これ何て呼びますか

硫黄島からの手紙を観て、疑問に思うことがありましたのでここで質問させていただきます。
摺鉢山で集団自決のシーンがありましたが、生き残っていた兵隊は顔色も良く、弾薬(手榴弾)もまだ残っていたので、絶望感から自決するには少し早いと私は思いました。
映画はすばらしいと思いましたので批判するつもりはありません。皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。

A 回答 (10件)

摺鉢山は星条旗が上がった後、日本軍は反撃して2回日本軍が日章旗を掲げています。



2度目に揚がった日章旗は血染めであったと言いますから、
集団自決所では無く、
名目通り命をかけた死守、何が何でも奪還する強い意思があったのだと思います。

摺鉢山は、砲撃により、山の形が変わってしまったと言われています。

持久戦を基本としましたが、
摺鉢山は南方に位置し、初期目標とされ、
火砲の集中する拠点として集中攻撃にさらされます。

早期に指揮官の戦死がありましたが最後の最後まで徹底抗戦を貫いたようです。
激しい抵抗と奪還作戦を敢行し続けた為に兵力の損害は著しく、数日間で陥落してしまいます。

出来れば、
こう言う尊い犠牲の元に我々は生かされていると言う自覚を強く持ち、

日本がより良い国になる
「正確な判断能力」
「正しい認識、考え方」
「上手い付き合い方」
「問題を処理する能力」
「人をリードする頭脳」

こう言う個人の能力を研鑽し、
無き英霊の期待に答えてもらいたいのです。
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この回答へのお礼

この島で戦った人たちのことを考えると胸が熱くなると同時に、今この辛さはと比べたらたいしたことではないと思ってしまいます。
日本がより良い国になるため日々精進したいと思います。

お礼日時:2007/02/02 16:30

確かにあのとき、私も諦めるのが早すぎると感じました。

しかしあくまで演出を考えた映画の世界の出来事であることは忘れてはなりません。
ところでよくある東條批判――捕虜になることを禁じた東條陸相(当時)の通達「戦陣訓」のため、あたら多くの兵が命を犠牲にすることになった――という考えに私は賛同しかねます。というのも、すでに明治時代には山県有朋によって捕虜になることは駄目だ、敵に投降してはならないという命令が下っておりましたし、また戦陣訓の問題の部分「名を惜しむ」というフレーズでさえ、すでに平家物語にも登場するものだったからです。「負けて辱めを受けるよりは潔い死を」という考えは、もともとあった日本人的の考え方だったのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

私と同じような感想を持たれた方もいたのですね。
「おい、ちょっと待て」「自決には早くない」と言う感じでしょうか。
でもあの自決のシーンは目を背けてしまいました。テレビ放映をする時はカットでしょうね。

お礼日時:2007/02/06 21:21

映画で描かれていた「栗林中将」のものごとの考え方や自決を止めるエピソードなど、現代人の私達が見ると「部下思いの素晴らしい指揮官」ですが、当時の軍隊内においてそれは少々異質です。


「武士道とは死ぬことと見つけたり」
という「葉隠」の有名な一文がありますが、「国の為に立派に死んで靖国神社に行くこと」は、その当時褒め称えられるべきたいへんな栄誉です。
よって、清水と一緒になんとか生き延びようとした西郷の行いは、「仲間が自決したのに怖くなって生き延びたのか?武士の風上にも置けないやつ!あさましい!」…と、言われてしまいかねないことです。
武士道精神が健在だったんですね。チョンマゲ・帯刀すら無くなっていたとはいえ、この昭和初期は軍隊内の考え方は江戸時代のそれと大差ありません。
今でも、ご高齢のおじいさんの中には「十数歳になった時、父(または祖父)に切腹(自害)の作法を教わった記憶がある」という人はいらっしゃいます。(由緒ある士族の家系の人なら更に多い)
足立大佐にしてみれば、自決は駄目だという栗林に
「部下を立派に自決させてやりたい、死なせてやりたい!恥を晒しても逃げて生きろと言うのか?部下にそんな浅ましいことはさせたくない。アメリカかぶれめ、ふざけるな!」
と言いたいところだったでしょう。

現代では理解しにくいことかもしれませんが、当時はこれが常識であり、そういう考えだったのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ちょっと理解しにくい自決のことなのですが、何となく理解できるできるような気は持っていました。
戦国時代では、信長を始め多くの武将が自決(切腹)しています。
しかし、テレビドラマ等では勝敗が決まったような状態、かなり追い込まれている状態で切腹しています。私はこれに近いような状況で太平洋戦争中に自決していたものだと思っていました。
いろいろ教えていただきありがとうございました。

お礼日時:2007/02/06 21:18

映画を良く観てもらえば判ると思いますが、あの自決は足立大佐(摺鉢山の指揮官)の命令によるものです。



西郷が谷田大尉に命令されて機関銃の補充を頼みに摺鉢山の司令部へ行きます。
足立大佐は栗林中将と無線交信中で、玉砕の許可を得ようとしますが栗林は許可しません。それで足立大佐は独断で自決を命令するメモを西郷に渡し谷田大尉に渡すように命令します。
そのメモを見た谷田大尉は部下に自決を命じたのです。
軍隊ですから命令は絶対ですから、絶望感から自決したわけではありません。

機会があるなら何度か繰り返し観る事をお勧めします。
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この回答へのお礼

谷田大尉は足立大佐の命令に従い自決した。しかし足立大佐は栗林中将の命令に従わず美学のために独断で部下に自決の命令した。
ウーン状況から考えると無駄死にだったかなと思います。

お礼日時:2007/02/02 16:59

>生き残っていた兵隊は顔色も良く



これは映画だからですよ。
硫黄島の戦いの経験者の手記によると
実際は硫黄島で生活するだけでも非常に苦労する環境だったようです。
穴を掘ると直ぐに熱気が充満したそうです。日本軍はそんな灼熱の穴の中に身を隠して戦うしかなく、食料も少なく、アメリカ軍と戦う以前に、硫黄島の穴の中で生きる事が辛かったそうです。
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この回答へのお礼

地下壕を作っている時も、硫黄のガスの噴出、南国の灼熱、水や食糧不足、アメリカ軍による空爆、その修復と日々の訓練。
今考えると、よくあの島で戦えたなと思います。

お礼日時:2007/02/02 16:25

「映画」は「映画」というのが答えでしょう。



市販されている「写真集・硫黄島」(グロい写真もありますが、実際の戦場写真集です。アメリカ軍撮影)を見る限り血色が良いときに自決しているわけでは無いようですし、相当の激戦であったことは間違いないですね。

現実はNo4の方が書いている事の様です。
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この回答へのお礼

現実と映画の違いを知りました。
私個人の意見では、西中佐は自決して欲しくなかったです。
しかし私もあの状況になったら自決するかもしれないとも感じています。

お礼日時:2007/02/02 16:21

米軍の包囲下で孤立し、壊滅に近い損害を受けた擂鉢山地区隊は、負傷者と弾薬処理要員を残し、深夜に脱出を試みましたが、夜襲に備えていた米軍に発見され、主陣地にたどりついたのは、300名中25名。


死ぬなら十人倒してから、との戦闘心得は健在だったのでしょう。ま、映画は映画です。
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この回答へのお礼

深夜の脱出、しかし生き残ったのは300名中25名。
映画やドラマのヒーローが活躍するシーンのようには現実はいかないのですね。

お礼日時:2007/02/02 16:18

武士道精神に基づいた教育で「敵の捕虜になるのは恥。

捕虜になるくらいなら自決せよ」と教え込まれていたから。

なので上官が「こりゃ勝てんな」と判断した段階で、残った兵隊に残された道は「弾薬尽きるまで戦って苦しんで死ぬ」と「弾薬あるうちに残った弾薬で自決して苦しまずに死ぬ」の2つしかありません。

誰でも「どっちか選べ」と言われたら、間違い無く「苦しまずに死ねる方」を選びますよね。
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この回答へのお礼

捕虜になるくらいなら自決せよ。とはいつぐらいから会ったのでしょうか?
苦しまずに死ねるが手榴弾での自決でしたのですね。残念、もったいないと映画を観てで思いました。

お礼日時:2007/02/02 16:15

私はまだ映画を見ないで答える質問ではないかと思いましたが、日本兵のとっての硫黄島の実情と言うのは、敵との戦いよりも飢餓との戦いであったと言うほうが大きいかと思います。

よって顔色がいいとかそういう描写は明らかに「映画的」なものなんではないでしょうか。
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この回答へのお礼

水は1日水筒一つ、食料も少ない。ましてや武器弾薬もとなれば辛かったと考えます。
アメリカ軍以外にも戦わなければいけない相手がいたんですね。

お礼日時:2007/02/02 16:12

普通自殺は絶望してするものですが、戦時中は天皇陛下やお国のための潔い死が良いとされていたので、別に絶望していなくても自決したんじゃないでしょうか。

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この回答へのお礼

潔い死に方=美と捉えていたのですね。
納得しました。

お礼日時:2007/02/02 16:09

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