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「椿事」と「珍事」の違いは?

A 回答 (2件)

参考:広辞苑、岩波国語辞典、大辞泉


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%A …
ちなみに、大辞林、新明解国語辞典(第五版)ではこのような区別はされていません。


上記参考辞書の説明をまとるとだいたい以下のようになります。

珍事
 (1) めずらしいこと(ことの重要さ・大変さ加減はどうでもよい)
 (2) 思いがけない重要な・大変なこと(椿事とも書く)
椿事
 (1) 思いがけない重要な・大変なこと

このことから、次の例文を考えて見ます。
 -- 折からの強風に彼女のスカートは大きく捲り上げられた。春の大○○だ。
 
これを「珍事」とすると、ただ珍しいってことだけになるじゃありませんか(または、「珍」の字にひきづられて、そういう語感だけになってしまう)。「珍」では驚きも喜びも感じられません。ここは「椿事」であるほうが情緒があるってもんではないでしょうか。
逆に、「犬が人に噛み付いた」ではなく「人が犬に噛み付いた」という程度の出来事であれば「珍事」がふさわしいかもしれません。

江戸時代の大ベストセラー「椿説弓張月」も、伊豆に流された源為朝が実は抜け出して琉球王国をつくっていた、という話なのですから「珍説」ではまったく花がありません。

--以下、単なる推測--
また、「椿説弓張月」の例からいって、「椿」と書くのは誤用ではなく、洒落をふくめ、意図的に使われ始めたものと、私は推測します。逆はあっても、ワープロのない時代に、馬琴が「珍」を「椿」と間違えるとはちょっと考えられません。

椿というのは、突然、花をポトンと落とします。
静かな部屋で、活けの椿が畳に落ちて、その音に驚かされた。そんなイメージもあったのではないでしょうか。
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http://www.tamagoya.ne.jp/potechi/2000/20000428a …
ここに載ってました。なるほどと私も勉強させてもらいました。
「珍事」
その名の通り、珍しい出来事。
「椿事」
これは、誤用。正しくは「闖事」らしい。
珍しい出来事だが、こちらはめでたい出来事に使う。
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