンツの中に入れて、パンツのゴムが背中からはみ出した格好で出てくるみたいです。
それでいて他人への突っ込みは厳しい。全く自分が見えてないのですね。

＞この全てに言えるのは「鏡で見なければ自分で目視できない事」です。

甥の場合は鏡を見ないようです。ヒゲも三日言い続けないと剃らないようです。自分を見た事があるのか・・・？？
去年の夏は鼻の頭のにおいを嗅ぐのに凝り、鼻の皮がずるむけでした。私が「どうしたの、日焼け？触らないほうがいいよ」と言うと、「ああ・・・」とあいまいに笑っていました。これが親だと反抗するようです。

＞私は体調不良でも中々病院へ行きません。

全く一緒ですね。親の話では、甥は「風邪は風邪と認めない」「高熱を出しても半袖を着てゲームをする」「歯科、耳鼻科、眼科へも行かない」そうです。
「あなたの体はあなただけのものじゃない。病気になったらひとりでは治せないでしょう。それにお母さんは、あなたが大事だから体を労わって欲しいのよ」という、ものの道理や親の愛情が伝わらないようです（acorn_001様はどうか存知ませんが）。

＞爪噛みも大変ですよね。私は使った事がないのですが、『バイターストップ』と言う名称の、爪噛み防止の商品があるそうです。

ありがとうございます。甥は治癒には興味が無いけれど新し物好きです。探してみます！

本当にありがとうございました。

お礼日時：2007/01/24 22:40

No.2 回答者： lite 回答日時： 2007/01/24 20:38

私もカサブタは絶対に剥がす主義です。

自分でもよくわかりませんが気づくと口にいれて噛んでいます
カサブタをそのままにしておくと服などに引っ掛かって気になったりするので剥がしてしまうみたいです(自分のことですが何気なく剥がしてしまいます)

私は自傷行為もしていましたが
たしかに人目は気になります。
「その傷どうしたの？」と聞かれるのがいやでしょがなかったのですが
自分なりの戒めだったので人目を気にして止めるということはありませんでした。

この回答へのお礼

ありがとうございます。
＞カサブタは絶対に剥がす主義です。
わかる気がします。しかし、私の場合は一、二度めくり、こっぴどく痛みを感じるとそれ以上しませんので、やり続けるという事は・・・痛みが快感なのでしょうか。無痛無汗ではありませんが、甥はそれに近いものを持っているのかなと思います。

＞私は自傷行為もしていましたがたしかに人目は気になります。
甥の行為は意識せずして自傷行為ですよね。しかしlite様の自傷行為とは違う気がします。むしろ私がlite様のような行為をしていましたので・・・。甥の場合は自分の事は気に入ってるように見えます。態度が尊大ですし。
カサブタをめくっている時は「愉悦に浸っている」感じです。

お礼日時：2007/01/24 21:59